「左右(○○く)」…なんと読む?「さまざまな事柄」という意味です!
明日・8月13日は『国際左利きの日』。左利きの人々の生活向上のため、英国の『Left-Handers Club』という団体が制定した記念日です。ということで本日は「左」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「左様」ってなんと読む?
「左様」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「そのよう。その通り」「肯定するときに発する語」などの意味がございます。
<使用例>
「はい、左様でございます」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 左様(さよう) です。
相手にうなづくときの言葉としても、古めかしいイメージですが「左様(さよう)」と言いますね。ちなみに、別れるときの挨拶「さようなら」の漢字表記も「左様なら」です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「左右(○○く)」ってなんと読む?
「左右」の読み方として正しくなるよう、「○○く」の○に、それぞれかな1文字ずつ入れて完成させてください。
ヒント:「種々さまざまな事柄」「ある傾向が強いさま」「何はさておき」などの意味で使われる言葉で、別表記に「兎角」があります。
<使用例>
「世の中のものは、左右(○○く)、右利きで使うことを前提につくられているのよね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 左右(とかく) です。
日本語には、比喩表現や、比喩による当て字で読む熟語も多くあります。「左右」は、「左右にあるもの」「並ぶもの」などなど、さまざまなイメージと結びつくようで、古来の当て字による読み方がいくつかございます。「左右(とかく)」はそのひとつです。「左にも右にもある=よくある例」というイメージなのでしょうね。
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本日は、明日8月13日『国際左利きの日』にちなんで、「左」という字の入った日本語から、
・左様(さよう)
・左右(とかく)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/東京新聞ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱