「漁色家」ってなんと読む?「りょうしきか」ではありません!
本日はいきなりクイズから始めます。
【問題1】「矢張(○○○○)」・・・なんと読む?
「矢張」という日本語の、読みがな4文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「静かにじっとしているさま」「事態・状況が変化していないさま」「予期した通りの事態であるさま」「さまざまな経過を経ても、結局は同じ結果・同じ隊に集結することを認める気持ちを表す語」などの意味で使われる言葉です。
<使用例>
「まさかと思ったけれど、矢張(○○○○)ここにいたのね」

さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 矢張(やっぱり/やっぱし) です。

「矢張(やっぱり/やっぱし)」は口語的な響きですが、辞書にも掲載されている言葉です。もととなった「矢張(やはり)」は、副詞として古来から使われてきた言い回しですが、語源の意味は定かではなく、漢字は当て字のようです。
ルーツがあいまいでも、音変化した言い回しまでが辞書に掲載されるほど歴史が長い、現在でもよく使われる言葉…と思うと、「矢張(やはり/やっぱり/やっぱし)」は、なかなかおもしろい日本語です。さて実は、明日、8月1日は『やっぱり家の日』という記念日に制定されているのです。これは「8(や)っぱり1(い)えがいちばん」と、家の大切を再認識する機会に、という願いで、ホームファニッシングを扱う起業が制定、日本記念日協会に認定された記念日になります。猛暑が続く季節でもありますので、家の中でのくつろぎタイムをより充実させる工夫、ぜひ考えてみたいですね。
では2問目は「家」とつく日本語からクイズを出題します。
【問題2】「漁色家」ってなんと読む?
「漁色家」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「次々に情事の相手を求め、それにふける好色な人」を言う言葉です。
<使用例>
「彼って、漁色家だと誤解されがちだけれど、実はとても一途な恋愛観の持ち主らしいわ」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 漁色家(ぎょしょくか) です。

「すけべ」や「浮気者」「体目当て」など、あからさまに言いにくい言葉を言い代えたいとき、この「漁色家(ぎょしょくか)」という言葉を知っていると便利かもしれません。
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本日は、8月1日、『やっぱり家の日』にちなんで、
・矢張(やはり/やっぱり/やっぱし)
・漁色家(ぎょしょくか)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱