【目次】


プロフィール


名前:デニス・ヘイスバート(Dennis Haysbert)

出生地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンマテオ

生年月日:1954年6月2日

1979年から俳優として活動をスタート。1989年公開の『メジャーリーグ』は日本でもヒットしました。2001年放送開始のテレビシリーズ『24 -TWENTY FOUR-』でのアメリカ大統領役の演技ぶりは大絶賛され、政界から注目されるほど話題となりました。2006年放送開始のテレビシリーズ『ザ・ユニット 米軍極秘部隊』ではメインキャストである軍人の役を務め、こちらも人気を博しました。公表している身長は194cmで、アメリカ人男性として見てもかなりの高身長です。

私生活では2回の結婚歴がありますが、どちらもすでに離婚しています。最初の妻は、1980年に結婚し1984年に離婚したエレナ・シムズ。ふたりめの妻は、1989年に結婚し2001年に離婚したリン・グリフィスです。リン・グリフィスとの間には、子どもふたりを授かっています。

「若いころ」「昔」の写真10選


まずは、20年以上前に撮影されたデニス・ヘイスバートの「昔」の写真をピックアップ。

2000年4月(45歳)第54回トニー賞

2002年1月(47歳)第59回ゴールデングローブ賞

2002年7月(48歳)モンテカルロ・テレビ祭

2002年9月(48歳)第54回プライムタイム・エミー賞

2002年11月(48歳)『エデンより彼方に』プレミア

2003年1月(48歳)第60回ゴールデングローブ賞

2003年4月(48歳)第14回GLAADメディア賞

LGBTに対する差別報道防止のために活動する「GLAAD」によって1990年に創設された賞。LGBTコミュニティに対して大きく貢献した人物・団体・メディアなどに贈られる。
LGBTに対する差別報道防止のために活動する「GLAAD」によって1990年に創設された賞。LGBTコミュニティに対して大きく貢献した人物・団体・メディアなどに贈られる。

2003年5月(48歳)ヤング・ハリウッド・アワードのスピーチ

1999年から2014年まで授与されていた賞。13歳から19歳までのティーンエイジャーおよび若者から投票を受け付け、ジャンルごとに受賞者を決定していた。
1999年から2014年まで授与されていた賞。13歳から19歳までのティーンエイジャーおよび若者から投票を受け付け、ジャンルごとに受賞者を決定していた。

2004年1月(49歳)第61回ゴールデングローブ賞

2004年9月(50歳)第56回プライムタイム・エミー賞

「テレビシリーズ」「映画」代表作8選


これまで数々のテレビシリーズや映画に出演しているデニス・ヘイスバート。そんな彼の代表的な出演作を解説します。

『メジャーリーグ』(1989年)

米メジャーリーグに実在する球団「クリーブランド・インディアンス(現:クリーブランド・ガーディアンズ)」を題材とした映画。監督はデヴィッド・S・ウォード。主演はトム・ベレンジャー。デニス・ヘイスバートは、キューバから亡命した選手ペドロ・セラノを演じた。続編として、1994年に『メジャーリーグ2』、1998年に『メジャーリーグ3』が公開された。

あらすじ:前回のリーグ優勝から34年。クリーブランド・インディアンスはすっかり弱体化しており、かつての栄光は見る影もなかった。「年間の観客動員数が80万人を下回ったチームは本拠地の移転を認める」という制度に目を付けた新オーナーのレイチェル(マーガレット・ホイットン)は、意図的にチームの成績を落とすべく、“役に立たない選手”を集め始める。

『ミスター・ベースボール』(1992年)

中日ドラゴンズで活躍する“助っ人外国人選手”に注目した映画。ナゴヤ球場を中心に、作品の大部分は名古屋で撮影された。監督はフレッド・スケピシ。主演はトム・セレック。デニス・ヘイスバートは、主人公より先に中日ドラゴンズで活躍していた助っ人選手マックス・デュボアを演じた。

あらすじ:メジャーリーグで華々しい活躍を見せたジャック(トム・セレック)だったが、成績低迷や私生活の乱れ、さらには若手選手の台頭によりトレードの対象にされてしまう。公私共に荒れていたジャックを受け入れた唯一のチームが、日本の中日ドラゴンズだった。後ろ髪を引かれつつ来日したジャックだったが、監督の内山(高倉健)や通訳の西村(塩屋俊)、さらにはチームの仲間とのトラブルを連発する。

『ラブ・フィールド』(1992年)

1963年に発生したケネディ大統領暗殺事件を題材とした映画。監督はジョナサン・カプラン。主な共演者はミシェル・ファイファー。デニス・ヘイスバートは、主人公の白人女性と知り合う黒人男性ポール・カーターを演じた。

あらすじ:アメリカ全土、ひいては世界中を震撼させたケネディ大統領暗殺事件。その現場には、彼の熱心な支持者のひとり・ルリーン(ミシェル・ファイファー)もいた。アメリカ全体が混乱するなか、ケネディ大統領の国葬に参列しようとするルリーン。道中のバスの中で、彼女はある親子と出会う。

『24 -TWENTY FOUR-』(2001年-2006年)

シーズン8まで製作され、国内外問わず絶大な人気を誇るテレビシリーズ。シーズン1での主な出演者はキーファー・サザーランド、レスリー・ホープ、サラ・クラーク、エリシャ・カスバートなど。デニス・ヘイスバートは、のちにアメリカ大統領となる上院議員デイビット・パーマーを熱演し、高評価を得た。

シーズン1あらすじ:大統領予備選挙の当日、有力候補のパーマー議員(デニス・ヘイスバート)を暗殺すべく、テロリストたちは姑息な手段に出る。政府機関のテロ対策に従事するジャック(キーファー・サザーランド)の妻テリー(レスリー・ホープ)と娘キム(エリシャ・カスバード)を誘拐し、解放の条件としてパーマー議員の殺害を要求。脅しに屈しない姿勢を見せるジャックは、妻と娘を救うべく行動を開始する。

『エデンより彼方に』(2002年)

トロント国際映画祭で撮影されたポートレート。ジュリアン・ムーア、トッド・ヘインズ監督、デニス・クエイドと共に。
トロント国際映画祭で撮影されたポートレート。ジュリアン・ムーア、トッド・ヘインズ監督、デニス・クエイドと共に。

1955年公開の『天はすべて許し給う』のオマージュ作品とされる映画。監督はトッド・ヘインズ。ジョージ・クルーニーが製作に関わっていることでも知られる。主演はジュリアン・ムーア。デニス・ヘイスバートは、既婚者である主人公と恋に落ちる庭師レイモンド・ディーガンを演じた。

あらすじ:愛する家族と共に、一切の不自由がない幸せな生活を送っていたキャシー(ジュリアン・ムーア)。しかし、夫フランク(デニス・クエイド)が男性と抱き合っている姿を目撃してしまう。時を同じくして、キャシーは雇われの庭師レイモンド(デニス・ヘイスバート)と距離を縮めていく。このとき、キャシーの幸せな生活はすでに壊れ始めていた。

『ザ・ユニット 米軍極秘部隊』(2006年-2009年)

TCAプレスツアーでのトークステージ。
TCAプレスツアーでのトークステージ。

アメリカ陸軍極秘部隊「デルタフォース」を題材としたテレビシリーズ。計4つのシーズンが製作された。主な共演者はスコット・フォーリー、マックス・マーティーニ、ロバート・パトリックなど。デニス・ヘイスバートは、主人公の上級曹長ジョナス・ブレインを演じた。

シーズン1あらすじ:存在自体が機密事項の「デルタフォース」に、新たなメンバーが加わった。ある日、アイダホでハイジャック事件が発生し、新メンバーのジョナス(デニス・ヘイスバート)とボブ(スコット・フォーリー)が現場へ派遣される。1時間経過ごとに人質をひとりずつ殺害していく犯人の目的に気づいたジョナスは…。

『マンデラの名もなき看守』(2007年)

第57回ベルリン国際映画祭でのプレミアの様子。
第57回ベルリン国際映画祭でのプレミアの様子。

ジェイムズ・グレゴリーの小説『さようなら、バファナ』が原作の映画。監督はビレ・アウグスト。主演はジョセフ・ファインズ。デニス・ヘイスバートは、南アフリカ共和国第8代大統領ネルソン・マンデラを演じた。本作はマンデラ元大統領の許可を得て製作・上映されている。

あらすじ:刑務官のグレゴリー(ジョセフ・ファインズ)は、国家反逆罪で終身刑となり服役していたマンデラ(デニス・ヘイスバート)の監視を命じられる。政府側の人間であるグレゴリーは「終身刑よりも死刑がふさわしい」と考えていたが、マンデラとの会話を重ねるにつれて心境に変化が生じていく。

『シン・シティ 復讐の女神』(2014年)

グローマンズ・チャイニーズ・シアターでのプレミアにて撮影。
グローマンズ・チャイニーズ・シアターでのプレミアにて撮影。

2005年公開のスリラー映画『シン・シティ』の続編。ロバート・ロドリゲスとフランク・ミラーが共同で監督を務めた。主演はジェシカ・アルバ。デニス・ヘイスバートは、冷徹な性格の執事マヌートを演じた。

あらすじ:ストリップバー「ケイディ」でダンスを披露するナンシー(ジェシカ・アルバ)。大切な存在を奪われた怒りに震えるナンシーと、そんな彼女を見守るマーヴ(ミッキー・ローク)。恋人を裏切ったエヴァ(エヴァ・グリーン)と、吹っ切れることができないドワイト(ジョシュ・ブローリン)。悪の限りを尽くすロアーク議員(パワーズ・ブース)と、彼に勝負を挑むギャンブラー・ジョニー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。それぞれの思惑がひしめき合い、やがて新たな騒動の幕開けとなる。

「元妻/子ども」の写真5選


デニス・ヘイスバートは2回の結婚歴があります。1980年に最初の妻エレナ・シムズと結婚しましたが、1984年に離婚しました。ふたりめの妻は、1989年に結婚したリン・グリフィスです。長男チャールズ、長女キャサリンを授かりましたが、2001年に離婚しました。ここで、ふたりめの元妻リン・グリフィスとのツーショット、そしてふたりの子どもたちとの写真をピックアップしました。

1998年5月 ふたりめの妻リン・グリフィスと共に

ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われた『GODZILLA』プレミアにて。
ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われた『GODZILLA』プレミアにて。

2004年11月 長男チャールズと共に

グローマンズ・チャイニーズ・シアターで行われた『アレキサンダー』プレミアにて撮影。
グローマンズ・チャイニーズ・シアターで行われた『アレキサンダー』プレミアにて撮影。

2011年5月 長女キャサリンと共に

グローマンズ・チャイニーズ・シアターで行われた『カンフー・パンダ2』プレミアにて撮影。本作でデンゼル・ワシントンはマスター・ウシの声を担当した。
グローマンズ・チャイニーズ・シアターで行われた『カンフー・パンダ2』プレミアにて撮影。本作でデンゼル・ワシントンはマスター・ウシの声を担当した。

2014年8月 チャールズ、キャサリンと共に

グローマンズ・チャイニーズ・シアターで行われた『シン・シティ 復讐の女神』プレミアにて撮影。
グローマンズ・チャイニーズ・シアターで行われた『シン・シティ 復讐の女神』プレミアにて撮影。

2019年4月 『ブレイクスルー 奇跡の生還』プレミアにキャサリンと出席

「男前遍歴」23選


ここからは、デニス・ヘイスバードの「男前遍歴」を追った写真をピックアップ。ベテラン俳優にふさわしい貫禄が増していくのが伝わってきます。

2005年1月(50歳)第62回ゴールデングローブ賞

2005年10月(51歳)『ジャーヘッド』プレミア

2006年6月(52歳)第46回モンテカルロ・テレビ祭

2006年8月(52歳)第58回プライムタイム・エミー賞

2007年2月(52歳)第57回ベルリン国際映画祭

2007年6月(53歳)第47回モンテカルロ・テレビ祭

2008年4月(53歳)L.A. Golf Classic

2008年8月(54歳)第12回アメリカン・ブラック・フィルム・フェスティバル

黒人をテーマとした作品や、黒人が製作した作品を対象とする映画祭。
黒人をテーマとした作品や、黒人が製作した作品を対象とする映画祭。

2009年8月(55歳)オリンピック殿堂入りの記念式典

2010年9月(56歳)Shooting Stars Benefit 2010 Golf Tournament

サミュエル・L・ジャクソン財団とスイス赤十字社を支援するためのチャリティゴルフトーナメント。
サミュエル・L・ジャクソン財団とスイス赤十字社を支援するためのチャリティゴルフトーナメント。

2011年11月(57歳)『欲望の法則』プレミア

“三角関係”がテーマのスペイン映画。監督はペドロ・アルモドバル。主演はエウセビオ・ポンセラ。
“三角関係”がテーマのスペイン映画。監督はペドロ・アルモドバル。主演はエウセビオ・ポンセラ。

2012年6月(58歳)シアトル国際映画祭

2013年2月(58歳)Pre-Oscar Party

2014年6月(60歳)『ベガス流 ヴァージンロードへの道』プレミア

同年公開の恋愛コメディ映画。監督はティム・ストーリー。主演はケヴィン・ハート。
同年公開の恋愛コメディ映画。監督はティム・ストーリー。主演はケヴィン・ハート。

2015年6月(61歳)『テッド2』プレミア

2016年5月(61歳)NBCUniversal 2016 Upfront

2017年10月(63歳)ニューヨーク・コミコン2017

2018年7月(64歳)ESPY賞の授賞式

アメリカのスポーツ専門チャンネル「ESPN」によって与えられる賞。前回授賞式後から起算して1年間に活躍したアスリートに贈られる。
アメリカのスポーツ専門チャンネル「ESPN」によって与えられる賞。前回授賞式後から起算して1年間に活躍したアスリートに贈られる。

2019年3月(64歳)『アメリカン・ゴッズ』シーズン2プレミア

ニール・ゲイマンによる同名の小説が原作のテレビシリーズ。主演はリッキー・ウィトル。
ニール・ゲイマンによる同名の小説が原作のテレビシリーズ。主演はリッキー・ウィトル。

2020年1月(65歳)ロサンゼルスにて撮影

2021年11月(67歳)アレジアント・スタジアムにて撮影

2022年5月(67歳)『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』プレミア

本作でデニス・ヘイスバードはジッパーの声を担当した。
本作でデニス・ヘイスバードはジッパーの声を担当した。

2023年6月(69歳)『フレーミングホット!チートス物語』試写会

「現在」の写真6選


ラストは、デニス・ヘイスバートの「現在」の写真をピックアップ。2024年は最新出演作『In Fidelity』が公開されましたが、日本での公開予定は未定。同作の日本向け公開も含め、2025年以降の活躍ぶりに期待したいところです。

2024年2月(69歳)『In Fidelity』プレミア

同年11月公開の映画。監督はロブ・マーゴライズ。主演はクリス・パーネル。同年12月現在、日本での公開予定は発表されていない。
同年11月公開の映画。監督はロブ・マーゴライズ。主演はクリス・パーネル。同年12月現在、日本での公開予定は発表されていない。

2024年4月(69歳)Celebrity Golf Classic

2024年7月(70歳)TCAプレスツアーのセッション

2024年7月(70歳)TCAプレスツアーのカクテルパーティ

2024年8月(70歳)SeaChange Summer Party

2024年10月(70歳)Countdown To Christmas event

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images