美食に散策、美肌温泉に名所巡りetc. 旅の目的はさまざまですが、この冬訪れたいのは、「絶景」を楽しむ湯宿! お部屋から温泉からロビーから、刻々と移り変わる絶景を眺めながら過ごす、ゆっくりとした贅沢な時間…。

雑誌『Precious』2月号では【一生に一度は訪れたい!絶景が広がる「おこもり湯宿」リスト】と題して、旅慣れた温泉好きも太鼓判を押す、珠玉の「絶景」×「湯宿」をご紹介しました!

今回はその中から、漫画家のヤマザキマリさんが愛する絶景湯宿として、鹿児島県の「妙見石原荘(みょうけんいしはらそう)」についてお届けします。

ヤマザキマリさん
漫画家・文筆家・画家
日本女子大学 国際文化学部国際文化学科 特別招聘教授。『テルマエ・ロマエ』『プリニウス』などで数々の賞を受賞。著書に『ヴィオラ母さん』ほか多数。

渓谷絶景|鹿児島県・霧島「妙見石原荘(みょうけんいしはらそう)」

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敷地内に源泉が7か所あり、なるべく近い場所に浴槽をつくるなど、露天、内湯共に新鮮な湯にこだわる。

「温泉と自然の調和、程よい距離感。等身大の品性と知性を感じられる名宿です」

湯よし、食よし、景色よし。1966 年の開業以来、温泉ファンを虜にし続ける宿。

「宿を取り囲む緑豊かな美しい自然と、川べりから渾々と湧く極上の温泉を引き立てるための、慎ましさと謙虚な優美さ。

ラグジュアリーを意識した温泉で感じてしまう、ちょっと意気込んだインテリアやおしゃれすぎる部屋のレイアウト、スタッフの爪先立ちの演出や待遇は、ここでは皆無。温泉と自然の調和や、程よい距離感のもてなしなど、一流の宿に求められるすべてが、石原荘には実にさりげなく備わっているように思います。この宿の魅力は“等身大の品性と知性”。それに尽きるのではないでしょうか」

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泉質は炭酸水素塩泉。
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古い角質を柔らかくしてくれる美容液のような美肌の湯。
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緑豊かな美しい自然。
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2023年にリニューアルした部屋「黄丹」。
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ダイナミックな天降川の眺めが広がる。

【おすすめの過ごし方】

とにかく「これぞ、露天!」という開放的な野天風呂「椋の木」の魅力を味わい尽くすこと。川と風の音、弾ける炭酸の泡の感触などを全身で楽しんで。


※情報は2024年12月現在のものです。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
※料金は、時期によって異なる場合があります。また、入湯税などが別途加算される場合があります。

〈DATA〉

  • 妙見石原荘
  • 料金/¥35,000~( 1泊2食付き、2名利用時1名料金/税・サービス料込)
  • TEL:0995-77-2111
  • 住所/鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4376番地

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EDIT&WRITING :
田中美保、木村 晶(Precious)