「長着(ながぎ)」ってなんのこと?日本人なら知っておきたい!
明日、12月21日は令和6年の『冬至』です。1年で夜が最も長いとされる日ですね。古来、この日にかぼちゃを食べると風邪をひかない、と言われます。現代ほど流通や保存方法の手段がなかったころに、冬まで長期保存のきく緑黄色野菜を食べることを習慣づけて栄養を取ろう…という、昔の人々の知恵なのではないでしょうか? 現代、冬の夜長も快適に過ごせるようになったことに、改めて感謝したいですね。ということで、本日は「夜」「長」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「夜夜中」ってなんと読む?
「夜夜中」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「真夜中。夜更け」のことです。
<使用例>
「夜夜中に家の電話が鳴るなんて、何事かと思ったわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 夜夜中(よるよなか) です。
「夜夜中(よるよなか)」という言い回しを現代的なニュアンスで表現すると「めちゃくちゃ真夜中」というイメージでしょうか。「こんな夜夜中に…」というような使い方をすることが多く、「夜もすっかり更けた時間」を強調する言い回しです。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「長着」ってなんのこと?
「長着(ながぎ)」という日本語の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:着物
2:晴れ着
3:綿入れ半纏
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 1:着物 です。
「長着(ながぎ)」は、その昔、和服が日本の衣服の中心だったころに、羽織りや半纏、モンペなどと合わせる野良着など「丈の短い和服」に対し、帯を巻いて着るような着物の丈が長いことを表現した言い方になります。現代では「いわゆる着物と同義語」と考えて問題ありません。和服に慣れ親しんだ方や、和服関連のお店などでは、現代でもこの「長着(ながぎ)」という表現が使われることがありますので、大人の知識として意味を覚えておきましょう。
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本日は、明日、令和6年の『冬至』を迎えることにちなんで、「夜」「長」という字の入った日本語から、
・夜夜中(よるよなか)
の読み方と、
・長着(ながぎ)=着物
という豆知識などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/国立天文台ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱