いよいよ冬本番。冷え込みが厳しく心身にとって過酷なこの時期に恋しくなるものといえば、やはり温泉ではないでしょうか。そこで、体や肌に蓄積したダメージをケアし、明日へのエネルギーをチャージするのにぴったりな“冬のご自愛宿”を、短期集中企画でご紹介! 温泉ジャーナリストの植竹深雪さんにピックアップしてもらいました。

今回ご紹介するのは、兵庫・有馬温泉にある「四季の彩 旅篭」です。

植竹深雪さん
温泉ジャーナリスト
(うえたけ みゆき)全国各地の3000スポット以上を巡っている温泉愛好家。フリーアナウンサー、温泉ジャーナリストとして、テレビ番組をはじめ、さまざまなメディアで活躍中。著書に『からだがよろこぶ! ぬる湯温泉ナビ』(辰巳出版)がある。
公式サイト

有馬の名湯「金泉」をひとり占め!客室露天風呂で冬の疲れをケアする

日本三古湯のひとつに数えられる兵庫・有馬温泉。大阪・神戸の市街地からもアクセスしやすい人気の温泉地にて、“プレミアムな有馬を楽しむ”をコンセプトに2023年リニューアルオープンしたのが「四季の彩 旅篭」です。

「四季の彩 旅篭」の外観
「四季の彩 旅篭」の玄関。

「今回の“冬のご自愛温泉”というテーマで、まず頭に思い浮かんだのは有馬の金泉。有馬温泉には、“金泉”と“銀泉”と呼ばれる2種類の温泉が湧いており、このうち金泉は独特の赤茶色を帯びたにごり湯です。海水の約1.5倍という塩分濃度で保温・保湿力が抜群。さらに、天然の保湿成分であるメタケイ酸も豊富でうるおいもサポートしてくれるなど、寒い時期にひときわありがたみが感じられます」(植竹さん)

客室露天風呂
1階の客室「はつぞら」の露天風呂。

「『四季の彩 旅篭』は、全6室に露天風呂を備え、金泉をひとり占めできるのが魅力的。実際に浸かってみると湯の力強さがあり、体の芯から本当によく温まり極楽気分です。湯上りは、塩のヴェールが肌を優しく包み込み心地よいポカポカ感が持続し、温泉のポテンシャルをしみじみ実感させられます。冷えや凝りが気になる方は、こちらの客室専用の露天風呂で心ゆくまで温活されてみてはいかがでしょうか」(植竹さん)

3階客室の露天風呂
3階客室「そうげつ」の露天風呂。

「四季の彩 旅篭」では、3フロアに合計6部屋を配しそれぞれ造りや眺望は異なります。例えば、庭園の中に露天風呂がある部屋、窓の真下に源泉があり湯煙情緒を感じられる部屋、温泉街の夜景を眺めながら湯浴みできる部屋など、選び方はゲストの好みやこだわりしだい。60平米~90平米と十分なゆとりのある客室で上質な旅時間を過ごせます。

2階客室の室内
2階客室「かんげつ」の室内。

ライブ感が楽しい!躍動感溢れる料理を五感で味わう

「四季の彩 旅篭」の料理は、「瑞宝単光章」を受章した和の鉄人・大田忠道氏が監修。割烹カウンター席での“客前料理”が好評を博しています。

「四季の彩 旅篭」の客前料理
料理人が客の目の前で調理。

「料理人が目の前で腕を振るうライブ感ある夕食はおもてなし感と遊び心がたっぷり。使われている食材も、カニやフグ、神戸牛など季節感・ご当地感のあるものが目白押しで、旅の気分を盛り上げてくれます」(植竹さん)

「四季の彩 旅篭」夕食前菜
丁寧に作り込まれた前菜。
「四季の彩 旅篭」夕食寿司
見た目にもかわいらしい寿司。
雲海鍋
名物料理のひとつ「雲海鍋」。

「朝食でも料理人が惜しみなくパフォーマンスを披露してくれたのが印象的です。カウンター席でだし巻き玉子を丁寧に焼く所作に見惚れたり、海苔を炙る香ばしい匂いに鼻孔がくすぐられたり、味覚・視覚だけでなく香りや音など五感で楽しめる食卓に朝から豊かな気分になれました」(植竹さん)

朝食の一例
朝食の一例。

以上、「四季の彩 旅篭」をご紹介しました。有馬の名湯・金泉で体の芯から温まりたい人は次の旅先候補のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。

問い合わせ先

  • 四季の彩 旅篭
  • 住所/兵庫県神戸市北区有馬町東門口1389-3
    客室数/全6室
    料金/朝夕2食付き 2名1室1名¥80,000(税込)~
  • TEL:078-903-6456

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