コロナ禍以降、増加傾向にある“ひとり旅”。特に、行き先が温泉地の場合、誰にも遠慮することなく名湯に浸かり、自由気ままな旅時間に癒されたい…と願う人も少なくないのではないでしょうか。これまで温泉宿ではひとり客は敬遠されることもありましたが、ウエルカムの宿があるのならぜひ知りたいところ！

そこで、温泉ジャーナリストの植竹深雪さんに“ひとり温泉旅が叶う上質宿”をピックアップしてもらいました。今回ご紹介するのは、伊豆・片瀬温泉にある「お宿しらなみ」です。

植竹深雪さん
温泉ジャーナリスト
（うえたけ みゆき）全国各地の3000スポット以上を巡っている温泉愛好家。フリーアナウンサー、温泉ジャーナリストとして、テレビ番組をはじめ、さまざまなメディアで活躍中。著書に『からだがよろこぶ! ぬる湯温泉ナビ』（辰巳出版）がある。
公式サイト

「一人旅プラン」が充実！伊豆の隠れ宿で自家源泉をひとり占めする

伊豆半島の東側に位置する片瀬海岸。その目の前に佇み、海風を感じながら新鮮な磯料理と自家源泉の名湯を堪能できるのが、今回ご紹介する「お宿しらなみ」です。

片瀬海岸
宿の目の前に片瀬海岸が広がる。
「お宿しらなみ」の外観
「お宿しらなみ」の外観。

「首都圏からアクセスしやすい人気温泉地の伊豆。そのなかでも安定した口コミ評価の高さを誇り、ひとり客でも安心して滞在できる宿としておすすめしたいのが『お宿しらなみ』です。

1日9組限定のこぢんまりとした旅館で、チェックインからチェックアウトまで全て客室で手続き可能。しかも、コロナ禍以前より『気ままに一人旅プラン』を提供していて、ひとりで訪れても送迎サービスがあるなど、手厚いおもてなしでとことんプライベートな旅を満喫できる環境です」（植竹さん）

「お宿しらなみ」のロビーソファ。
ロビーソファから庭園を眺める。

「まず、チェックインすると、ウェルカムスイーツは女将さんの手作りでほっこり。そして、チェックインから夕食までの時間帯は、男女別の大浴場、貸切風呂の3つのうち1つを、お客様1組ごとに貸切利用できるのが何とも贅沢です」（植竹さん）

「お宿しらなみ」大浴場の内湯
大浴場の内湯。
「お宿しらなみ」の大浴場露天風呂
大浴場の露天風呂。

「温泉をひとり占めできるだけでもラグジュアリーな体験ですが、ただ雰囲気を味わえるだけでなく、こちらの宿は自家源泉なので湯の質も抜群！ 泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉で、心にも体にもお肌にもうるおいをチャージできます」（植竹さん）

「お宿しらなみ」の客室の露天風呂
オーシャンビューの客室露天風呂。

「また、こちらの宿は外から一見すると民家のようでもあるのですが、中に入ると小規模ながら手入れの行き届いたお庭があったり、海側の部屋ではオーシャンビューだったりと、居心地のよい空間で優雅に寛げるのも魅力的。露天風呂付きの客室や離れの間もあるので、心静かにおこもり旅を満喫したい人にぴったりです」（植竹さん）

「お宿しらなみ」の離れの客室
離れの客室からの眺め。離れは「気ままに一人旅プラン」でも利用可能。

舟盛りや鯛の姿煮が迫力満点！伊豆ならではの海鮮グルメを堪能する

「伊豆といえば海の幸もお楽しみ。しかも、こちらの宿では部屋食で、ゆっくり自分のペースで海鮮グルメをいたけます。まず、旬の舟盛りはボリュームがあり、厚めに切られたアジなどが絶品。食べ応えがあるだけでなく、どのネタも鮮度抜群で期待を裏切りません」（植竹さん）

「お宿しらなみ」の夕食の一例
海の幸が目白押しの夕食。

「名物は、金目鯛の姿煮。『気ままに一人旅プラン』では半身での提供がデフォルトですが、オプションで一匹まるごと迫力ある姿煮を目と舌でとことん味わい尽くすことも可能です。お食事の面でも、ゲスト一人ひとりの要望に真摯に応えようとしてくれるお宿のホスピタリティが心に染みます」（植竹さん）

金目鯛の姿煮
金目鯛の姿煮を一匹まるごと豪快に！

以上、「お宿しらなみ」をご紹介しました。1日9組限定の人気宿でプライベートな湯浴みを楽しんだり、伊豆ならではの海鮮グルメに舌鼓を打ったりしたい人は、次の旅先候補のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。

問い合わせ先

  • お宿しらなみ
  • 住所／静岡県賀茂郡東伊豆町片瀬575-7
    客室数／全9室
    料金／朝夕2食付き1名 ￥25,300（税込）～
  • TEL：0557-23-0886

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WRITING ：
中田綾美
EDIT ：
谷 花生（Precious.jp）
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