雑誌『Precious』11月号では、【「気になる最旬ボトム」相談室】と題し、この秋冬に挑戦したい旬のボトム、7種類をピックアップ!
ワイドパンツの今年らしい選びや、ジョガーパンツに合わせる足元の正解、ミディアム丈の着こなし方など。つまずきがちなボトムのお悩みに、Q&A形式でお答えしています。
今回は、“最旬ボトムへのQ&A”をまとめてご紹介していきます。
「気になる最旬ボトム」相談室
Q1:ワイドパンツの太さや種類はどう見極めるべき?
A:低めのウエスト位置から複数タックが入ったスーパーワイドが狙い目!
ウエストバンドより数センチ下にタックが施されたデザインに注目。太ももあたりからシルエットが広がるため、気になる腰周りはすっきりと見せ、美脚を演出。
ボックスタックパンツの存在感をまろやかに中和する、グレーのニット。首元とウエスト、足元に効かせた小さな黒が、ニュアンスカラースタイルを優しく引き締める。
Q2:おしゃれに着こなしてみたいけど、ジムウエアや部屋着のように見えないかが心配です…
A:「上質な光沢感」と「落ち感のある素材」を意識して。
よくあるスエット地ではなく、サテンなど光沢のある素材を選ぶことが成功の秘訣。脚にまとわりつかないゆとりと落ち感のあるものなら、より洗練された仕上がりに。
左/ウエスト部分は内側にドローコードを備えたゴム仕様で、着脱もスムーズ。微光沢素材で、シワになりにくいのもうれしい。
右/繊細な艶が美しいサテン素材。ベルトループとセンターシームが施されたきちんと感のあるデザインは、オフィスでも活躍の予感。
Q3:カジュアル一辺倒になりがちなジョガーパンツ。足元は何を合わせるべき?
A:切れ味のいいヒールでエレガントさを加えましょう。
スタイルアップと女性らしさの両立が叶う、ヒールの靴を選ぶのが正解。足の甲がのぞくパンプスやミュールなら抜け感も得られるため、パンツのラフさと好相性。
ウエストマークでメリハリをつけて、足元だけでなくシルエットでも女らしさを意識。
Q4:鉄板ワードローブとして定着したグレーパンツは、どう着れば今年らしい?
A:立体感のあるレイヤードでさりげない個性を演出して。
黒パンツさながらの万能性に抜け感まで備わったグレーパンツで、旬のレイヤードに挑戦を。ビスチェなどを重ねてシルエットに個性を授ければ、こなれた印象に見違えます。
タートルニットとスラックスという定番の装いも、モダンなビスチェが加わることで一気にあか抜けた印象に。寒色系のトーンでまとめることで、ひとくせ効いたデザインにも挑戦しやすい。
光沢感のある素材だから、暗色レイヤードも軽やか。
Q5:グレーパンツそのものを気分新たに更新するには?
A:トップスがシンプルでも様になる、構築的なシルエットに注目を!
色自体に気品と端正さを備えたグレーは、フォルムで冒険しても上品なまま。存在感のあるバルーンパンツなど、構築的な形を採用して着こなしのアップデートを。
贅沢な生地使いによるドレープ感が目を引く、変形バルーンパンツ。トップスをインすることでパンツの個性が際立つうえ、抑揚のある着こなしに。両サイドのドレープをフロントで結び、アレンジすることも可能。
Q6:シルバーの華やぎスカートをうまく取り入れる秘訣は?
A:アイシートーンに落とし込んでモダンな着こなしに昇華を。
辛口派の華やぎアイテムとして注目されるシルバースカート。アイシーな配色に溶け込ませれば、メタリックの発色が浮いて見えず、都会的な佇まいが叶います。
無彩色だけでまとめずあえてブルーを用いることで、シルバーだけが悪目立ちしない絶妙なバランスに着地。パーティにも最適な華やぎに。
Q7:レザー素材が気になるけれど、おしゃれ上級者のアイテムという印象があり、ハードルが高いです…
A:素材のリッチ感も生きるトーンオントーンスタイルに挑戦してみて。
素材の個性が強いレザーは、同系色の洋服になじませることで独自の風合いや上質な光沢が引き立ち、表情豊かな装いに。異素材MIXの配色ハーモニーを楽しみましょう。
驚くほどになめらかで肌当たり柔らかな、シープレザーのミディスカート。色味も素材も異なるアイテムを重ねれば、ワントーンでも奥行きのある装いが完成。
Q8:再燃のミディアム丈ボトムを古くさく見えないように着こなすには?
A:肩の力が抜けるフラットシューズで抜け感を効かせて。
どこか懐かしい半端丈のボトムは、頑張ってる感が出ないぺたんこ靴を合わせるのが、新鮮に見せる鍵。ほっこり回避のポインテッドトウなら、脚長効果も期待できます。
ボックスプリーツのキュロットパンツは、オーバーサイズのジャケットで上半身にも抜け感をもたせると、好バランス。
Q9:ひねりを効かせたモードなデザインを着てみたい!どう選べば失敗しない?
A:エッジィな個性も受け止めてくれる万能な「黒」一択です!
おしゃれの好奇心を高めるひねりのあるデザインこそ、頼りになる黒が最適解。大胆なディテールも大人が着やすいバランスに着地し、合わせるトップスの幅も広がります。
1:ウエスト部分をあえてずらしたデザインが粋。ストレスフリーなワイドなシルエットで、後ろ姿はスカートにも見えるという凝った設計。
2:着るだけでムードが生まれる、奥行きのあるチュール使い。大人にちょうどいいフェミニンさが手に入る。
3:シルクサテンのウエストが印象的。ハイウエストとセンタープレス、微フレアな形が相まって圧倒的な美脚を演出。
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- PHOTO :
- 曽根将樹(PEACE MONKEY/人物)、坂根綾子(静物)
- STYLIST :
- 三好 彩
- HAIR MAKE :
- 川原文洋(UM)
- MODEL :
- Atsuko
- EDIT&WRITING :
- 奥山碧子(Precious)