【目次】

【まず結論|2026年の「仕事始め」はいつ?】

2026年の仕事始めは、多くの企業や官公庁で1月5日(月)になる見込みです。2025年は暦の関係で12月26日(金) が「仕事納め」だった人も多かったようですね。そうなると、2025年から2026年の年末年始の休業は、12月27日(土)から1月4日(日)までの9連休というロングバケーションになりますね!


【「仕事始め」とは?意味を正しくおさらい】

■意味

「仕事始め」とは、「新年になって、初めて仕事をすること」や「年明け、初めて仕事をする日」を意味する言葉です。多くの民間企業の「仕事始め」は1月4日ですが、法令により定められたものではありませんので、実際には業種によってまちまちです。初日は社長の訓示を聞いたり、取引先への挨拶で終わる…という人もいる一方、サービス業やインフラ、医療関係に従事している人は、元日からがっつり仕事の人もいるでしょう。

『日本大百科全書(ニッポニカ)』には、

【年の初めにあたり、年間の豊穣や繁栄を祈って行われる家業・生業に関する儀礼。「事始めと呼ばれる」】

とあります。商家の初荷や初売りなど、正月の行事を「仕事始め」と呼ぶこともあるようです。内容によっては「舟祝い」「田打ち正月」「鍬入れ」など、さまざまな呼称があります。


【「仕事始め」と「御用始め」の違い】

■「御用始め」とは

「御用」という言葉は江戸時代から使われてきた言葉で、幕府や宮中の公務を意味します。この慣習が現在も引き継がれ、各官公庁でその年の執務を始めることを「御用始め」と言っています。

1988(昭和63)年に制定された「行政機関の休日に関する法律 第1条」により、行政機関の休日は「12月29日から翌年の1月3日までの日」と定められています。ただし、12月28日が土日に当たる場合には、その前の平日金曜日が御用納めの日になるので、2025年は12月26日(金)が実質的な最終業務日(=御用納め)であり、さらに2026年1月4日は日曜日のため、今回は変則的に12月26日から1月4日までの長いお休みとなったわけです。

■「仕事始め」と「御用始め」の違い

「仕事始め」と「御用始め」は、どちらも「年が明けてから初めて仕事をすること」を指す言葉です。意味に大きな違いはありませんが、慣習的に民間企業では「仕事始め」が、官公庁においては「御用始め」が使われていいます。 現在では日常的に公官庁であっても「仕事始め」が使われることも多いようですが、民間企業で「御用納め」という言葉は使いません。つまり「仕事始め」のほうが使われる範囲が広い言葉なのですね!


【業界別 仕事始めはいつが多い?】

■官公庁、自治体(国・都道府県・市町村)

法律で1月4日と定められています。1月4日が土日の場合は、直後の平日となります。「御用始め」と呼ばれます。

■一般企業

官公庁の動きに合わせる傾向があるため、1月4日、または1月5日が多いようです。官公庁と同様に、カレンダー次第では、1月4日が土日であれば 5日(月)となるパターンが一般的。

■金融機関(銀行・信用金庫・証券など)

日本の銀行法(銀行法施行令 第五条)では、銀行の休日は、「国民の祝日、12月31日から翌年の1月3日までの日、土曜日、日曜日」と規定されています。そのため、金融機関の仕事始めは1月4日。1月4日が土日の場合は、  翌平日が「仕事始め」です。従って、2025年12月31日(水)から2026年1月4日(日)までの5日間、銀行窓口は年末年始休業となります。ただし、コンビニエンスストアなどのATMは一部営業しており、ネットバンクは一部のサービスを除いて稼動しています。

■医療

病院やクリニッのクの外来診療は、1月4日または1月5日が「仕事始め」となるケースが多いようです。ただし、救急や入院部門には「仕事始め」の概念自体が薄く、年末年始も継続稼働しています。

■物流・交通(運送・鉄道・航空)

 明確な「仕事始め」はなく、通年稼働している職分野です。現場は年末年始はむしろ繁忙期ともいえ、事務部門のみ1月4日もしくは5日開始が多いようです。

■サービス業

「年末年始はかき入れ時」というサービス業は多く、年内から継続稼働のまま、元日に「仕事始め」を迎えることも珍しくありません。多くの企業はシフト制で順次勤務しています。

■デパート・百貨店の「仕事始め(初売り)」

初売りセールや福袋商戦で盛り上がるのが大手デパート。1月2日開催が主流でしたが、従業員が休みやすい環境に配慮し、2025年頃から1月3日開催も増えています。2026関東の百貨店の初売り情報をいくつかご紹介しましょう。

・日本橋三越 :新春祭 20262026年1月2日(金)10:00〜

・伊勢丹新宿店:2026年1月2日(金)10:00〜初売出し。

・銀座三越 :新春祭 2026年1月2日(金)10:00〜

・大丸東京店:1月3日(土)地階~11階、12階免税カウンターは9時30分~ レストランは11:00〜

・日本橋高島屋:1月3日10:00〜

・京王百貨店新宿店:1月2日10:00〜

・御殿場プレミアムアウトレット:2026年1月1日(木)9:00〜


【そのまま使える【2026年版】仕事始めの挨拶例文】

年賀状のやり取りが当たり前ではなくなった現代では、取引先への挨拶はメールで…ということも多いことでしょう。メールでの新年の挨拶はビジネススキルがあらわれるもの。「仕事始めの挨拶例文」を参考に、感じのいいメールを送ってくださいね。

■社内の上司などカジュアルなメールなら…

いつもの定型メールで、以下のような文章を送りましょう。

新年あけましておめでとうございます。
本日より仕事始めとなりますが、今年も一日一日を大切に、励んでまいります。
本年もよろしくお願いいたします。

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本日より仕事始めとなりました。
旧年中は、公私にわたり大変お世話になり、誠にありがとうございました。
あらためて御礼申し上げます。本年も、業務に一層精励し、微力ながら職責を果たしてまいりたいと存じます。
ご指導・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます

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あけましておめでとうございます。
旧年中はいろいろとご指導いただき、ありがとうございました。
本年もご期待に沿えるよう努めてまいりますので、引き続きご指導のほど、よろしくお願いいたします」

■少々改まった、取引先に向けたメール挨拶文

会社名 部署名
〇〇〇〇〇様(氏名で)
新春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
本年も、より一層お役に立てるよう努めてまいりますので、
変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
2025年 1月〇日
会社名 部署名 氏名

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会社名 部署名
〇〇〇〇〇様(氏名で)
新春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。
弊社は本日より通常業務を開始しております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2025年 1月〇日
会社名 部署名 氏名

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会社名 部署名
〇〇〇〇〇様(氏名で)
謹んで新春をお祝い申し上げます。
旧年中は大変お世話になり誠にありがとうございました。
○○様(貴殿/御社)のご要望に少しでもお応えできましたこと、大変光栄に存じます。
本年も、より一層ご満足いただけるよう、力を尽くしてまいります。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。
2025年 1月〇日
会社名 部署名 氏名


【注意 仕事始めの挨拶でやりがちなNG】

■社外に向けては「仕事始め」という言葉は使わない

メールでも「〇〇日が仕事始めです(でした)」とは書かず、「通常業務を開始しております」などとするのが最適です。

■新年の挨拶で特別気の利いたことを言う必要はない

新年の挨拶は口頭なら「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」が基本です。相手が「おはようございます」と返してきたら、喪中の場合も考えられます。あえて詮索せず、無難な会話に収めましょう。

■挨拶メールや「あけましておめでとうございます」は松の内(1月7日)まで

「仕事始め」の挨拶メールは、仕事始めの日か、遅くても7日までに送るのがマナー。もちろん一斉メールはNGです。7日を過ぎてしまったら、口頭でのご挨拶も、シンプルに「本年もよろしくお願いいたします」でOKです。


【英語で言うと?「仕事始め」のスマートな表現】

「仕事始め」の直訳に近い英文は[the first workday of the year]もしくは[the first business day of the year]です。

・January 5 is our first working day of the year.(仕事始めは1月5日です)

・A:When is your first business day of the year?(あなたの仕事始めはいつ?)

ちなみに「仕事納め」は[the last work day of the year]です。

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2026年は多くの企業が1月5日に「仕事始め」を迎えます。9連休だった人は、一年の疲れを癒やし、英気を養うことができたでしょうか? 心身共に健やかに、新鮮な気持ちで初仕事を楽しみたいですね。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
参考資料:『日本国語大辞典』(小学館)/『日本大百科全書(ニッポニカ)』(小学館)/『世界大百科事典』(平凡社)/東京消防庁ホームページ https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/ :