頭皮のトラブルでよく挙がるのは、乾燥によるかゆみや、脂っぽさによるベタつきでしょうか。乾燥しがちな冬や暑い夏に起こりそうな問題に思いますが、実は春にも悩む方が多いそう。そこで今回は、毛髪診断士指導講師の美香さんに、いまの時期に取り入れるべき頭皮ケアとおすすめのアイテムを教えていただきました。

頭皮も肌だからゆらぎやすい春はトラブル増!
「春先は、寒暖差によって頭皮の皮脂バランスが乱れるため、乾燥したり、皮脂が過剰に分泌されてベタついたりすることがあります。代謝も悪くなるので、角質が溜まりやすくなり、かゆみやニオイ、炎症の原因に。また、頭皮が乾燥していると、角質が浮きやすくなってフケとなることも。
また、皮脂のバランスが乱れると、頭皮のバリア機能が低下して外部刺激を受けやすくなります。春は花粉が飛び、紫外線量が増えるので、これらもまた頭皮トラブルを引き起こす原因になりかねません。
頭皮にトラブルを抱えたときは、皮膚科に行って診ていただくことをおすすめしますが、“なんだかいつもと髪の様子が違う…”とか、“頭皮がムズッとする”と感じる程度でしたら、頭皮環境を整えるケアを取り入れてみるといいでしょう。
頭皮環境を整えるメリットの重要性は、年齢とともに増していきます。それは、年齢を重ねていくと頭皮の弾力が失われて毛根が変形することで、ボリュームの減少やうねり、ツヤ不足などが引き起こされるからです。そういった意味でも、頭皮ケアは習慣化していきましょう!
春先の頭皮ケアで使っていただきたいのは、シャンプー前に使うインバスアイテム。蓄積された角質や余分な汚れを落としながら、健やかな頭皮へ導くアイテムをおすすめします。頭皮も肌と同じように土台をクリアにしておくと、その後に使うシャンプーや育毛剤の効果をきちんと実感できるようになります。
ブランドによって成分やテクスチャーが異なるので、どのように頭皮を整えたいかを思い浮かべながら選んでみてください」(美香さん)
そこで、新作の中から、美香さんが特にPrecious世代におすすめの製品をご紹介くださいました。
「酵素の力で潤いと弾力のある生き生きとした頭皮を育みます」(美香さん)

「酵素働きによるモイストピーリング効果で、刺激はないのに古い角質までするんと落とし、ふっくらとした健康的な白さの頭皮に。頭皮にすっとなじむみずみずしく柔らかなゲルクリームなので、いままで“スカルプケアアイテムってなじませるのが面倒…”と思っていた方にぜひとも使っていただきたいです。おすすめの使い方は、バスタブにお湯を張るタイミングで頭皮に塗り込み、20分くらい置くこと。オーガニック製品なので、可能であれば、首元からデコルテまで塗り広げてみてください。首元の透明感がグッと高まりますよ!」(美香さん)
「地肌の潤いバランスとバリア機能に着目。まさに今の時期にぴったりなプレシャンプー」(美香さん)

「頭皮と髪をクレンジングしながらトリートメントもできる2 in1。特記すべき点は、クレンジング中に地肌を乾燥させることなく、余分な皮脂や汚れを落とす“ミセラーテクノロジー”という技術。まるで顔のクレンジングのように労る力を感じます。チューブの先端が細長くなっているからなじませやすく、頭皮でも濡れた頭皮でも使えるのも便利。イモーテルやローズマリーの中に爽やかなミントが加わったハーブの香りにも癒されます」(美香さん)
「クレイ配合なのに使いやすい!頭皮だけでなく髪までディープクレンジングできます」(美香さん)

「発売は少し先になりますが、頭皮だけでなく髪のキューティクルに蓄積した汚れまで一掃してくれるおすすめアイテムなので、ご紹介させてください。微粒子の汚れに吸着してオフする炭とクレイをWで配合しているので、一掃感が気持ちいいんです。特に良いのが、クレイ配合だと髪がきしむ…というストレスなし。イランイランやラベンダー、リラクセージのリラックスできる香りとともに、ピュアで軽やかな頭皮と髪へ導けます」(美香さん)
これらのアイテムは、週に1〜2回の使用がおすすめとのこと。また、ヘアカラーをした後は、褪色を防ぐために2〜3日ほど空け、カラーが定着してから行うようにしてくださいとアドバイスをいただきました。健康な頭皮を育むことが美髪への道、さっそく取り入れてみませんか?
※掲載している商品の価格は、すべて税込です。また商品はすべて本人の私物です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 越後有希子