シャネル「2025年春夏 オートクチュール コレクション」より、注目ルックを厳選!
シャネルの「2025年春夏 オートクチュール コレクション」が、パリの「グラン・パレ」にて発表されました。“無限の動き”をテーマにしたという会場の中央には、インフィニティのシンボルとして表した“ダブル C”のランウェイが登場。全55のルックが披露されました。
豊富なカラーパレットが印象的だった今回のコレクション。昼から夜への移り変わりを描き出すように、ホワイトにはじまり、パステル、ブライトトーン、ミッドナイトブルー、ブラックへと色彩が移ろいゆきます。
それでは早速、発表されたルックを厳選して振り返ります!
■色彩のインパクトがときめきを加速!

シンボリックなツイードスタイルも、サンシャインイエローやライラック、スカイブルーと、色とりどり。ショーの序盤から軽やかでチアフルなムードが漂います。

ラインニングに鮮やかなカラーを取り入れたルックたちも印象的。パープルのジャカードドレスにオレンジピンクのコートを合わせたスタイルや、鮮やかなショッキングピンク、ビビッドなイエローのライニングが風になびいてチラリとのぞき、コレクションを華やかに彩ります。

軽やかな素材と繊細な刺繍、きらめく星空のようなスパンコールなど、オートクチュールならではの洗練された技術を集結したスタイルも多彩。パフスリーブやケープなど、おとぎ話に登場しそうなロマンティックなルックも目を惹きます。
■メゾンのエッセンシャルカラー“黒”を効かせて

コレクション全体を通して印象的だったのは、“黒”をアクセントにしたディテール。ボウタイリボンや、ウエストマークした黒いベルベットのベルトなど、黒という色がメゾンにとっていかに重要なカラーであるかを、改めて感じさせます。
■カメリアなど、アイコンコードを散りばめて

ベルトやボタンなどにもメゾンのアイコンコードが散りばめられている点にも注目。月や太陽のモチーフを中央に配したベルトや、ロッククリスタル、ラインストーンのボタンも、月や太陽、カメリアへと姿を変えています。
■ミニマルなシルエットも巧みな技巧で繊細な躍動感を

シンプルなシルエットのロングドレスにも、スパンコールやシフォンなど細やかなディテールが躍動感を添えて。メゾンの誉れ高き洗練の技術が、随所に息づいています。
以上、シャネルの「2025年春夏 オートクチュール コレクション」から、印象深いルックたちを一挙にお届けしました。
色彩のもつ“無限”の可能性を見せてくれた今回のコレクション。シャネルのオフィシャルサイトからは、ショーのムービーや披露された全ルックを楽しむことができますので、ぜひチェックしてみてください!
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- (C)CHANEL
- WRITING :
- 池尾園子