「生滅」ってなんと読む?「せいめつ」ではないですよ!
明日、7月30日は「7(な)ま30(サーモン)」の語呂合わせで『生サーモンの日』という記念日に制定されています。塩鮭もいいですが、生のサーモンは味付けが自由なぶん、レシピの幅が広がりますね。明日の食卓にいかがでしょうか? ということで本日は「生」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「生滅」ってなんと読む?
「生滅」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「生まれることと死ぬこと。生ずることと消えてなくなること」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「歴史を通して見ると、人の生滅のいとなみから学ぶことが、とても多いですね」

さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 生滅(しょうめつ) です。

読み方を知ってしまうと「消えてなくなる」という意味の「消滅」を連想しますが、「生滅(しょうめつ)」は同音異義語です。難しい言葉ですので、遭遇したときに「せいめつ?」と、読み方に迷いそうですので、取り上げてみました。
さて、2問目にまいります。
【問題2】「生直」ってなんと読む?
「生直」の、読みがな3文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「真面目で堅苦しいさま。生真面目(きまじめ)」という意味です。
<使用例>
「B課長は生直な方ですから、正攻法の交渉が早道かと」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 「生直(きすぐ)」 です。

「生」も「直」もやさしい字ですが、それぞれ読み方のバリエーションが多いので、「きすぐ」と読むまで、候補の選択肢が多いですね。ちなみに読みがな5文字だと、現代ではあまり使わない表現ですが「おいなおり/成長して、性格などが以前よりよく改まること」という意味の、別の言葉になります。ということで、今回のクイズでは読みがなの字数を限定いたしました。
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本日は、7月30日『生サーモンの日』にちなんで、「生」という字の入った日本語から、
・生滅(しょうめつ)
・生直(きすぐ)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱