「膨張しやすい」と言って避けてしまいがちなオール白のコーディネート。どんなアイテム合わせで、今っぽい着こなしをつくり上げていたか見ていきましょう。
■1:ティナ・ハーゼは…Xシルエットをつくるフレアスカートで美姿エレガンスに
2024年12月初旬、ベルリンで見かけられていたのは、デジタルクリエイターのティナ・ハーゼ。ざっくりとした風合いのニットにフレアスカートを合わせ、マフラーまで白で統一していました。スカートはハリのある素材で、絵になる美しいシルエットを生み出します。足首までの丈は、いちばん細い部分を強調でき、スタイルアップ効果にも。ふんわり膨張しそうな白でもスマート見えが期待できます。マフラーをプラスして、縦のラインを強調したことも大正解。気になるウエスト部分のカバーにもつながっています。
バッグにはもこもこ素材で愛らしく、パンプスはポインテッドトウでシャープさを、というギャップもおしゃれの完成度をアップさせてさすがです。
■2:ジュリア・コミルは…素材のミックスならハイセンスなおしゃれムードが香って
アートディレクターのジュリア・コミルは、ミラノでスナップされていました。ハイネックのリブニットの上にシャツジャケットを重ね、ボトムには細身のロングスカートを、仕上げにロング丈コートを羽織って颯爽と。すべてをクリーミーなホワイトでまとめて、優しい雰囲気にまとめています。同じトーンでもフラットに見えないのは、素材の風合いがすべて違うから。そのためコーディネートに変化がついて表情豊かに。コートを肩かけした着方のアレンジも、全身に立体感が出てこなれた感を演出できます。コートのボタンの黒をピックアップしてバッグにも取り入れ、シャープさを際立たせているのも見逃せません。
■3:ティナ・ハーゼは…旬のリラックス感が漂う縦長シルエットもオール白だと新鮮
また2024年12月初旬にキャッチされた、デジタルクリエイター、ティナ・ハーゼの別コーディネート。タートルニットとワイドパンツをややアイボリーがかった色味に、チェスターコートにワントーン明るく、ややコントラストをつけてリッチさを強調しています。トップス以外をゆるりとしたサイズで、長めの丈をセレクトしているので、肩の力が抜けたリラックス感十分です。トレンドど真ん中といった着こなしで、今っぽさをアピール。
バッグはもこもこした風合いの縦長トートを投入し、ウォーミー感を漂わせ、冬こその魅力を光らせた小物使いを駆使しています。
オール白で冬スタイルを楽しんでいた3人のファッショニスタをクローズアップしました。冬にドラマティックな着映えを実現するのにぴったりなので、ぜひ取り入れてみてください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀