サステイナブルな意識が高まり、本当に価値あるものを長く着続けることが新時代のキーワードに。
そこで、雑誌『Precious』3月号では、【NOT「着回し!」「着直し」という新たなる概念】と題して、セレブのドレスアップから「着直し」テクニックを学びます。ナビゲートしてくれるのは服飾史家の中野香織さん。
今回は、「着直し」文化が継承される英国王室から、キャサリン妃の「着直し」をご紹介します。
〈英国王室の麗しき「着直し」ヒストリー〉
「着直し」文化が継承される英国王室。時代を超えて愛されるプリンセスの「着直し」術にクローズアップ。
■1:軽やかに変化させるドレスのアップサイクル|キャサリン妃
「欧州では18世紀から“着直し”文化が定着していたので、その精神は英国王室に今も息づいています」(中野さん)
キャサリン妃はオフショルダーのドレスをキャップスリーブにお直し。

小花柄のドレスは“マックイーン”のもの。デコルテを大胆に見せたオフショルダーからキャップスリーブにチェンジ。
■2:コーディネートのアレンジでモダンなエッセンスをON
「同じドレスを“着直す”からこそ、本来の個性や創造性が発揮できます」(中野さん)
真っ白なシフォンのドレスに黒いグローブでメリハリをつけて。

“マックイーン”のワンショルダーは、シルクシフォン仕立て。二の腕までのロンググローブを合わせることでエッジィに。
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- EDIT&WRITING :
- 池田旭香、喜多容子(Precious)
- 写真協力 :
- Getty Images