おしゃれプロが実感を込めて推薦!一周回った今、本気で惹かれる「絶対名品」
ずっと心のどこかで憧れを抱いていた最高峰のものから、若いときより今の自分にこそ、ふさわしいと思える巡り合いの逸品まで…。時を経て今まさに指名買いをしたい名品の魅力を、10人の選者が伝えます。
1.「ルイ・ヴィトン」の 『スピーディ』…「最高のデザインと歴史の豊かさに今改めて、圧倒的な魅力を感じています」 スタイリスト 大西真理子さん
多くの名品に接してきた大西さんは、『スピーディ』の真価に今、改めて魅了されているそう。
「シックな色合いの『モノグラム・キャンバス』といい、シンプルなボストン型といい、最高に美しいデザイン。旅行用トランクを起源にするブランドの長い歴史にも風格を感じます。若い頃は、持つと可愛らしさが出るように思い、手に入れることはありませんでしたが、最近は大人がカジュアルな着こなしに取り入れるのがかっこいいと確信。今なら自分らしく効かせたいと計画中です」
2.「ティファニー」のジャン・シュランバージェのリング…「誕生から60年以上を経ても常に新鮮でモダンなスタイルは唯一無二」 スタイリスト 古田千晶さん
伝説のジュエリーデザイナー、ジャン・シュランバージェによって生み出されたクロスステッチモチーフが特徴的なこのダイヤモンドリング。古田さんは「ずっと好きな名品」と思いを寄せてきたそう。
「1959年に誕生のクラシカルなデザインでありながら、いつ見ても新鮮でモダン。ダイヤモンドがあしらわれていても、ベーシックな印象があるので、カジュアルからきちんとしたシーンまで溶け込みそうです。そろそろ迎え入れて、自分の一部のように身につけたいと心をときめかせています」
3.「バーバリー」のメンズトレンチコート…「堂々とした風格をあえてオーバーサイズで着ることで自分らしさを重ねていきたい」スタイリスト 三好 彩さん
伝統的な機能美で輝きを放ち続ける「バーバリー」のトレンチコート。王道ゆえに距離をおいていたという三好さんですが、メンズモデルに今ひときわ惹かれて。
「堂々とした存在感と品格を兼ね備えた一枚は、確かな自信を授けてくれそう。キリッとしたトレンチの面持ちは備えながら、リラックスフィットのメンズモデルは、オーバーサイズの着こなしが様になるところも魅力。ベーシックな名品だからこそ、自分なりの着こなしを工夫して変化を楽しみたい」
4.「グッチ」の『ホースビット ローファー』…「ローファーであってもエレガンスと華やかさが感じられるデザイン性が見事」 ファッション・エディター 川村有布子さん
20代の頃、ローマの「グッチ」で赤の『ホースビットローファー』に惚れ込み入手。愛用していたという川村さん。時を経て最近は、シックカラーの一足に思いを寄せているそう。
「おしゃれの原点回帰をしている今、すらりとしたフォルムと品格のあるデザインに改めて惹かれています。ローファーであっても、端正なだけでなく、エレガンスが感じられるところが秀逸。ドライブにもホテルでのカフェタイムにも、上品な和食店にも映える、絶妙なモデルだと思うのです」
5.「パテック フィリップ」の『カラトラバ』…「いつまでも色褪せないクラシックな佇まいはずっと憧れであり、私の目標」 スタイリスト 望月律子さん
目利きの男女が愛する究極時計として、不動の人気を誇る『カラトラバ』。望月さんも思いを温めているひとりです。
「もう10年くらい、ずっと心の中で憧れ続けています。目立った装飾のないミニマルなラウンドケースでありながら、細部まで完璧な美しさを備え、いつまでも色褪せない存在感を放つのです。今すぐ身につけてももちろん素敵ですが、10年先、20年先もきっと自分を導いてくれるはず。ジュエリー・コーディネートが好きな私にとって、リングなどと合わせても美しく調和する点にも心躍ります」
6.「エルメス」のブーツ『ジャンピング』…「職人の手仕事が生きた気品ある存在感。お手入れをしながらずっと履き続けたい」 エディター 川口夏希さん
川口さんはずっと素敵だと感じていたブーツ『ジャンピング』を、最近迎え入れたばかりです。
「冬のパリで街を歩く女性が、小粋に履きこなしているのを見て購入を決意。白やベージュの服が多い自分のワードローブに、レザーのロングブーツは今までにないアイテムだったので熟考しつつ、店頭で履いてみて、気品のある存在感が着こなしを引き締めてくれることを実感。佇まいも美しく、見ているだけで心が満たされます。年を重ねてもずっと履き続けたいと思える大切な一足です」
7.「ザ・ロウの『イゴール』パンツ…「自分でも惚れ惚れとするパンツ姿を叶えてくれる絶妙なシルエット」 エディター 下村葉月さん
「内面がにじみ出るようなパンツ姿のかっこいい女性が今も昔も憧れ。それを体現できると思うのが、この『イゴール』パンツ。絶妙なワイドストレートレッグが、自力では絶対出せないマチュアなこなれ感と、かっこよくて女らしい理想の佇まいを醸し出してくれるのです」
8.「ジル サンダー」のブラックジャケット…「モダンで抑制のきいたブラックテーラードがいつでも自分を表舞台に」 『Precious』エディトリアル・ディレクター 喜多容子
「しばらく着ていなかった黒ジャケットですが、最近、重要なドレスコードの際に必要性を感じて、『ならば「ジル サンダー」を再び』と思い、購入。クリーンなデザインに、香り立つモード感。まじめすぎると地味になる黒ジャケットも、これなら大人の最適解に」
9.「ロエベ」の『アマソナ』…「端正でありつつ、軽快なシーンにも溶け込む包容力に魅了されています」 エディター 長瀬裕起子
「仕事をもつ女性が、戦友のように大切に使い続けているバッグのかっこよさに心打たれることがあります。そんなイメージを重ね、以前から惹かれているのが『アマソナ』。ソフトなレザーも、ずっと近くに置きたい思いを後押し。多様な場に映えるところも理想的です」
10.「ロロ・ピアーナ」のベビーカシミアニット…「やはりこれしかない!と思える最高品質のカシミア。柔らかな手触りと軽さは至福」 ファッション・エディター 藤田由美さん
「いつも撮影で手にするたびに、最高品質のベビーカシミアだけがもつ、この世のものとは思えない柔らかな手触りと軽さにうっとり。“着ること”=“幸福感” がこんなにも肌に感じられるのは、得難い喜び。並外れて細い繊維なので、ローゲージでも驚くほどの軽さです」
※掲載商品の価格は、税込みです。
問い合わせ先
- ルイ・ヴィトン クライアントサービス TEL:0120-00-1854
- ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク TEL:0120-488-712
- バーバリー・ジャパン TEL:0066-33-812819
- グッチ クライアントサービス TEL:0120-99-2177
- パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL:03-3255-8109
- エルメスジャポン TEL:03-3569-3300
- ザ・ロウ・ジャパン TEL:03-4400-2656
- ジルサンダージャパン TEL:0120-998-519
- ロエベ ジャパン クライアントサービス TEL:03-6215-6116
- ロロ・ピアーナ ジャパン TEL:03-5579-5182
- PHOTO :
- 戸田嘉昭(パイルドライバー)
- STYLIST :
- 望月律子(KIND)
- EDIT :
- 長瀬裕起子、遠藤智子(Precious)

















