「朦朧」ってなんと読む?この時期に気を付けたいことです!
明日、7月22日から、令和7年の二十四節気は「大暑」に入ります。字の通り、一年で最も暑い時期、という分類ですので、みなさま、暑さ対策をしっかりなさってくださいね。本日はまず、この時期に特に気を付けたいことに関する熟語のクイズです。
【問題1】「朦朧」ってなんと読む?
「朦朧」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「意識が確かでないさま」「ぼんやりとかすんで、はっきり見えないさま」「ものごとの内容・意味などがはっきりしないさま」などの意味を持もつ言葉です。
<使用例>
「外出するなら、暑さで朦朧となる前に、水分補給と適切な休息を忘れずにね」

さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 朦朧(もうろう) です。

これをふまえて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「朧げ」ってなんと読む?
「朧げ」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「物事がはっきりしないさま」「月が雲や霞に遮られて、ぼんやりとしているさま」です。
<使用例>
「記憶が朧げなんだけれど、たぶん、来たかったお店はここだと思うの」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 朧げ(おぼろ-げ) です。

月偏に龍で「おぼろ」とは、なんとも風流な漢字ですが、「朦朧(もうろう)」という熟語は、どちらも「おぼろ」と読む字でできており、意識などが混濁した状態をよく表しています。「朦(おぼろ)」より「朧(おぼろ)」のほうがポピュラーに使われており、『源氏物語』の「朧月夜(おぼろづきよ)」もこの字です。ちなみに、卵や挽き肉などを炒ってばらばらにした「そぼろ」の漢字表記は「素朧」です。
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本日は、7月22日から令和7年の「大暑」に入ることにちなんで、
・朦朧(もうろう)
・朧げ(おぼろ-げ)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/国立天文台ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱