2025年3月2日（日）、エンターテイメント界の賞シーズン、そのクライマックスといえる米国アカデミー賞がロサンゼルス・ハリウッドのドルビーシアターで開催されました。本記事ではリリー＝ローズ・デップからミシェル・ヨーまで、幅広い世代が披露したレッドカーペットルックに注目。ミュートカラーや白黒の落ち着いた色味にIラインのシルエット、そしてトレーンのディテールがとくに目を引いた、今年のオスカースタイルをぜひご覧ください。
■１：セレーナ・ゴメス
往年の大女優、ソフィア・ローレンのよう！と話題だったのが『エミリア・ペレス』のセレーナ・ゴメス。肌に馴染むダスティピンクにクリスタルが輝くオフショルダーのドレスは「ラルフ・ローレン」のものです。
■２：マイリー・サイラス
「マックイーン」のホルターネックドレスとレースの手袋でゴシックに装ったマイリー・サイラス。ビーズがあしらわれたボディに、腿から下はシアーなスカートに切り替わるデザインです。お揃いのシアーなグローブがロマンティックなムードを後押し！ ダイヤモンドのジュエリーは「ブシュロン」のものです。
◾️３：エル・ファニング
コルセット風の胸元とふんわりラインのスカートにレトロなムード漂う、『名もなき者 ／ A COMPLETE UNKNOWN』のエル・ファニング。「ジバンシィ」の一着はサラ・バートンによるデザインです。フロントにあしらわれた黒のグログランリボンベルトがコントラストを描き、プリンセスなムードにキレ味をプラス。
■４：マーガレット・クアリー
『サブスタンス』に出演、授賞式では『007』のジェームズ・ボンドへトリビュートとして、ブラックピンクのリサやドージャ・キャットらとパフォーマンスを行ったマーガレット・クアリー。「シャネル」の背中が大きく開いたベルベットのドレスでレッドカーペットに登場しました。首元を飾るのはダイヤモンドのラリアットネックレス。長く背骨に沿って垂らし、バックオープンのディテールをより美しくアピール！
■５：リリー＝ローズ・デップ
フローラル柄のレースを用いた黒のシースルードレスを披露したリリー＝ローズ・デップ。バストと腰、膝上にあしらわれたスパンコールのフリルが特徴のフェティッシュなドレスは「シャネル」のもの。V字ラインの胸元にダイヤモンドのジュエリーが華やかに映えています。
■６：ミシェル・ヨー
鮮やかなブルーの「バレンシアガ」のドレスを纏い、登場したミシェル・ヨー。ストラップレスのブルーのシルクドレスは腰からたっぷりとあしらわれたトレーンが特徴。歩くたびに艶めき、優雅なフォルムを印象づけます。ダイヤモンドの白い輝きでノーブルさを引き立て、端正なドレスアップを完成。
■７：エマ・ストーン
ヌーディなトーンが玉虫色に輝く「ルイ・ヴィトン」のドレスルックを披露したエマ・ストーン。迫力漂う大きく開いたネックラインが特徴のデザイン。フラッパー風のへアスタイルがレトロなムードを後押ししています。ネックレスはなし、ダイヤモンドのドロップタイプのイヤリングでミニマルで洗練された装いに。
第97回アカデミー賞授賞式でスターたちが魅せた、ドレスアップルックをピックアップしてご覧いただきました。奇をてらわず、ミニマルなスタイルが多く見られた今回。女優たち本来の美しさを活かすドレスが、レッドカーペットで存在感あるオーラを発揮していました。
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- PHOTO ：
- Getty Images
- WRITING ：
- 神田朝子
