「栗金団」ってなんと読む?「くりがねだん」ではありませんよ!
明日、11月26日は『いいチームの日』です。日付は11(いい)26(チーム)の語呂合わせで、組織の発展に欠かせないチームワークの認知度向上と促進を目的として制定された記念日です。チームを意味する日本語といえば、組や班、団でしょうか。本日は「班」「団」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「首班」ってどういう意味?
内閣総理大臣を選ぶことを「首班(しゅはん)指名」と言いますが、「首班」という日本語の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:組織の長
2:第一の席次
3:責任者
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 2:第一の席次 です。
「班」は「組。グループ」という意味で使うことの多いですが、「席次。地位」という意味もあります。その「席次」は「席の位置」のこと。日本古来「席の位置=地位が示される場所」ですので、「班」は「席次」「地位」の両方の意味を内包する字、ということになります。そして、今回のクイズとして出題した「首班」は、「第一の席次。最高の席次。首席」を意味し、転じて「内閣総理大臣」の代名詞的に使われるようになった、という歴史があります。
さて、2問目にまいります。
【問題2】「栗金団」ってなんと読む?
「栗金団」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:この時期にぜひいただきたいスイーツです。
<使用例>
「今年も、岐阜から栗金団を取り寄せたのよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 栗金団(くりきんとん) です。
「栗金団(くりきんとん)」は、秋から初冬、収穫された栗でつくられる茶巾蒸しの和菓子と、お正月料理に欠かせない「サツマイモのあんに甘く煮た栗を入れた料理」の両方に使われる名称です。和菓子の栗金団は、岐阜や長野のものが有名ですよ。
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本日は、11月26日『いいチームの日』にちなんで、「班」「団」という字の入った日本語から、
・首班(しゅはん)
の意味と、
・栗金団(くりきんとん)
の読み方などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/農林水産省ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱