東京・表参道からほど近い場所に店を構える、世界的に名高いステーキハウスのオーナー、ウルフギャング・ズウィナー氏が手掛ける本格イタリアン「イル・ルピーノ・プライム(IL LUPINO PRIME)」。

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人気のテラス席

ハワイ発のこのレストランには、緑豊かな自然を望む開放的なテラス席があり、ペット同伴も可能というのがうれしいポイント。新緑がまぶしい今の季節は、爽やかな風を感じながら過ごせるテラス席でのひとときが特に人気を集めています。

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「新緑アフタヌーンティー」平日 ¥7,800、土日祝 ¥8,800、カクテル1杯セット 平日 ¥8,800 、土日祝 ¥9,800 ※シャンパン、モクテル可

そんなイル・ルピーノ・プライムが、2025年5月16日(金)から提供をスタートしたのが「新緑アフタヌーンティー」。旬の食材とみずみずしい色合いで、初夏ならではの魅力をたっぷりと楽しめる内容です。

今回は、Precious.jpライターが実際に体験した感想を交えながら、この季節限定のアフタヌーンティーをご紹介します。

初夏限定!イル・ルピーノ・プライム「新緑アフタヌーンティー」

■1:緑と白が織りなす、涼感あふれる6品のスイーツ

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手前左「マスカットタルト」、手前右「クッキーサンド」

アフタヌーンティースタンドの上段には、初夏の風を思わせるような涼やかな色合いのスイーツが並びます。目にも楽しい6種のスイーツは、それぞれに工夫が光る個性派揃い。

香ばしいアーモンドタルトの上に、マスカット風味のチーズクリームと瑞々しいマスカットをのせた「マスカットタルト」は、酸味とコクのバランスが絶妙。フレッシュな果実の存在感に、思わず心が躍ります。

「クッキーサンド」は、緑茶を混ぜ込んだクッキー生地に、緑茶のガナッシュとラズベリージャムをサンド。口に入れた瞬間、ホロリと崩れる軽やかな食感と、ほのかな茶の香り、ベリーの酸味が折り重なる上品な味わいです。

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「抹茶ティラミス」

スクエアグラスに詰められた「抹茶ティラミス」は、スポンジ、クリーム、ペーストのすべてに抹茶を使用。ひと口ごとに濃厚な抹茶の風味が広がり、ほどよい苦味が余韻を残す、大人のスイーツでした。

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左「ミントとメロンのショートケーキ」、右「ピスタチオシュー」

「ミントとメロンのショートケーキ」は、生地にミントの香りを移したシロップを染み込ませ、フレッシュミントを加えたミントクリームでメロンをサンド。ミントの主張は控えめで、清涼感を引き立てる役割に徹しており、暑い季節でも軽やかに楽しめます。

緑の濃淡が印象的な「ピスタチオシュー」は、シュー生地・クリーム・ローストナッツ・ペーストと、まさにピスタチオづくし。さらに抹茶風味のクッキー生地を重ねることで、香ばしさと深みをプラス。ピスタチオ好きにはたまらないひと品です。

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「香りグラニテ」

「香りグラニテ」は、エルダーフラワーがほんのり香るゼリーに、ライムのグラニテとキウイを合わせた涼やかなデザート。口にするたびに酸味のニュアンスが変わり、さっぱりとした後味が印象的です。

■2:オーダーごとに仕上げる、贅沢セイボリーの饗宴

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手前「生ハムメロン」、中央「イタリア直送モッツァレラを使ったカプレーゼ」

アフタヌーンティースタンドの下段には、しっかりと食べ応えのあるセイボリーが5種並びます。いずれもオーダーごとに仕上げるというこだわりが光る、レストランクオリティのラインナップです。

「生ハムメロン」は、専用スライサーで切りたての生ハムをメロンにふわりと重ねたひと品。薄くスライスされた生ハムの口どけのよさと、ジューシーなメロンの甘さが口の中でとけ合い、シンプルながら完成度の高い味わいに驚かされます。

「カプレーゼ」は、イタリアから空輸された水牛モッツァレラを使用。もっちりとした質感のチーズに、パプリカのマリネが彩りと酸味を添えます。

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左奥「マグロのタルタルパイ」、右奥「USDA PRIME BEEFのミニハンバーガー」

「USDA PRIME BEEFのミニハンバーガー」は、注文を受けてから焼き上げるパティが主役。肉の旨みが凝縮されたジューシーな味わいで、小ぶりながら満足感は十分。

「マグロのタルタルパイ」は、サクッと香ばしいパイ生地とタルタルのねっとりとしたコントラストがクセになる味わい。全体を通して、軽食の域を超えた「しっかり食べられるセイボリー」としての満足度の高さを実感できます。

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「USDA PRIME BEEFとウニ、キャビアのオープンサンド」

さらに「USDA PRIME BEEFとウニ、キャビアのオープンサンド」は、贅沢な食材を惜しみなく重ねた華やかな逸品。ウニの濃厚さとキャビアの塩気が、牛肉と絶妙にマッチしています。

■3:抹茶の香り広がるスコーンと上質な紅茶時間

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「抹茶スコーン」

アフタヌーンティーの楽しみといえば、スコーンや紅茶をあげる方も多いのではないでしょうか。今回は、抹茶を練り込んだスコーンが登場。ほんのりとした甘さの中に、抹茶ならではのほろ苦さが顔をのぞかせ、やや重めの食感が心地よい満足感を与えてくれます。

あわせて楽しめるドリンクは、ドイツ発のプレミアムティーブランド「ロンネフェルト」をはじめ、数種のコーヒーなどが揃い、すべて90分間のフリーフローで提供されます。

筆者が選んだのは「スプリングダージリン」。ファーストフラッシュらしい若葉のようなみずみずしさが際立ち、抹茶スコーンとの相性抜群。どちらもお茶の風味が感じられるため、味わいに自然なつながりがあり、最後まで楽しめました。

■4:新緑を感じる、彩りドリンク

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3種類のスペシャルなドリンク ※アフタヌーンティーとは別料金

アフタヌーンティーと一緒に楽しめる、見た目にも涼やかなグリーンカラーのドリンクが登場。ノンアルコールの「シャインマスカットスカッシュ」(¥1,800)、カクテルの「シャインマスカットマティーニ」(¥2,400)、「メロンフィズ」(¥2,600)の3種類です。

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「メロンフィズ」

そのなかで筆者が選んだのは、ひときわ鮮やかな「メロンフィズ」。どこか懐かしさを感じるメロンソーダ風のルックスながら、口にすると驚くほど軽やか。

トッピングされたフレッシュメロンやオレンジの香りも相まって、上品な香味とすっきりとした後味が印象に残りました。テーマに合わせて、ドリンクもグリーンでそろえてみるのも素敵な楽しみ方です。


新緑の季節にぴったりな、緑と白で彩られた「イル・ルピーノ・プライム」のアフタヌーンティー。心地よい風を感じながら、季節の味わいにゆったりと浸ってみてはいかがでしょうか。

※掲載商品の価格は、すべて税・サービス料込みです。

問い合わせ先

  • イル・ルピーノ・プライム 
  • 「新緑アフタヌーンティー」
    提供期間/~2025年6月30日(月)予定 ※予約は1名から、電話もしくはWEBで前日17:00までに要予約
    提供時間/14:00~16:00(最終入店) ※120分制(飲み物は90分L.O.)、1日10名限定
  • TEL:03-6804-5661
  • 住所/東京都港区北青山3-4-3 ののあおやま2F

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この記事の執筆者
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WRITING :
篠原亜由美
EDIT :
小林麻美