あっという間に春も本番。この季節に合う、新しい服や小物がほしくなってきますよね。ただ、実際にお店に行くと流行アイテムが多すぎて、どれがいいのか選びにくいもの。それで「今シーズンは一体、何を買ったらいいの?」と迷っていませんか?

今回、ファッションジャーナリストの第一人者・藤岡篤子さんと、スタイリスト・望月律子さんがそんな疑問に答えてくれました。大人の女性が抑えるべきトレンドを9つ、2人の解説と一緒に見ていきましょう!

■トレンド1:大人のクールパステル

まず、流行のひとつは大人のクールパステルとのこと。一瞬「甘すぎない?」「若づくりに見えない?」と思ってしまいますが、寒色系なら大丈夫。藤岡さんは、「輝きを与えるだけで、パステルが大人顔にアップグレード」と言います。望月さんも、「クール系パステルなら辛口好きな大人も気恥ずかしくない」と同調。実際、プラダやシャネルからもクールパステルの新作が出ています。

[プラダ]アイコニックな名品においしそうなシャーベット色が仲間入り

バッグ『プラダ カイエバッグ』[縦11.5×横18×マチ4cm]¥234,000/予定価格(プラダ クライアントサービス)

艶やかなスムースカーフにシルバーの金具が涼しげ。チェーンストラップも付いているので、クラッチ、ショルダーとふたつの顔が楽しめます。

[シャネル]色も、たたずまいもとびきりキュート!大人を夢中にさせる名品

バッグ[縦12.5×横22.5×マチ5.5cm]¥327,000/予定価格(シャネル)

雫のように煌きらめく玉虫色のスパンコールが、まるでジュエリーのような華やかさ。絶妙な3カラーの配色に、だれもが虜になってしまいそう。カジュアルからパーティまで万能に活躍します。

[エミリオ・プッチ]久々にプッチらしい王道パステルの登場でファン心を鷲づかみ!

スカート¥164,000(エミリオ・プッチ ジャパン)

ストライプに配したパステルカラー×パール調のシルクプリントが目を引く新柄の「AMA」。歩くたびに素足が見え隠れする、深めのパネルスリットが健康的なセクシーさを演出。リゾートにもぴったりな一枚です。

[マックスマーラ]パンツにも、スカートにも…。着るだけで様になるクールな美人シャツ

シャツ¥60,000(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)

艶やかな光沢感が目を引く上質なコットンシャツ。きりっとした辛口デザインに、ミントグリーンの爽やかな甘さが絶妙。首元とそで口にあしらったスワロフスキーのボタンでおしゃれ度アップも。

[マノロ ブラニク]ローヒールだって女度は100%期待は裏切りません!

靴『CHAFLA 』[ヒール1cm]¥98,000(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)

ピンヒールじゃなくても、こんなにもセンシュアル! 華奢なベルトに明るいベビーブルーが女心に響く一足。鏡に映る足元を見るたびに気分が上がりそう。カーフ素材でできています。

藤岡さんと望月さんは以下のように語ります。

藤岡さん「今季はリアルクローズが多かっただけに色でいつもと変化をつけたいところ。そこで注目すべきはクールパステル」

望月さん「春夏のパステルは甘くフェミニンなイメージが強いけれど、今回多く登場したブルーやグリーンなどのアイシー系なら大人も挑戦しやすいし、くすみ肌もパッと明るく見せてくれそうですね」

藤岡さん「しかもべたっと平坦な色調ではなく艶感を加えたリッチなパステルが今シーズンの特徴。パーリィな輝きも上品で大人好みなのよ」

望月さん「ベーシックなアイテムを選んでも特別感が漂うし、淡いグレーやベージュとも相性がいいので、ワードローブにも取り入れやすく初心者にもオススメです」

今春はぜひ、大人のクールパステルを意識してみましょう。


■トレンド2:ヌーディベージュ

続いては、ヌーディベージュ。異素材を重ねることでリッチに、そして華やかになる色です。さらに立体感を意識すると、うまくいきます。藤岡さんによると、「シックな色だから素材の表情が際立ちます」とのこと。望月さんも、「ほかの色はプラスせず、ベージュ同士を重ねて奥行きを演出したい」とアドバイスしています。

[ヴァレンティノ]この薄さ、なめらかさ! 上質なナッパレザーとまろやか色にひと目惚れ

ブルゾン¥550,000(ヴァレンティノ ジャパン〈ヴァレンティノ〉)

スポーティなブルゾンもヴァレンティノの手にかかるとこんなにもラグジュアリー。そでに沿ってあしらわれたボタンやハンサムなカフスなど、モードなディテールが満載の一着です。

[JIMMY CHOO]エッジィなデザインもまろやかなベージュで優しげな印象

靴『ヴィト』[ヒール6.5cm]¥134,000(JIMMY CHOO)

マットなゴートスエードに、天然鉱石を思わせるストーンエフェクトのスタッズがアクセント。ミラノマダムのように、日に焼けた美しい素足によく似合う、ヌーディ ベージュが最高にラグジュアリーです。

[ラルフ ローレン コレクション]リラックスムードで着こなすのが正しい取り入れ方

セーター¥103,000(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉)

ベーシックでいて平凡に終わらない理由は、ざっくり編んだ風合いとリネンの艶やかさにあり。程よく開いたネックライン、肩を落として着こなす旬のディテールが大人の余裕を醸し出します。

[マックスマーラ]いい女の余韻を残すドラマティックなプリーツパンツ

パンツ¥140,000(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)

足さばきも自然と優雅になりそうな、プリーツたっぷりのフレアパンツ。スキンベージュだからより上品で軽やかな印象に。ざっくりとしたニットを合わせ、休日ムードで着こなすのが今の気分です。

[ペラン]レディなフォルムにナチュラル素材の粋なコンビネーション

バッグ[縦27×横22×マチ8cm]¥193,000(ブルーベル・ジャパン〈ペラン〉)

優雅な夏の日を思わせる、とびきりエレガントなハンドバッグ。オーガニックラフィアに、カーフスキンのハンドルとウッドフレームのアクセントが、こなれ感を演出します。

藤岡さんと望月さんは以下のように語ります。

藤岡さん「お次は大人の女性が大好きなヌーディ ベージュ。定番色だからこそ、どう旬にアレンジするかが腕の見せどころじゃない?」

望月さん「私は、ワントーンできれいめに着てみたい! ただ、老けた印象にもなりがちなので、素材選びにはこだわりたい」

藤岡さん「そうね、ここでも艶や光沢は重要な要素。素材のテクスチャーで変化をつければ肌着っぽくもならないし(笑)。ベージュもいろいろな色調があるから、自分の肌に合うトーンを見つけることが先決ね」

望月さん「個人的にはサンドベージュ、トープ、ピンク系が気になります。なじませながら、異素材レイヤーやディテールで立体感を出すのが理想ですね」

今春はぜひ、ヌーディベージュも意識してみましょう。


■トレンド3:スポーティフェミニン

次の流行アイテムは、スポーティフェミニン。ラインを効かせたアイテムで女らしく装うのが大人の流儀なのだとか。藤岡さんは、「コーディネートいらずで完成する主役感が今季の特徴」とコメント。望月さんは、「今シーズンこそ大人が挑戦する絶好の機会」と主張しています。

[Nº 21]着やせ効果もお墨付き!? 大人にうれしいライン入りスカート

スカート¥69,000(IZA〈ヌメロ ヴェントゥーノ〉)

大人の女性がはき慣れたタイトスカートも、サイドにラインをあしらうだけで旬の顔に変身! カーキ色にターコイズブルー&ホワイトの爽やかなラインが着こなしを刷新してくれそう。コットン素材でてきています。

[フェンディ]ライン、透け感、ブランドロゴ……とときめき要素満載!

靴『コリブリ』[ヒール10.5cm]¥113,000(フェンディ ジャパン)

女らしいポインテッドトウのサンダルに、スポーツテイストを詰め込んだ旬の新作。フェンディのFF 柄を配したメッシュのトウに個性的なフォルムのヒールは見た目以上に歩きやすいです。

[ヴァレンティノ]これぞ大人の贅沢!スポーティラグジュアリーの決定版

プルオーバー¥193,000(ヴァレンティノ ジャパン〈ヴァレンティノ〉)

3本のステッチを配したゴールドのラインは、艶やかなベルベット。ラメ糸を織り込んだ素材が品のよい光沢感を放ち、スポーティなのにエレガントに映えます。これぞ大人が求める究極の形です。

[トム ブラウン]旬の透け感を搭載し、モードなアイテムへ

カーディガン¥144,000(トム ブラウン 青山)

アップデートブランドのアイコンである4本のストライプがアクセント。トラッドなカーディガンも、シアーなシルク素材にすることで旬の表情に。そで口には、トリコロールカラーのグログランテープを配した遊び心も魅力です。

藤岡さんと望月さんは以下のように語ります。

藤岡さん「先シーズンまでは、カジュアルなブルゾンにワンピースを合わせたミスマッチな着こなしが主流でしたが、今季はスポーティなアクセントを取り入れたきれいめなアイテムが目立ちます」

望月さん「そうですね。総レースなのにブルゾンとか、ラインをアクセントにしたワンピースとか。スポーティ×フェミニンが1アイテムに集約されていて、かえって着やすくなりました」

藤岡さん「そう、ラインもゴールドなどさりげなくゴージャスで、大人でもおしゃれに楽しめるわね」

望月さん「シンプルなトップスやタイトスカートといったなじみのアイテムも、今どきに見違えますね」

今春はぜひ、スポーティフェミニンも意識してみましょう。


■トレンド4:モードな透け感

また、モードな透け感も外せません。洋服はオーガンジー、小物はクリアが大人の鉄則です。藤岡さんは、「曇りガラスを通して見るようなニュアンスのある透け感が新鮮!」と言います。望月さんも、「肌を透けさせるよりも布を重ねて透ける視覚効果を楽しむのが今年流」とアドバイス。プラダやアルマーニから、透け感の新作も出ています。

[プラダ]意外な透け感に思わずドキッ! 凛々しくも女らしい一枚

シャツ¥105,000/予定価格(プラダ クライアントサービス)

マニッシュなシャツとフェミニンな透けそでを合体させたユニークなデザイン。繊細な手仕事を施したカフス、ふんわりとしたそでのフォルムなど、意外性のある組み合わせが見どころたっぷり。

[ジョルジオ アルマーニ]小物だからこそ、トレンドど真ん中のPVC素材に挑戦!

靴[ヒール15cm]¥105,000(ジョルジオ アルマーニジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)

モノトーンのレースアップにインパクトのあるゴールドのハイヒール。細部にまで美しさにこだわった、ハンサムなデザイン。クリア素材からのぞく素足がセクシーです。

[シャネル]こぼれ落ちる雫のように艶やかな大ぶりのイヤリング

イヤリング¥114,000(シャネル)

PVC素材のアイテムが数多く登場していたシャネルでチャーミングなイヤリングを発見! 透明のレジン素材を使ったイヤリングは、見た目よりも軽量でつけ心地も抜群。耳元に揺れ動く様は、涼しげでとびきりキュートです。

[ディオール]優美に透ける繊細なドット柄チュールはため息が出るほど美しい

スカート¥590,000/予定価格(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)

小さなドットをちりばめたチュールを二重にし、プリーツを施したクチュール仕立てのスカート。さりげなく配したウエストのリボンが愛らしく、女心がときめくデザインです。

藤岡さんと望月さんは以下のように語ります。

藤岡さん「ランウェイでは、プラスチックやPVCといった素材が目立っていたけれど、実際に着るならエレガントなオーガンジーやシフォンかしら」

望月さん「そうですね。ビニールのようなクリアな透け感はモード色が強いので、靴やバッグのほうが大人世代にも抵抗なく、おしゃれに取り入れられそう」

藤岡さん「肌が透けて見えるというより、透ける素材を重ねて魅せるニュアンスのあるデザインに新しさを感じたわ」

望月さん「ボーダーや花柄をINにして、それを透かしてみたり……、スタイリングもおもしろそうだし、実は着回し力も高そう」

藤岡さん「重ね方しだいで、表情が変わるから、ワードローブも充実しそうね」

今春はぜひ、モードな透け感も意識してみましょう。


■トレンド5:軽やかフリンジ

今春は軽やかフリンジも外せません。ただし、服ではなく、小物で取り入れるのが正解部分使いで効かせるのが正解です。望月さんによると、「今季のフリンジはフォークロアでなく都会的に軽妙に使うのが気分」とのこと。

[ニナ リッチ]くるりと巻くだけで旬の香りが漂う簡単ベルト

ベルト¥111,000(コロネット〈ニナ リッチ〉)

長めのフリンジをあしらった牛革のベルト。シンプルなワンピースやロングニットの上から、さりげなくウエストマークするのもおしゃれ。シックなライトグレーは、コーディネートしやすい万能カラーです。

[サンローラン]マラケシュを彷彿とさせるカラフルなフリンジがアクセント

バッグ『モノグラム・サンローラン ケイト』[縦12.5×横20×マチ5cm]¥275,000(イヴ・サンローラン〈サンローランバイ アンソニー・ヴァカレロ〉)

ベジタブルタンニンを施した、最高級のカーフレザー。使い込むほどに艷と風合いが増すのが魅力です。

[トッズ]ヨークシャーテリアに発想を得た優雅なロングフリンジ

靴『ヨーキーゴンミーニ』[ヒールなし]¥76,000(トッズ・ジャパン)

歩くたびに飛び上がるロングフリンジが、軽快な躍動感を演出。今シーズンは、あえてワンピースなどのフェミニンなスタイルに合わせ、新たな魅力を発見してみては? スエード素材でできています。

藤岡さんと望月さんは以下のように語ります。

望月さん「洋服にも小物にも多数登場していたフリンジですが、大人的にはやはり小物で取り入れるのが正しいあり方かと」

藤岡さん「洋服で取り入れてしまうと大人にはやや過激ですからね」

望月さん「着こなしに変化が欲しいとき、一点だけ投入し、フリンジの動きで華やかにアレンジするのがよさそう」

藤岡さん「インパクトがあるから、一点でも十分。今シーズンは、ウエスタンやフォークロアではない、都会になじむフリンジが新鮮ですね!」

今春はぜひ、軽やかフリンジも意識してみましょう。


■トレンド6:マルチカラーストライプ・ボーダー

なんと、6つめはマルチカラーのストライプ・ボーダーが。爽やかだけが魅力ではありません。定番柄がモードに大変身します。藤岡さんによると、「爽やかなだけではなく、こっくり濃厚に。より大人好みになりました」とのこと。

[スポーツマックス]ネイビーを基調にピンク系でまとめた濃厚ミックス

ワンピース¥148,000(マックスマーラ ジャパン〈スポーツマックス〉)

ボディラインをほっそり美しく際立たせるリブ編みニットのロングワンピース。適度な肌見せが程よい色香を漂わせてみてください。スニーカーやローヒールサンダルで軽快に着こなすのが気分です。

[ロエベ]コーディネートのポイントに投入したい魅惑のカラーミックス

バッグ『ハンモック』[縦26×横29×マチ27cm]¥227,000(ロエベ ジャパン)

アイコニックなバッグに、フレッシュなマルチカラーボーダーが登場! ナチュラルなコットンキャンバス×白ステッチを施したカーフレザーがリッチ感を漂わせてみてください。

藤岡さんと望月さんは以下のように語ります。

望月さん「もともと大好きなストライプ・ボーダーが、マルチカラーになることでぐっとモードに近づきましたね」

藤岡さん「マリンやトラッドではない、というのが今までとの最大の違いよね」

望月さん「健康的なイメージになりがちですが、エキゾチックな雰囲気で着るところが新鮮。リゾートでもいいですが、私はあえてデイリーウエアとして取り入れたいですね」

藤岡さん「なじみやすい柄なので、服にも小物にも取り入れやすく今季は絶対オススメ」

今春はぜひ、マルチカラーストライプ・ボーダーも意識してみましょう。


■トレンド7:図鑑風フラワー

続いては、図鑑風フラワー。ヴィンテージ風の懐かしさが漂うシックなトーンが決め手です。藤岡さんは、「どこか懐かしさが香るフラワーモチーフが今年の特徴」と言います。望月さんも、「甘めな柄だからこそあえて辛口に着こなすのがかっこいい」と同調。マックスマーラやフェラガモから図鑑風フラワーの新作が出ています。

[マックスマーラ]優雅に揺れ動くリボンプリーツが美しい人を印象づける

ブラウス¥80,000(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)

印象派の絵画を思わせる、優しげなシルクプリントに、思わずうっとりしてしまいそう。そのまま着るのはもちろん、フロント部分にアクセントがあるので、ジャケットのインナーにもオススメです。

[サルヴァトーレ フェラガモ]甘さたっぷりのリボンやフラワーも辛口フォルムで大人顔

バッグ[縦15×横20×マチ10cm]¥230,000(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉)

スネークレザーにインクジェットでフラワープリントを施したユニークな逸品。バッグを開くと蛇腹状のコンパートメントが広がり機能性も高いです。

[グッチ]どこか郷愁を誘うロマンティックなローズプリント

スカート¥195,000(グッチ ジャパン)

毎シーズン登場する、ミドルレングスのプリーツスカート。今シーズンは、アイボリーをベースに、バラの花とつぼみを配したレトロタッチが特徴。ベーシックなトップスを合わせて、デイリーに楽しみたいスカートです。

[Nº 21]甘めなブラウスも黒ベースだから断然シック

ブラウス¥75,000(IZA〈ヌメロ ヴェントゥーノ〉)

胸元にあしらったボウがレディライクな一枚。繊細な草花柄のモチーフは、黒い背景に描かれているため、甘くなりすぎず大人の雰囲気が実現。しなやかで、優しい落ち感が美しいシルク素材でできています。

藤岡さんと望月さんは以下のように語ります。

藤岡さん「パステルカラー全盛の今シーズンですが、フラワーに関してだけはわりと落ち着いた色味が多いんですよ」

望月さん「しかもクラシックですよね」

藤岡さん「リバティプリントも復活したし、アールデコ調とか、70年代調とか…、ちょっぴりレトロ。でもその落ち着き感がかえって大人にはありがたかったりして」

望月さん「そうですね。花柄ってそもそも甘いから、デザインで遊んでも嫌味にならなさそう。今シーズンだったらアシメトリーなものを選んでもいいですよね」

藤岡さん「そうね。ちょっとモードなデザインも、花柄ならちょうどよい塩梅に見せてくれそう。レディライクではなく、かっこよく着るのが旬の花柄の鉄則ね」

今春はぜひ、図鑑風フラワーも意識してみましょう。


■トレンド8:ボリュームサンダル

ボリュームサンダルは、あえてフェミニンスタイルに合わせるそのギャップ感が新鮮! 藤岡さんは、「ベーシックカラー、リッチ素材が大人のセレクト基準」と語ります。また望月さんは、「ボリュームサンダルのなかでもトングタイプが気になります」とコメント。

[ステラ マッカートニー]こなれ感を演出する旬のバランス感

靴[ヒール2cm]¥116,000(ステラ マッカートニー ジャパン〈ステラマッカートニー〉)

クロコやリザードといったエキゾチックスキン風の素材に、ゴールドのアクセントがインパクト絶大。スクエアトウと、シックな色合わせも新鮮です。

[エルメス]リゾートだけでなく、タウン仕様にも最適な洗練された顔立ち

靴『リーヴ』[ヒールなし]¥127,000(エルメスジャポン)

カーフを使ったボーイッシュなトングサンダル。クリエイティブ・ディレクターのピエール・アルディ氏が自らデザインしたグラフィカルな「H」のバックルがポイント。最愛のブラウンが大人好みの一足です。

[サルヴァトーレ フェラガモ]カジュアルにもドレスアップにもオールマイティに活躍

靴[ヒール1cm]¥138,000(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉)

チューブ状にしたスエードを、ゴールド金具で留めた、洗練のグラディエータースタイル。アーカイブモチーフの花形のヒールを取り入れ、シックなヌーディスタイルが完成します。

[ジル・サンダー]ベーシックな装いに存在感を発揮するインパクトのある一足

靴[ヒールなし]¥93,000(オンワードグローバルファッション〈ジル・サンダー〉)

やや太めのカーフレザーベルトがワイルドなムードを漂わせるデザイン。そこにグログランのリボンを通して、レースアップをする……、そんな絶妙な甘辛バランスが魅力的です。

藤岡さんと望月さんは以下のように語ります。

藤岡さん「先シーズンに引き続き、ローヒールはマスト。スニーカー人気も一段落して、次なるアイテムはサンダルかしら?」

望月さん「グラディエーター系もまた復活してきましたが、ハイヒールよりもローヒールのほうが気分。ちょっとゴツめでボリューム感のあるデザインを、ワンピースやロングスカートに合わせるコーディネートが気になりますね」

藤岡さん「今シーズンは服自体がベーシックなので、何か足元にポイントが欲しくなるのよね」

望月さん「でもそこにハイヒールや華奢なサンダルを合わせるとやや老けがち。そういう意味でも、フラットのボリュームサンダルに軍配が上がりますね!」

今春はぜひ、ボリュームサンダルも意識してみましょう。


■トレンド9:ビッグトートバッグ

最後は、ビッグトートバッグ。小脇に抱えるようにざくっと持つのがかっこいいアイテム。藤岡さんは、「ブランドロゴやブランドネームをデザインにしたバッグが復活ですね」と言います。望月さんも、「トートバッグを折りたたんで、小脇に抱えざっくり持つのが旬」とアドバイス。ディオールやセリーヌからビッグトートバッグの新作が出ています。

[ディオール]ブランドロゴをデザインに取り入れた最旬のスタイル

バッグ『ブック トート』[縦35×横42.5×マチ19cm]¥205,000/予定価格(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)

「ディオール オブリーク」の柄にブランドロゴの刺しゅうがアクセント。ネーミングのとおり、本を入れるためのバッグゆえ収納力は抜群です。

[セリーヌ]ビッグサイズの流行を牽引してきたアイコニックな存在

バッグ『ビッグバッグ』[縦32×横32×マチ29cm]¥480,000(セリーヌ ジャパン)

2017年の秋冬コレクションで誕生して以来、不動の人気を誇る名品バッグ。控えめな艷感が上品なスムースカーフスキン素材に、新色のオリーブグリーンがひときわ美しいです。

[ヴァレンティノ ガラヴァーニ]メンズアイテムに大人好みの洗練バッグを発見!

バッグ(ポーチ付き)[ 縦52×横37×マチ20cm]¥187,000(ヴァレンティノ ジャパン〈ヴァレンティノ ガラヴァーニ〉)

白いフレームが端正なモノトーントートは実はメンズアイテム。折りたたみが可能で、クラッチのように持つことができる秀逸デザインです。

[ボッテガ・ヴェネタ]くたっとした愛らしいフォルムがこなれ感を演出

バッグ[縦46.5×横37×マチ17cm]¥600,000(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)

手触りのよいナッパレザーならではの、ふんわりとした優しいフォルム。サイドに配したイントレチャートと、ニュアンスカラーのコンビネーションが麗しい逸品です。

藤岡さんと望月さんは以下のように語ります。

藤岡さん「ベーシックな洋服が多かったこともあり、バッグは思いきり楽しみたいわ。カラフルで大胆なデザインが増加しているけれど、こだわりたいのは持ったときのバランスの新しさよね」

望月さん「私もです。カジュアルなトートバッグが先シーズン流行っていたけれど、さらにアップデートされた超ビッグサイズがすごく気になります!」

藤岡さん「ハイブランドからも軒並み登場していますね。私たちみたいに荷物が多い人にとって、この流行はうれしいわ」

望月さん「私はシンプルなロングのジャージーワンピースに無造作に合わせてみたい。女らしい服に大きなバッグ、その意外性のあるバランス感に惹かれます」

今春はぜひ、ビッグトートバッグも意識してみましょう。

大人の女性向け流行アイテムがわかれば、今春用の買い物も失敗しらず。ぜひ迷ったら、上記の9つのトレンドのなかから、選んでみてくださいね!

PHOTO :
宗髙聡子(パイルドライバー)
STYLIST :
望月律子(kind)
EDIT :
土橋育子、小林桐子(Precious本誌)