疲れが抜けない、腰がだるい人は「みぞおちプッシュ」でラクになる

「みぞおち」とは、肋骨の下からお腹の間にあるくぼんだところ。ストレスや疲労でいつもの調子が出ない、だるさがあって気力ない…という人の多くは、この「みぞおち」の筋膜がカチコチに固まっているのだそう。

2人の女性 メソッドの指導している
 

自律神経のバランスの乱れにより、「みぞおち」の筋膜が硬くなって癒着すると血液、リンパ液の流れが悪くなり、これが冷えや、内臓機能低下につながることに。加えて横隔膜に影響を及ぼして呼吸がしにくくなるので、酸素や栄養が行き渡りにくくなるので、体調不良を引き起こしてしまいます。

疲れやだるさが抜けない、胃腸が疲れていて食欲が出ない、お腹が冷えている、という自覚がある人は、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれる「みぞおちプッシュ」をぜひやってみてください。

使うのは2リットルの水が入ったペットボトル。キャップ側を「みぞおち」に当てて、その重さで圧をかけるのですが、まるでプロが施術したようなちょうどいい刺激で、硬くなっていた「みぞおち」がふかふかに! また、自律神経のバランスを整える効果もあり、イライラ解消にも効くので、試してみてくださいね。

■Step1: 「みぞおち」のほぐすポイントを確認

「みぞおち」の位置は、肋骨中央の真下からとおへそとの間あたりにあります。ペットボトルを当てる位置は下へ肋骨から2センチはあけるようにして、丸印の4カ所に圧をかけます。

「みぞおち」のほぐすポイントを確認
 

■Step2:2リットルのペットボトルのキャップ側を当てて圧をかける

仰向けになった状態で、脚は閉じて膝を立てます。水が入っている2リットルのペットボトルのキャップ側をStep1で示した丸印のところに当てて圧をかけます。軽く押しながら1カ所につき、30秒〜1分くらい圧をかけながら、ゆっくりと深呼吸をしましょう。初めは硬さや軽い痛みを感じるかもしれませんが、続けるうちに、柔らかくなっていきますよ。

2リットルのペットボトルのキャップ側を当てて圧をかける
 

【まとめ|慢性疲労、食欲不振に効く「みぞおちプッシュ」でだるさ解消4か条】
1)ストレスや疲労が溜まっている人が、ケアすべきは「みぞおち」。
2)「みぞおち」の筋膜が硬くなると、血液、リンパ液の流れが悪くなり、冷えや、内臓機能の低下に。
3)呼吸も浅くなり、自律神経のバランスをくずしてメンタルにも悪影響が。
4)ペットボトルで「みぞおち」に圧をかけてほぐすと血流がアップして胃腸が整い、だるさ改善に。

以上、「慢性疲労、食欲不振に効く『みぞおちプッシュ』でだるさ解消」を教えていただきました。

アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は1月18日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:長尾優子さん
サービス業
「2リットルのペットボトルの圧がちょうどいい刺激に。冷えて硬くなっていたみぞおちがすぐに温まりましたし、ホッとするようなリラックス感が。腰やお腹周りの重だるさがなくなり胃腸の動きが良くなったよう!とても気持ちがいいですし、疲れが取れるので体調管理の一環で続けていこうと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子