寛容さが溢れ出るような笑顔で好感度抜群なオランダ「マキシマ王妃」。皇后雅子さまとも深い親交がある元銀行員の王妃は、そのスタイリッシュなセンスでも高く支持されています。ロイヤルファッションらしいノーブルさと、今っぽいエッジーな要素のさじ加減が絶妙な着こなし。ここぞ、というとき真似したくなる、53歳のエレガントなワントーンスタイルを紐解いていきましょう。
■1:ハットでドレスアップ!頭からつま先までアイスグレーで揃えた格調高いクイーンルック
2024年10月2日、オランダ・ユトレヒトの中央博物館で開幕した展覧会「MODA - モロッコのファッションステートメント」にて。モロッコ出身のデザイナーとオランダに亡命したモロッコ人たちの多才さを紹介する内容を見学するにあたり王妃が選んだのは「ベンチェラル」のアイスグレーのコートドレス。同ブランドのデザイナー、モハメド・ベンチェラルはモロッコ系オランダ人のデザイナーです。ストールを交差させたような立体的なドレープが優雅な上半身。それと対照的に、ウエストから裾はIラインのシルエットでミニマルに仕上げられたクチュールコートです。アイシーなグレーが清々しさとマチュアなムードを演出。仕上げに同色のハットをあしらい、ルックをさらにフォーマルなムードへ導いています。
■2:ヘッドピースで個性的に!ベイクドオレンジの洗練秋コーデ
2024年9月10日、オランダのデルフトにあるライナー・デ・グラーフ病院の新しい子宮内膜症センターの開設式典に出席。フリルが華やかなトップスとワイドパンツのセットアップは、深みあるベイクドトーン。秋らしい色味がこのシーズンに寄り添います。耳元はブラウン系のフラワーモチーフで、装いに馴染みながらも華やかなアクセントをプラス。ヘアにはフェザーのヘッドピースをあしらい、プレイフルで個性的なスタイルを完成。
■3:アートなペンダントでオールホワイトをクラスアップ
2024年6月10日、ニューヨーク・アルバニーでレセプションに出席。とろみ素材のホワイトのセットアップはベルスリープのチュニックとセンタープリーツの入ったワイドパンツの組み合わせ。共布のベルトでウェストをマークしバランスよく着こなしています。オーストリッチのような素材にリッチ感光るクラッチバッグも白で統一し、ノーブルに。それだけでは間延びしてしまいそうなところ、ターコイズとゴールドのロングネックレスが重厚なアクセントをオン。アールヌーボー調のデザインが装いを優美にまとめています。
オランダ「マキシマ王妃」の唯一無二なセンス輝くワントーンの装いをご覧いただきました。ともすると、まとまり過ぎてしまい退屈なルックになってしまうこともあるワントーンコーデ。王妃のように大胆な小物使いでワンランク上の着こなしに、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子