【目次】
プロフィール

名前:ウィレム・デフォー(Willem Dafoe)
出生地:アメリカ合衆国ウィスコンシン州
生年月日:1955年7月22日
大学を中退後、前衛劇団「The Wooster Group」の創設メンバーとして活動するなど舞台俳優としてキャリアをスタートさせたウィレム・デフォー。1982年に映画『ラブレス』で映画界に進出し、1986年の映画『プラトーン』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたことで国際的な注目を集めました。アカデミー賞には、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(2000年)『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017年)でも助演男優賞に、『永遠の門 ゴッホの見た未来』(2019年)では主演男優賞にノミネートされるなど、実力派俳優として高い評価を受けています。
そのほかにも『イングリッシュ・ペイシェント』(1996年)『スピード2』(1997年)『処刑人』(1999年)『スパイダーマン』(2002年)『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年)『哀れなるものたち』(2023年)など、多くの名作に出演。ハリウッド映画には欠かせない名優として存在感を発揮しています。
私生活では、演劇のパートナーでもあったエリザベス・レコンテと私生活においても長年パートナー関係にあり、1982年には息子が誕生したものの、2004年に破局。2005年にはイタリア人女優のジアダ・コラグランデと再婚したことを発表しました。
「若いころ」「昔」の写真18選
まず、ウィレム・デフォーの「若いころ」「昔」の写真をピックアップ。
1985年(30歳)映画『L.A.大捜査線/狼たちの街』撮影中

1987年1月(31歳)ロサンゼルス ポートレイトセッション

1988年(33歳)映画『最後の誘惑』より

1989年3月(33歳)第61回 アカデミー賞授賞式

1990年(35歳)パリ ポートレイトセッション

1991年(36歳)映画『ホワイト・サンズ』より

1994年(39歳)映画『今そこにある危機』より

1995年(40歳)映画『ヴィクトリー 遥かなる大地』より

1996年11月(41歳)映画『イングリッシュ・ペイシェント』プレミア

1999年(44歳)第14回 インディペンデント・スピリット・アウォード

2001年(46歳)映画『楽園の女』より

2002年(47歳)映画『スパイダーマン』プレミア

2004年(49歳)サンダンス映画祭

2004年(49歳)映画『スパイダーマン2』ロサンゼルスプレミア

2006年(51歳)インディペンデント・スピリット・アウォード

2007年(52歳)映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』ロンドン チャリティ・プレミア

2008年4月(52歳)トーク番組『The Morning Show With Mike & Juliet』出演時

2009年2月(53歳)第59回 ベルリン国際映画祭

「映画」代表作5選
ここからは、チェックしておきたいウィレム・デフォーの代表出演「映画」を5選、ご紹介します。
『プラトーン』(1986年)

オリバー・ストーン監督。主演は、チャーリー・シーン。ウィレム・デフォーはゴードン・エリアス軍曹役を演じアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。
あらすじ:1967年、ベトナム戦争に志願した陸軍新兵のクリス(チャーリー・シーン)は、ある小隊に配属される。戦況は激化の一途を辿るなか、小隊を仕切るバーンズ軍曹(トム・ベレンジャー)は民間人を殺すこともやむなしと主張。それに反対するエリアス軍曹(ウィレム・デフォー)を戦闘に紛れて殺害してしまう。その事実に気づいたクリスは、エリアスの仇を討つことを計画するが…。
『処刑人』(1999年)
トロイ・ダフィー監督。主演は、ショーン・パトリック・フラナリー、ノーマン・リーダス。ウィレム・デフォーはFBI捜査官のスメッカー役を演じた。
あらすじ:ボストンに住む双子のマーフィー(ノーマン・リーダス)とコナー(ショーン・パトリック・フラナリー)は、ロシアン・マフィアを殺害したことをきっかけに悪人退治に目覚め、次々と街の悪人を処刑していく。FBI捜査官のスメッカー(ウィレム・デフォー)はプロファイリングの末、犯人はプロの殺し屋ではないと予測し、マーフィーたちに疑いの目を向ける。一方で、イタリアン・マフィアの刺客もマーフィーたちの命を狙っていて…。
『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(2000年)

E・エリアス・マーヒッジ監督。主演は、ジョン・マルコヴィッチ。1922年の映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』を題材にした作品。ウィレム・デフォーは俳優のマックス・シュレック役を演じ、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。
あらすじ:1922年、ドイツ。映画監督のムルナウ(ジョン・マルコヴィッチ)は新作映画の撮影のため、俳優陣やスタッフと共にチェコの古城を訪れていた。主役の吸血鬼を演じるマックス・シュレック(ウィレム・デフォー)は、実は本物の吸血鬼。報酬として女優の生き血を得ることを条件に、映画に出演することになったのだ。しかし、シュレックのわがままぶりに周囲は振り回され、現場は混乱に陥ってしまう。
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017年)
ショーン・ベイカー監督。主演は、ブルックリン・プリンス。ウィレム・デフォーはモーテルの管理人ボビー・ヒックス役を演じ、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。
あらすじ:フロリダ州、ディズニー・ワールドの近くにあるモーテル「マジック・キャッスル」に母親のヘイリー(ブリア・ヴィネイト)と暮らしている6歳のムーニー(ブルックリン・プリンス)。同じモーテルに住む子どもたちと悪戯ばかりしているムーニーだったが、管理人のボビー(ウィレム・デフォー)は厳しくも温かい目で彼らを見守っていた。しかし、生活に困窮したヘイリーが部屋で売春行為を始めたことがきっかけで、穏やかな生活が崩れはじめ…。
『永遠の門 ゴッホの見た未来』(2018年)
ジュリアン・シュナーベル監督。共演は、ルパート・フレンド、マッツ・ミケルセンなど。天才画家ゴッホの生涯を題材とした作品で、ウィレム・デフォーはアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。
あらすじ:19世紀末のパリ。幼いころから対人関係に苦しみ、孤独な人生を送ってきたゴッホ(ウィレム・デフォー)。画家としての成功を夢見ていたものの、絵は全く売れず、周囲からもぞんざいな扱いを受けていた。ある集会で画家のゴーギャン(オスカー・アイザック)と知り合い、刺激を受けたゴッホは南仏の町アルルでの新生活をはじめることに。自然豊かな地で創作に打ち込むゴッホだったが、地元の住民とトラブルを起こしてしまい…。
「妻/子ども」の写真7選
演劇のパートナーでもあったエリザベス・レコンテと長年交際していたウィレム・デフォー。結婚はしていなかったものの、ふたりの間には息子がひとり誕生しています。2004年にエリザベスと破局したのち、2005年にイタリア人女優のジアダ・コラグランデと再婚しました。ここからは、「妻/子ども」の写真をピックアップ。
公私ともにパートナーだったエリザベス・レコンテと

エリザベスとの間に誕生した息子のジャックと

2003年1月 ニューヨーク批評家協会賞授賞式

2005年に再婚したジアダ・コラグランデと

2006年2月 バンコク国際映画祭 ポートレイトセッション

2011年9月 第68回 ヴェネツィア国際映画祭

2024年8月 第81回 ヴェネツィア国際映画祭

「男前遍歴」20選
次に、50代後半からの「男前遍歴」をお届けします。癖の強い役柄を演じることが多いウィレム・デフォー。優し気な素顔とのギャップに注目です。
2010年10月(55歳)釜山国際映画祭

2011年9月(56歳)第68回 ヴェネツィア国際映画祭

2011年9月(56歳)第68回 ヴェネツィア国際映画祭

2012年1月(56歳)ミラノ ファッション・ウィーク PRADA ショー

2012年3月(56歳)ニューヨークにて

2012年3月(56歳)SXSW Music,Film + Interactive Festival

2013年8月(58歳)第70回 ヴェネツィア国際映画祭

2014年2月(58歳)映画『グランド・ブダペスト・ホテル』ニューヨークプレミア

2015年6月(59歳)ミラノ コレクション PRADA カクテル・パーティー

2016年10月(61歳)トーク番組『BUILD』出演時

2017年11月(62歳)映画『オリエント急行殺人事件』ワールドプレミア

2018年2月(62歳)第33回 サンタバーバラ国際映画祭

2019年2月(63歳)第91回 アカデミー賞授賞式

2019年11月(64歳)第4回 Patron of the Artists Awards

2020年2月(64歳)インディペンデント・スピリット・アウォード

2020年2月(64歳)インディペンデント・スピリット・アウォード

2022年9月(65歳)第79回 ヴェネツィア国際映画祭

2023年10月(66歳)第18回 ローマ国際映画祭

2024年3月(66歳)第96回 アカデミー賞授賞式

2024年6月(66歳)ニューヨークにて

「現在」の写真3選
悪役から人情味あふれる役まで、幅広く演じてきたウィレム・デフォー。個性派俳優としての地位を確立し、60代後半を迎えた今もなお数多くの作品で存在感を発揮しています。2025年以降は、コーリー・ホーキンス主演のスリラー映画『The Man in My Basement』をはじめ、いくつかの出演作が公開予定となっており、今度の活躍からも目が離せません。
2025年3月(67歳)第97回 アカデミー賞授賞式

2025年3月(67歳)Theatre,Dance,Music:Venice Biennale

2025年4月(67歳)ミラノ 詩の朗読会にて

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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images