「斑雪」…読み仮名3文字だと、なんと読む?5文字では?
明日・3月23日は『世界気象デー』。1950(昭和25)年のこの日、世界気象条約が発効し、国連の専門機関(WMO)が正式に発足したことを記念して制定された記念日です。最近の気象の話と言えば、気温が乱高下と言ってもいいくたい、寒暖差の激しい日々が続いていますね。ということで本日は、温かいようで寒さも残る春のこの時期をよく表した、気象に関する季語から、日本語クイズをお送りします。
【問題1】「斑雪(○○○)」・・・なんと読む?
現代俳句の春の季語になっている「斑雪」の正しい読み方を、かな3文字でお答えください。
ヒント:「降り積もった雪が消え残っている状態。または多く積もるほど降らない春の雪」というイメージを現した、春の季語です。
<使用例>
「今日は暖かいから、斑雪(○○○)の周りがぬかるんでいて、踏むと靴が汚れるわよ」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 斑雪(はだれ) です。

こちらは主に季語としてのニュアンスを持った読み方ですので、2問目では一般名詞としての読み方をおさらいましょう。
【問題2】「斑雪(○○○○○)」…なんと読む?
「斑雪」という日本語の「はだれゆき」以外の正しい読み方を、かな5文字でお答えください。
ヒント:ところどころ違う色が混ざっていることをなんと言うでしょうか?
<使用例>
「ゆうべの寒さで、ダルメシアンのぶちのような斑雪(○○○○○)が凍っているわよ」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 斑雪(まだらゆき) です。

「斑雪」の読み方は「まだらゆき」「はだれゆき」「はだれ」と3通りが正解です。「はだれ」は「まだら」の古くからの言い方です。
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本日は、3月23日『世界気象デー』にちなんで、気象を表現した春の季語から、
・斑雪(はだれ)
と、同じ表記の一般名詞としての読み方から
・斑雪(まだらゆき/はだれゆき)
をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱