仕事でお世話になった方への感謝を伝えるシーンで欠かせない花の贈り物。
雑誌『Precious』4月号では【Blooming Flowers 思いを託す「フラワーギフト」のすべて】と題して、洗練された「フラワーギフト」のための旬のトピックスをご紹介しました。
今回はそのなかから、パリ在住のファッションコーディネーター・高中まさえさんによる、パリの最新「フラワーショップ」レポートをお届けします。
出会いと別れの季節に知りたい、花が紡ぐストーリー。お世話になった大切な人へ、新たな門出を祝って…センスの光るアレンジと信頼のアドレスで、記憶に残る贈り物に。
「フラワーギフト」が身近なフランスから最新流儀を特別レポート!パリの美意識が宿る、注目の「フラワーショップ」指南
花を贈る文化が根付くパリ。美意識の詰まった個性豊かなフラワーショップを巡り、フラワーギフトの本質を探ります。
■1:『DEBEAULIEU(ドゥボーリュー)』〈9区〉|モードな個性が香り立つ革新的な感性で魅了

最先端のモードブランドからも絶大な支持を集める「DEBEAULIEU」。フランス語で「美しい場所」という意味をもち、オーナー兼、アートディレクターを務めるピエール・バンシュロー氏はフラワー業界に変革をもたらしたことでも知られて。
ピエール氏いわく「花束を贈ることは、パーソナルな表現であり、思いやりの表れ。ぜひ、多彩な色が織りなすファンタジックなブーケを楽しんでください」



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■2:『Ko Hana,fleurs&céramique(コ・ハナ フルール&セラミック)』〈19区〉|自然の息吹を感じさせる心地よい空気感

最旬のアートが集い、多文化的な地区として知られるパリ19区のフラワーショップ「Ko Hana」は日本人のケイコ・ミチガミ氏とフランス人のボードゥアン・ルシェ氏が店主を務める。店内はアンティークやハンドメイドの花器に生けられた新鮮な草花が、いきいきと美しく並び、どこか気取らない空気感が漂う。そのノンシャランな雰囲気が、花束にも心地よい余韻をもたらして。



〈DATA〉
- Ko Hana,fleurs & céramique
- 住所:36 Avenue Simon Bolivar, 75019 Paris
※花の価格は、仕入れ状況によって変動する場合があります。
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- EDIT :
- 川口夏希、遠藤智子(Precious)
- 撮影・パリ取材 :
- 高中まさえ