東京タワーを間近に望み、芝公園の緑に寄り添うように佇む「ザ・プリンス パークタワー東京」。ホテル1階に位置する「ロビーラウンジ」は、大きな窓から自然光がたっぷりと差し込み、明るく開放感に満ちた空間が広がります。

現在、店内の窓の一部には、アーティスト・いくらまりえ氏によるウインドウアートが施され、夏らしさ全開のムードに。アート越しに東京タワーが顔をのぞかせる、今だけの特別な景色も見逃せません。

そんな「ロビーラウンジ」で、2025年8月31日(日)まで楽しめるのが「北海道メロンアフタヌーンティー」。
北海道・富良野市の山崎メロン園から届く完熟メロンをはじめ、幕別町のチーズ工房「NEEDS」のチーズや、希少なじゃがいも「インカのめざめ」、とうもろこしなど、北海道産の素材をふんだんに使用したスイーツとセイボリーが登場します。
Precious.jpライターが体験してきましたので、味わいの感想とともに、メニューの魅力をたっぷりとご紹介します。
北海道づくし!ザ・プリンス パークタワー東京「北海道メロンアフタヌーンティー」
■1:見た目も味わいも「ザ・メロン」な主役スイーツ

「これはもう、まさにメロン!」と思わず声が出てしまいそうな、インパクト抜群のスイーツが「ザ・キング」。メロンの網目模様をかたどったホワイトチョコレートに包まれたひと皿は、見た目の楽しさも相まって、気分が一気に盛り上がります。
中には、北海道産の赤肉・青肉メロンを使ったトライフルがたっぷり。フレッシュな果肉に、マスカルポーネとホワイトチョコレートを合わせたパティシエ特製クリームが重なり、ジューシーさとコクが見事に調和しています。
丸くくり抜かれたものとカットされたもの、2種類のメロンが使われていて、フレッシュな状態をしっかり堪能できるのも魅力。さらに、メロン色の器までもがチョコレート製で、最後のひと口まで余すことなく楽しめるスイーツです。
■2:北海道素材が光る、彩り豊かなスイーツたち

「ザ・キング」のほかスイーツは6種類。どれも、北海道産の牛乳や生クリームを使用し、素材の味を活かしたやさしい甘さが魅力です。
北海道産のミルクを使ったタルトには、なめらかなカスタードクリームを絞り、ジューシーなメロンをたっぷりとトッピング。メロンの自然な甘みをダイレクトに楽しめる、シンプルながらも贅沢な仕立てです。
赤肉・青肉のメロンがはみ出るように盛りつけられたシュークリームには、北海道産にこだわった2種のクリームを使用。ふんわりとした生地とクリームのバランスも秀逸でした。
さらに、北海道・幕別町のチーズ工房「NEEDS」のクリームチーズを使ったレアチーズケーキも登場。濃厚なミルクの風味に、チーズ特有の爽やかな酸味がほんのり加わり、メロンやベリーとの相性も良好。あとを引くおいしさです。

シェフのおすすめとして挙がったのが、「メロンモンブラン」。一見洋風の見た目ながら、中には白あんにメロンの風味を加えた和の要素が隠れています。青肉メロンと北海道産生クリームを合わせ、やさしい甘さとすっきりとした後味が楽しめる、夏らしい爽やかなモンブラン。筆者もとくに印象に残ったスイーツのひとつです。

グラス仕立てのパンナコッタは、2種のメロンとライムゼリーを合わせ、口の中をリセットしてくれるような涼やかさ。北海道産の生クリームとミルクを使用しながらも、後味は軽やかです。
そしてもうひとつのシェフのおすすめが、2種のスコーン。北海道産とうもろこしを使い、表面に卵と醤油を塗って香ばしく焼き上げたものと、「NEEDS」のチーズを使った、ほんのり甘みのあるタイプ。
どちらも塩味ベースで、一般的なスコーンとは一線を画す新鮮な味わい。やわらかく軽やかな食感で、ひと口サイズなのもうれしいポイントです。
■3:塩味でも北海道!素材の魅力が詰まったセイボリー

セイボリーは、北海道の食材をふんだんに使った4種類。まず目を引くのは、見た目にも涼やかなカプレーゼです。
使われているのは、スイーツにも登場した北海道・幕別町のチーズ工房「NEEDS」のモッツァレラと、フルーツのように甘みのある北海道産ミニトマト「シシリアンルージュ」。トマトゼリーと組み合わせることで、みずみずしさがさらに引き立ち、チーズとの相性も抜群です。
サンドイッチスタイルの「チキンテリーヌサンド」には、北海道産の鶏肉を使用。コクのあるテリーヌにピクルスを添え、発酵ハスカップのソースがアクセントに。ベリーのような甘酸っぱさが後味に残り、奥深い味わいでした。

コーンスープは、北海道産とうもろこしの甘みを生かした冷製仕立て。丁寧に裏ごしされたとろみのあるスープに、カラフルな野菜のクルトンが浮かび、見た目も愛らしく、やさしい味わいが口いっぱいに広がります。
最後は、じゃがいもの希少品種「インカのめざめ」を使用したキッシュ。パプリカやズッキーニなどの夏野菜も加わり、ひと口ごとに彩りと食感が楽しめます。「インカのめざめ」特有の甘みは想像以上で、まるでスイーツをいただいているような感覚になりました。
■4:ドリンクは、北海道のエッセンス入りやホテルオリジナルに注目

最初に提供されるウェルカムドリンクは、メロンとジャスミンティーを合わせたティーソーダ。ほどよい甘さの中に、ジャスミンティーのほのかな渋みと華やかな香りがふわりと広がり、爽やかな余韻を残します。
グラスに添えられたメロンも完熟で甘みがあり、ドリンクとともにいただくことで、さらに贅沢な気分に。

その後は、グラス交換制で紅茶やハーブティー、コーヒーなどを自由に楽しめるフリーフロー形式。中でも、北海道素材を使ったものや、夏らしい果実を使ったフレーバーティーは、季節感を味わいたいときにぴったりです。
たとえば、マスカットの香りをまとわせた紅茶にドライフルーツをブレンドしたアイスティーは、果実感があふれる爽やかな一杯。北海道・上富良野町産のラベンダーを使用したブレンド煎茶は、繊細な香りが心をほどいてくれます。

さらに、今回から登場したホテルオリジナルの「パークタワーブレンド」にも注目を。ダージリンをベースに、ホテルを囲む豊かな緑をイメージしてブレンドされたこの紅茶は、香り高く清々しい味わいが特徴です。ぜひストレートでお楽しみください。
例年に増して厳しい暑さが予想されるこの夏。明るく開放的なホテルラウンジで涼をとりながら、北海道の恵みに満たされるメロンたっぷりのアフタヌーンティーを楽しんでみてはいかがでしょうか。東京にいながら、北海道を旅しているような優雅なひとときを過ごせますよ。
問い合わせ先
- ザ・プリンス パークタワー東京
- 「北海道メロンアフタヌーンティー」
提供場所/1F「ロビーラウンジ」
提供期間/~2025年8月31日(日)※前日までの予約制
提供時間/12:00〜19:00(最終入店時間 16:00) - TEL:03-5400-1170(レストラン予約係 10:00〜18:00)
- 住所/東京都港区芝公園4-8-1
関連記事
- 高級ホテルの「夏のアフタヌーンティー」5選|「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」や「フォーシーズンズホテル京都」など
- 甘い香りのはちみつ&スパイスを存分に使用!ホテル椿山荘東京の「サマーハニーアフタヌーンティー」
- 瑞々しいメロンスイーツがたっぷり!東京ステーションホテルの「メロン アフタヌーンティー」
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 篠原亜由美
- EDIT :
- 小林麻美