「三間社」ってなんと読む?「さんましゃ」ではありませんよ!
明日、12月23日は『東京タワー完工の日』です。東京タワーは「高さ日本一」の座を東京スカイツリーに譲った今でも、東京のランドマークとして人気の建物ですね。1958(昭和33)年のこの日に完工した東京タワーの高さ333メートルにちなんで、本日は「三」という字の入った三文字熟語のクイズをお送りします。
【問題1】「三間社」ってなんと読む?
「三間社」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「神社本殿の正面に4本の柱を用いたもの。柱間(はしらま…柱と柱の間)が3つになることからの名」です。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 三間社(さんげんしゃ) です。
さて、2問目も「三」のつく三文字熟語、いきますよ。
【問題2】「三一侍」ってなんと読む?
「三一侍」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「江戸時代、身分の低い武士(1年間の給金が3両1分だった)を卑しんで言う語」です。
<使用例>
「『ど三一』って言葉は、『三一侍』から来ているのね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 三一侍(さんぴんざむらい) です。
例文にも出てきた「ど三一(どさんぴん)」という罵り言葉、エンタテイメント作品で目にした、耳にしたことがある、という方もいらっしゃるでしょう。これは、江戸時代の「三一侍(さんぴんざむらい)」から派生した言葉で、「三一(さんぴん)」に、語調を強める「ど」をつけた言葉になります。よくない意味の言葉にも、それなりの由来があるのですね。
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本日は、12月23日『東京タワー完工の日』にちなんで、「三」の入った三文字熟語から、
・三間社(さんげんしゃ)
・三一侍(さんぴんざむらい)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)/photoAC
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱