まだまだ寒く、重ね着が必須なこの時期。引き締まった印象の黒なら着膨れを防止でき、さらに異なる質感をミックスするコーディネートを楽しめます。それぞれが選んだアイテムとその着こなし術をさっそくチェック。

■1:ローラ・ハリアーは…落ち感のあるツヤコートが黒コーデの完成度を高める

ラフなまとめ髪とシンプルなイヤリングがこなれ感を倍増。
ラフなまとめ髪とシンプルなイヤリングがこなれ感を倍増。

2025年1月28日、パリ ファッションウィーク開催期間中にパリでキャッチされたローラ・ハリアー。コーディネートの軸になるトップスとボトムスは、ハイゲージのニットとストレートパンツというプレーンなアイテムを選んでミニマルシックを体現。そこにレザーコートを重ねて黒のなかにツヤを宿せば、立体感が生まれてリュクスなムードも高まります。ストイックな印象のコートに親近感をもたらすべく、温かみのあるニットを肩に巻きつつ、黒と相性の良いグレーのスニーカーでカジュアルダウンしてフィニッシュ。

■2:ステラ・マックスウェルは…ボンバージャケットとワークブーツでアクティブさを醸す

ジャケットの襟にボリュームがあるので、ヘアはまとめると好バランス。
ジャケットの襟にボリュームがあるので、ヘアはまとめると好バランス。

2025年1月29日、パリ ファッションウィーク開催中のストリートでスナップされたステラ・マックスウェル。重厚感のある素材を選ぶことが多い冬のオールブラックコーディネートも、ボンバージャケットやワークブーツといったアクティブなアイテムを採用すると軽やかさを両立でき、生き生きとした表情にまとまります。ツヤのあるジャケットは、襟と袖元のシアリング素材が好アクセント。ボトムはスリムなストレートパンツを選び、メリハリシルエットを形成しました。

■3:ベラ・ハディッドは…ジャケットとスリムなボトムコーデですらっと見せて

ツヤジャケット、プレーン素材のスカート、スウェードブーツで質感に変化をつけました。
ツヤジャケット、プレーン素材のスカート、スウェードブーツで質感に変化をつけました。

2025年1月25日、NYでキャッチされたベラ・ハディッド。レザージャケット愛用者として知られるベラはこの日、ヴィンテージ調のレザーブルゾンを取り入れていました。胸元と腕周りの切り替えや、裾と袖が絞られているデザイン、さらにツヤがあるのでそれ一枚で立体感たっぷりです。そこにIラインのイレギュラーヘムスカートとポインテッドトゥのロングブーツを合わせ、下半身をすらっと見せるとスタイルアップ効果が高まります。透け感のあるサングラスやゴールドジュエリー、レオパード柄バッグをアクセントにしてヴィンテージ調スタイルをコンプリート。


海外モデルたちの最新「オールブラック」コーディネートをお届けしました。光沢感のあるアウターを取り入れると、無彩色のワンカラースタイルに立体感が宿り絵になります。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香