「滑滑(○○○め)」…なんと読む?

明日、8月23日は『油の日』です。企業規模の精油発祥の地とされる京都の離宮八幡宮を擁する宇佐八幡宮が、859(貞観/じょうがん元)年、大分県から京都府に遷宮(せんぐう)された日にちなんだ記念日です。油といえば、ぬるぬると滑る手触りが特徴ですので、本日は「滑」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「滑滑」ってなんと読む?

「滑滑」の読み方として正しくなるよう、「○○○べ」の○に、それぞれ、かな1文字ずつ当てはめて完成させてください。

ヒント:「物の表面の手ざわりがなめらかでざらつきのないさま」を表現する言葉です。

<使用例>

「子どものほっぺたって、滑滑(○○○べ)で気持ちいいわよね」

○に入る、それぞれのかなは??
○に入る、それぞれのかなは??

さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 滑滑(すべすべ) です。

「滑る(すべ-る)」が重なって「滑滑(すべすべ)」です。
「滑(すべ)る」が重なって「滑滑(すべすべ)」です。

「滑(すべ)る」は常用漢字の読み方ですので、正解率が高かったのではないでしょうか?

では、2問目にまいりましょう。

【問題2】「滑滑(○○○め)」…なんと読む?

「滑滑」の読み方として正しくなるよう、「○○○め」の○に、それぞれ、かな1文字ずつ当てはめて完成させてください。

ヒント:「柔らかくなめらかで、感触のよくないさま」を表現する言葉です。

<使用例>

「こぼれた油をうっかり触ってしまって、手が滑滑(○○○め)するわ」

○に入る、それぞれのかなは?
○に入る、それぞれのかなは?

さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 滑滑(ぬめぬめ) です。

「滑(なめ)らか」ではなく、表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)の「滑(ぬめ)る」を重ねた擬態語です。

同じ表記でも、読み方でイメージが変わりますね。ちなみに「滑滑」には、ほかに「ぬらぬら」「つらつら」などの読み方もございます。

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本日は、8月23日『油の日』にちなんで、「滑」という字の入った日本語から、

・滑滑(すべすべ)(ぬめぬめ)

などの読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱