肋骨を整えれば、ポッコリお腹を解消できて美姿勢に

スマホ使用時の姿勢の悪さ、長時間のデスクワークなどで、背中周りや脇腹の筋肉が緊張状態になると、肋骨がつぶされ、全体的に下がり横に広がってしまいます。すると、肋骨で支えられている内臓が下垂し、胃が膨らみやすくなり、いつまでも食べていられる、という食べ過ぎ状態に。これがポッコリにお腹になる原因です。

2人の女性 メソッドの指導をしている
 

さらに肋骨が開くことで、深い呼吸ができずに浅い呼吸になるため自律神経のバランスが乱れる、姿勢が悪くなることで疲れやすくなる、など体調不良につながることも。

エイジングデザイナーの村木宏衣さんがサロンで行う施術も「まずは肋骨を正しい位置に整えることから始める」というくらい、肋骨のポジションは大事なこと。そこでセルフケアとして教えてくれたのが、骨盤用ベルトを使った肋骨を締めるメソッド。骨盤用ベルトは幅が10cmぐらいのものであれば、安価のものでも大丈夫。骨盤用ベルト、骨盤サポーターなどという名称で100円ショップや通販サイトでも販売されています。

骨盤用ベルトを胴体に巻いて上半身のストレッチを行うと、たった1回で開いた肋骨がキュッと締まります。食べ過ぎを防ぎウエストもスッキリするのでスタイルアップは確実!また継続すると疲れにくくもなるので、この忙しい時期にこそ、ぜひ、試してみてくださいね。

■Step1:骨盤用ベルトを肋骨の位置に巻く

骨盤用ベルトの上部がアンダーバストの位置にくるように巻きます。そしてベルトの端と端を持って、手前にグッと引っ張ります。

骨盤ベルトを肋骨の位置におき、前に引っ張る
 

引っ張ったままマジックテープで留めて固定を。苦しくならない程度に、少しきつめに巻きましょう。

骨盤ベルトを肋骨の位置に巻く
 

■Step2:壁に右手をついて、大きく円を描くようにストレッチを行う

背中や脇腹などの肋骨周辺の筋肉を伸ばすストレッチを行います。

脚を腰幅に開き、手を広げたまま壁に当てて、雑巾がけをするように右手で大きく円を描くように動かしましょう。 なるべく遠くに手をのばしてしっかりストレッチしてみてください。

壁に右手をついて、大きく円を描くようにしてストレッチを行う
 

次に左手も同様に大きく円を描くように動かしましょう。このあとベルトをはずして肋骨まわりを触ってみてください。すっきり細くなった実感が得られますよ。

壁に左手をついて、大きく円を描くようにストレッチを行う
 

【まとめ|年末イベントの食べ過ぎ対策に!ぽっこりお腹を引き締める肋骨ベルトメソッド4か条】
1)スマホ使用時の姿勢の悪さ、長時間のデスクワークによる筋肉の緊張で肋骨が開いてしまう。
2)肋骨で支えている内臓が下垂するため胃が膨らみ、そのせいで食べ過ぎてしまい、ポッコリにお腹に。
3)自律神経のバランスが乱れたり、疲れやすくなるなど、体調不良につながることも。
4)対策は骨盤用ベルトで締めて固定し、上半身のストレッチを行うと肋骨が正しいポジションに戻る。

以上、「年末イベントの食べ過ぎ対策に!ぽっこりお腹を引き締める肋骨ベルトメソッド」を教えていただきました。

アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は12月14日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
 
体験者:長尾優子さん
サービス業
「日常生活でいつの間にか肋骨が開いてしまうとは…!今まで肋骨を意識したことはなかったのですが、このメソッドをたった1回行っただけで、胴回りがピタッと収まり細くなったよう。呼吸が深くなりますし、体も頭もスッキリ。肋骨を整えることで、肩コリも背中のハリも予防できるとのことなので、継続して行いたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子