インフィニティプールで有名なシンガポールの統合型リゾート「マリーナベイ・サンズ」。全室を改装し大幅にアップグレードされた「ザ サンズ コレクション」と、ワンランク上の贅沢を楽しめる「ザ パイザ コレクション」があります。
24時間体制の専属バトラーがつき、空港までの送迎サービスや専用エントランスでのチェックインができる上質なプランは、シンガポールでの旅を特別なものにしてくれるはず。
また、かねてから発表されていた「マリーナベイ・サンズ」の隣接地に建設予定の新しいウルトララグジュアリーな施設開発に向けたの起工式が2025年7月15日に行われました。
「マリーナベイ・サンズ」を超える超高級施設になるという情報も合わせて、現地を訪問したPrecious.jpライターがご紹介します。
広々ルームでゆったり楽しめる! 最上級クラスのスイート「ザ・パイザ コレクション」
「マリーナベイ・サンズ」が誇るハイクラスコレクションが「ザ・パイザ コレクション」です。各種要望を叶える専属バトラー付きのルームを見ていきましょう。
■1:極上の滞在が叶う「ザ・プレジデンシャルスイート」

360平方メートルの広さを誇り、ホテル内でも最大級のスイートのひとつ「ザ・プレジデンシャルスイート」。
空港にロールスロイスやメルセデス・マイバッハでお迎えされたのち、専用入り口から案内されます。専用ラウンジやお部屋内でチェックイン。荷物の開封やレストラン予約から、手に入りにくい銘柄の酒の入手まで、バトラーがすべてケアしてくれます。
広いリビングには床から天井まで広がる大きな窓があり、シンガポールの街並みを一望できます。リビングにはバーカウンターが隣接しており、カクテルが堪能できます。

寝室は2室用意されており、いずれもイギリス・ウェールズ発の高級ベッドブランドSavoirのベッドが用意されています。好きなタイプの枕を選ぶことができ、さらに、ノンカフェインのドリンクが供えられた就寝前のひとときを楽しむための冷蔵庫も設置されています。あらゆる面から最高の眠りが提供できるように配慮されています。
■2:2名での滞在なら「ザ・スカイラインスイート」がおすすめ

寝室が1室ながらも200平方メートルの広さを持つ極上スイートルーム「ザ・スカイラインスイート」。このスイートタイプは、カラオケルームや娯楽スペース、ゴルフシュミレーターを備えたタイプなど、さまざまなレイアウトが選べるそう。こちらのスイートもバトラーが24時間体制であらゆる要望を叶えてくれるサービスがついています。
リビングがシティービューになっていて、毎年8月9日に行われるシンガポールの建国記念日の花火などが一番よく見える部屋だそう。

リビングにはキッチンがあり、自分で調理することも、シェフを呼んで調理してもらうことも可能です。長期滞在の際にはうれしい設備ですよね。

ウォークインワードローブも広々とした作り。メイクルームはもちろん、洗面台まで設置されています。着替えからメイクまで、この部屋で完結するのは助かりますよね。
■3:専用ラウンジ「パイザ・スカイレジデンス」で優雅なひとときを

ザ・パイザコレクションに宿泊の方は、タワー2の55Fにある専用ラウンジ「パイザ・スカイレジデンス」が利用できます。チェックインがこちらでできるほか、ブランチ、ハイティーなどでも利用できます。

今回は特別にアフタヌーンティーを体験させていただきました。この日に提供されていたのは「ジャパニーズアフタヌーンティー」。
回転式のティースタンドに乗って登場したのは「Tamagoyaki」や「Unagi Roll」、「Chocolate Chestnut Cake」など、どこかホッとする味わいのスイーツとセイボリー。

シグネチャースコーンとして「Hojicha Scone」がオレンジのコンポートとクロテッドクリームと共にサーブされました。保温されほうじ茶の香りをより強く感じられるスコーンと、オレンジのコンポート、クロテッドクリームの相性は抜群。
そして豊富なドリンクの中で注目は、シンガポールのブランド「ETTE」のお茶の数々。バニラのような香りのパンダンを使った「Pandan Earl Grey」や、中国の高級緑茶「Long Jing Dragon Well」などを楽しむことができます。ぜひ、立ち寄って、スカイビューと共に楽しんでくださいね。

夜にはアルコール類も提供されます。ワインやウィスキー、オーセンティックなカクテルも取り揃えてありますが、注目はパイザ・スカイレジデンスのオリジナルカクテル「INSPIRED COCKTAILS」。
8種あるうちから今回は「SEA COFFEE MARTINI」をチョイス。ラムを使ったドライなコーヒーマティーニが泡をまとって登場し、素敵なサプライズとなりました。コーヒーリキュールといれたてのエスプレッソを使った、コーヒー好きにはうれしいマティーニでした。
20:00~24:00(金土祝は~25:00)の時間は「スカイライン ジャズ セッション」が開催され、生演奏を聞きながら、シンガポールの夜景を楽しむことができます(ライブ演奏は毎晩20時30分よりスタート/宿泊者は全員「ウイスキーバー」で開催される「スカイライン ジャズ セッション」に参加できます)。
新たな統合型リゾートは総工費US$80億!ウルトララグジュアリーな施設開発の起工式もラグジュアリー

「マリーナベイ・サンズ」の隣接地に建つ予定の開発プロジェクト。その起工式には、ラスベガス・サンズの共同創設者であるミリアム・アデルソン博士や会長兼最高経営責任者(CEO)のロバート・ゴールドスタイン氏、社長兼最高執行責任者(COO)のパトリック・デュモン氏が登壇。各国のインフルエンサーやメディアも参加し、華々しく行われました。
ロバート・ゴールドスタイン氏は、「マリーナベイ・サンズは、歴史上最も成功した世界最大の統合型リゾートであり、業界におけるゴールドスタンダードとなった」と語り、新たな開発はシンガポールにおけるラグジュアリーツーリズムの新時代を切り拓くものになると述べました。
また、シンガポールのローレンス・ウォン首相兼財務大臣も出席し、シンガポールにとって新たな象徴が誕生するとコメントしました。

新たな開発施設はマリーナベイ・サンズの隣に位置し、全570室がスイートルームであるラグジュアリーホテルタワーとなります。マリーナ・ベイとシンガポール海峡のパノラマビューを収める形になり、屋上にはもちろんプールも。館内にはレストラン、ブランドショップなどが並び、マリーナベイ・サンズを上回るラグジュアリー空間となる予定とのこと。
また、約1万8,600平方メートルの広さのプレミアム会議スペースや、15,000席のエンターテインメントアリーナも併設され、一大リゾートエリアとなります。

起工式では、シンガポールのアーティストであるジャスミン・ソッコ氏、カナダ人シンガーソングライター兼マルチインストゥルメンタリストのヘンリー・ラウ氏によるパフォーマンスも行われ、大盛り上がりとなりました。
総工費80億米ドルとなる一大プロジェクトは2030年の完成、2031年開業を予定。世界最高クラスになること間違なしのリゾートの誕生が待ち遠しいですね。
シンガポールは日本との時差も少なく、羽田空港からシンガポール・チャンギ空港までの飛行機は毎日就航しているため、比較的アクセスしやすい国です。
そして、世界有数のラグジュアリーな滞在が楽しめるマリーナベイ・サンズと、それを上回るラグジュアリーな施設開発となる予定のIR2。アジアの躍動する雰囲気を楽しむにもぴったりなリゾートを、ぜひ楽しんでくださいね。
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- TEXT :
- 田中いつきさん フリーランスライター
- EDIT :
- 小林麻美