暗く長い冬が完全に終わりを告げ、マグノリアや桜に続きチューリップや藤の花が咲き誇り、一気に明るさを増す英国の5月。そんな空気感を纏ったワンピースで公の場に現れ、幸福なシーズンを祝福していたカミラ王妃。彼女の定番であるミディ丈&フレアスカートが特徴のゆったりとしたシルエットはそのままに、華やかなフローラルプリントや淡いピンクでフレッシュなムードを振りまいていた77歳の最新スタイルを紐解いていきましょう。

■1:コントラストの効いた花柄でフレッシュな印象に

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足元はグレージュのスエードパンプスを選び、馴染ませてワンピースを引き立てています。

2025年5月20日、ロンドンにあるカナダ・ハウスの100周年記念式典に出席。「フィオナ・クレア」によるワンピースは長袖のミディ丈。クリームカラーをベースに鮮やかなブルーとピンクの色調のフローラルプリントはパッと周囲が明るくなる華やかさです。ジュエリーは彼女の定番の「ヴァン クリーフ&アーペル」のブレスレットや、中央にダイヤモンドの留め金が付いた4連のパールチョーカーで洗練とエレガンスをあと押し!

■2:グリーン&エスパドリーユ風サンダルでナチュラルなムードを堪能

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ゴールドのジュエリーを合わせて洗練をプラス。

同日、ロンドンにあるロイヤル・ホスピタル・チェルシーで開催されたRHSチェルシー・フラワー・ショーを訪問。同じく「フィオナ・クレア」によるグリーンリーフプリントのミディワンピースを着用しています。足元はクリーム色のウェッジヒールで軽やかな印象に。世界的なガーデニングの祭典のムードに寄り添う、ナチュラルなエレガンス漂うスタイルです。

■3:優しくソフトなペールピンクのリピートワンピース

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バッグはエクリュの「ボッテガ・ヴェネタ」を合わせていました。

2025年5月26日:チャールズ国王と、カナダ公式訪問のため、オンタリオ州オタワのリドー・ホールに到着。ハリー王子とメーガン妃のロイヤルウェディングで着用した「アンナ・バレンタイン」のドレスを再び纏っていました。

キャサリン皇太子妃も5月20日にふたりのウェディングで着用したのと同じドレスを再び着用し、ハリー王子とメーガン妃の結婚7周年記念日(5月19日)の直後であったため、カミラとキャサリン、ともにさりげなく支持を表明しているのでは?と王室ファンの間で憶測が飛んでいます。今回、カミラ王妃はバイカラーのパンプスを合わせ、黒のキャップトゥが淡色の装いをキリッと引き締め。愛用のブレスレット、メープルのブローチ(カナダへのオマージュ)、孫たちのイニシャルが刻まれたペンダントで煌めきをプラスしています。


今回は英国・カミラ王妃の最新スタイルをご覧いただきました。ワンピースのフォルムや小物使いなど、ひと目でわかる、自分のスタイルを確立している王妃。T.P.O.や季節感をジュエリーや色でプラスする潔いワンパターンは、忙しい大人こそ参考にすべきおしゃれの秘訣かもしれません。

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この記事の執筆者
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WRITING :
神田朝子