ピンクを取り入れても、甘く仕上げないのが今っぽいアプローチに。かっこよさも感じられる今っぽいピンクの着こなしにクローズアップしました。
■1:ティネ・ヴァン・カウウェンベルヘは…ブルーのシャツとのコントラストでカジュアルさを加味して切れよく

インフルエンサー兼臨床心理学者、ティネ・ヴァン・カウウェンベルヘが、2025年2月末にミラノでスナップされたばかりの着こなしです。ブルーのシャツにピンクのニットを重ね、グレーのパンツを合わせていました。白くロゴやエンブレムが入っているニットは子どもっぽく見えがちですが、シャツとパンツによって落ち着いた印象に仕上がっています。ニットの中にシャツをインして、ウエストをちらっと肌見せしているところもスタイリッシュで若々しいアプローチに。
バッグをさらにワントーン淡いピンクにした小物使いにも注目。全身にピンクを散りばめても甘くは見えず、統一感のあるコーディネートが完成しています。
■2:エヴァ・チェンは…絵になるふんわりギャザーは×デニムで大人のシンプルモードを表現

255.8万人のフォロワーを誇るファッションエディター、エヴァ・チェン。パリで見かけられた日は、ピンクのブラウスにデニムパンツを合わせていました。ブラウスは裾にたっぷりとギャザーが入っていて、ふんわりしたシルエットをつくり上げています。ベルトでブラウジングして引き締まったラインが完成し、スマート見えに。黒ベルトとゴールドバックルのアクセントのおかげもあり、ふんわりしたシルエットのピンクでもシャープさが際立ち、トレンドの辛口フェミニンが演出できます。シンプルかつ切れのいい理想のモードスタイルです。
■3:ギャビー・マーティンは…メンズ風のオーバーサイズ&チェックがこなれたムードを引き出して

アーティストのギャビー・マーティンは、ロンドンでキャッチされていました。ストライプシャツとピンクのニットの上に、チェックのブルゾンを重ねてボトムにカーゴパンツをコーディネート。すべてオーバーサイズで投入しているので、ゆるっとしてメンズ風の雰囲気にまとまっています。ストライプやチェックをミックスしていてもうるさく見えないのは、ブラウン×ピンクでまろやかに調和しているからです。まさに上級者らしいおしゃれが実現。
チェックのなかから赤をピックアップして、印象的なサングラスのフレームにリピートしているアレンジも見逃せません。
さくらのような淡いピンクを今どきの表情に仕上げていた3人のスナップにスポットを当てました。ただ女性らしいだけでなく辛口ニュアンスも感じられ、新鮮なおしゃれを楽しんでいます。これからの季節に向かって、大人っぽいピンクの着こなしにトライしてみてください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀