いよいよ冬本番。冷え込みが厳しく心身にとって過酷なこの時期に恋しくなるものといえば、やはり温泉ではないでしょうか。そこで、体や肌に蓄積したダメージをケアし、明日へのエネルギーをチャージするのにぴったりな“冬のご自愛宿”を、短期集中企画でご紹介! 温泉ジャーナリストの植竹深雪さんにピックアップしてもらいました。

今回ご紹介するのは、和歌山県にある「インフィニートホテル&スパ南紀白浜」です。

植竹深雪さん
温泉ジャーナリスト
(うえたけ みゆき)全国各地の3000スポット以上を巡っている温泉愛好家。フリーアナウンサー、温泉ジャーナリストとして、テレビ番組をはじめ、さまざまなメディアで活躍中。著書に『からだがよろこぶ! ぬる湯温泉ナビ』(辰巳出版)がある。
公式サイト

気分は海外リゾート!海を見渡す露天風呂で体の芯から温まる

南紀白浜空港より車で5分ほど。「インフィニートホテル&スパ南紀白浜」は海辺の高台に佇むスパリゾートホテルです。

高台から海を見下ろす「インフィニートホテル&スパ南紀白浜」。
高台から海を見下ろす「インフィニートホテル&スパ南紀白浜」。
「インフィニートホテル&スパ南紀白浜」のラウンジ
ロビーラウンジからの眺望も抜群。

「温泉は万葉集や日本書紀にも登場する名湯“行幸の湯”で源泉かけ流し。泉質はナトリウム-塩化物温泉で、体がぽかぽかとよく温まる冬向きの湯です。海に近い温泉としては珍しく、こちらでは硫黄の香りも少し感じられ、複雑にブレンドされた成分が肌にもアプローチしてくれます」(植竹さん)

「インフィニートホテル&スパ南紀白浜」の大浴場「空」
大浴場「空」。
「インフィニートホテル&スパ南紀白浜」の大浴場「海」
大浴場「海」。

「大浴場は、『空』・『海』・『昴』の三種。『空』と『海』では、目の前に遮るものなく広がるインフィニティビューが息を呑む美しさで、自然との一体感がたまりません。温かい湯に浸かりながら、刻一刻と表情を変える海をずっと眺めていたくなります」(植竹さん)

「インフィニートホテル&スパ南紀白浜」の大浴場「昴」
大浴場「昴」。

「半露天風呂の『昴』は、薄暗い瞑想部屋のような雰囲気。四角く切り取った窓から望む風景がアートのようで、『空』や『海』とはまた違った趣での湯浴みを満喫できました」(植竹さん)

「インフィニートホテル&スパ南紀白浜」大浴場「空」の内風呂
大浴場の内風呂もガラス張りで開放感がある。

「プールやエステ、ジムといったウェルネス施設が充実しているのも、こちらの宿の魅力。3つの大浴場に加えてほかの施設も巡り、とことん自分を癒したり美を磨いたりしたりするのもよいかと思います」(植竹さん)

客室「オーシャンビュー・ラナイスイート」の露天風呂
客室「オーシャンビュー・ラナイスイート」の露天風呂。

客室は、大きく分けるとオーシャンビューとガーデンビューの2タイプ。なかでも人気なのは、温泉露天風呂付きの「オーシャンビュー・ラナイスイート」です。ラナイとは、ハワイ語で大型バルコニーを指す言葉。まるで海外リゾートのようなラグジュアリーな空間で、いつでも好きなときに太平洋と向き合いながら湯浴みする至福のステイを叶えられます。

客室「オーシャンビュー・ラナイスイート」の室内
客室「オーシャンビュー・ラナイスイート」の室内。

開放的な空間も魅力!南紀白浜の海の幸を生かした美食に舌鼓を打つ

食事処は、ガーデンレストラン「ジョヴァンニ」と和食レストラン「凪」の2つ。ディナーはイタリアンか和食かを選びます。

ガーデンレストラン「ジョヴァンニ」
ガーデンレストラン「ジョヴァンニ」。
和食レストラン「凪」
和食レストラン「凪」。

「迷った末に私は洋食ディナーを選択。鮮魚をはじめとする南紀の食材とシェフの技術、インスピレーションが融合した創作イタリアンは見た目にも美しく、手打ちパスタはもちろんのことさりげなく添えられた野菜など細部にまで趣向が凝らされ、素材のおいしさが引き出されていたのが印象的です」(植竹さん)

イタリアンディナーの一例
洋食ディナーの一例。

「朝食は和洋の味が楽しめるビュッフェスタイル。郷土料理の茶粥なども絶品で、旅ならではの非日常な食卓に気分が上がりました」(植竹さん)


以上、「インフィニートホテル&スパ南紀白浜」をご紹介しました。インフィニティな露天風呂で体の芯から温まる至福の体験を叶えたい人は次の旅先候補のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。

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WRITING :
中田綾美
EDIT :
谷 花生(Precious.jp)