人間の体の一部です!「鳩尾」ってなんと読む?
明日、8月10日は『鳩の日』です。日付は8(は)10(と)の語呂合わせで、銘菓『鳩サブレー』でおなじみの株式会社豊島屋が制定した記念日で、平和の象徴である鳩のことをより多くの人に知ってもらい、鳩を愛する人にその気持ちを深めるきっかけの日にしてもらいたい、という願いが込められているそう。
ということで、本日は「鳩」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「鳩合」ってなんと読む?
「鳩合」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「集め合わせること。また、集まり合うこと」という意味です。
<使用例>
「本日は、焼き菓子愛好家鳩合のもと、互いにおすすめのお菓子を発表し合うという催しです」

さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 鳩合(きゅうごう) です。

「鳩」という字の意味として、「鳥のハト」のほか、「集める。集まる」と「安んずる。安らか」がございます。鳩は平和の象徴とされますが、漢字も平和的に集合するというイメージをもっているのです。
さて、2問目は「鳩」の入った定番の難読熟語のおさらいクイズです。
【問題2】「鳩尾」ってなんと読む?
「鳩尾」の読み方として正しくなるよう、「○ぞ○○」の○に、それぞれ、かな1文字ずつあてはめて完成させてください。
ヒント:人間の体の一部分で、形が鳩の尾に似ていることから、この表記になったとされています。
<使用例>
「つまずいて、棚の角に鳩尾(○ぞ○○)をぶつけてしまった時は、苦しくて悶えてしまったわ」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 「みぞおち」 です。

「鳩尾(みぞおち)」は、「人間の胸骨の下のくぼんだところ」の名称ですね。人体の急所のひとつでもありますが、冷たい水を飲んだとき、ちょうどヒヤッとしたように感じる場所なので「みぞおち/みずおち」という呼び名がついたようです。「鳩尾」という表記は、「鳩の尾…三角形、または台形」というイメージから。この部位の形になぞらえたものです。

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本日は、8月10日、『鳩の日』にちなんで、「鳩」という字の入った日本語から、
・鳩合(きゅうごう)
・鳩尾(みぞおち/みずおち/きゅうび/はとお)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)/photo AC
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱