「頌徳」ってなんと読む?「こうとく」ではありませんよ!

明日・12月26日は、江戸幕府の初代将軍・徳川家康の生誕日(旧暦)です。徳川家康は約400年も続く江戸時代のいしずえを築いた、日本史上最も名高い将軍のひとりですね。ということで、本日は「徳」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「頌徳」ってなんと読む?

「頌徳」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「徳を賛美すること。手柄や立派な行いをたたえること」です。

<使用例>

「神社の参道に大きな頌徳碑が建っているから、その前で待ち合わせしましょう」

かな5文字です。
かな5文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 頌徳(しょうとく) です。

「頌(ショウ)」、読めましたか?
「頌(ショウ)」、読めましたか?

「頌徳(しょうとく)」の「頌」は「ほめる・たたえる」という意味をもつ字で、特にこれからの時期は、新年の「春(しょうしゅん)」という賀詞でよく目にしますね。読み間違いの多い字ですので、お気を付けください。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「徳利襟」ってなんと読む?

「徳利襟」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:冬の寒い時期に着たくなるデザインです。

「母は寒がりだから、冬場のインナーは徳利襟でないとダメなのよ」

かな4文字です。
かな4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼

正解は… 徳利襟(とっくりえり) です。

「タートルネック」のことです。

首をカバーする襟の形が、酒器の徳利(とっくり)に似ていることから、日本古来、タートルネックは「徳利襟(とっくりえり)」と呼ばれていました。最近では外来語のほうがすっかり定着していますが、正しく読めましたか?

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本日は、12月26日、徳川家康の生誕日にちなんで、「徳」という字の入った日本語から、

・頌徳(しょうとく)

・徳利襟(とっくりえり)

などの読み方、言葉の背景をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/中日新聞ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱