細身パンツならではのきちんと感がありながら、膝下の肌を露出することにより、まさに“ちょうどいい抜け感”が手に入るカプリパンツ。モード、カジュアル、フェミニンのテイスト別着こなし術を解説します。

■1:ダーヤ・バラニクは…旬のカプリパンツを採用して定番の黒コーデをアップデート

ヘアをタイトにまとめ、ジャケットの格好良いパワーショルダーを引き立てて。
ヘアをタイトにまとめ、ジャケットの格好良いパワーショルダーを引き立てて。

2025年8月25日、オスロ ファッションウィークにて、シックなブラックコーディネートを披露したインフルエンサーのダーヤ・バラニク。インはほっそり、アウトはゆったりという簡単ルールに従うだけで、黒のなかにメリハリが誕生。また膝下丈のカプリパンツを採用して肌見せすると、黒がのっぺりせずに軽快さを演出することができます。昨年に続き、この秋冬も注目の赤のパンプスを投入し、アイキャッチに。凛としたポインテッドトゥとサテン素材というボールドな赤が黒と相まって、意志あるモードコーディネートが出来上がりました。

■2:ヴィクトリア・トーマスは…カプリパンツとトングサンダルの旬なコンビでカジュアルをしなやかに

白、ネイビー、黒の知的な配色が大人らしさに貢献。
白、ネイビー、黒の知的な配色が大人らしさに貢献。

2025年7月25日、ブリュッセルでスナップされたブロガーのヴィクトリア・トーマス。インに仕込んだ白シャツの襟を、ネイビーポロシャツのデザインのように見せ、クリーンさを引き上げながら奥行きをメイク。アクティブさを備えたポロシャツにマッチさせるように、ボトムはフィット感のあるカプリパンツをセレクト。膝を覆う絶妙丈のパンツならスポーティに寄り過ぎず、理想とするバランスに整います。おなじく旬のトングサンダルを組み合わせ、キレイが共存する大人のカジュアルコーディネートを完成させました。

■3:グレース・ガネムは…華やかフェミニンを程よくカジュアルダウンするデニムカプリパンツ

70sなフリースピリットを感じるフォークロアトップスとカプリパンツを合わせ、リバイバルファッションをエンジョイ。
70sなフリースピリットを感じるフォークロアトップスとカプリパンツを合わせ、リバイバルファッションをエンジョイ。

2025年8月6日、コペンハーゲン ファッションウィークにてキャッチされた、インフルエンサーのグレース・ガネム。レトロなフローラルプリントのトップス、モノグラムのバッグとサンダルを盛り込んでも雑然とせずに好バランスにまとまっているのは、黒のデニムカプリパンツを中心に置いているから。どんな色も受け止める黒、あらゆるテイストにフィットするデニムが威力を発揮して、柄と柄をうまくまとめ上げています。またカプリパンツには、フェミニンなオフショルダートップスをうまくドレスダウンする役割も。肩やデコルテ、膝下の素肌を見せれば抜け感に繋がって、すっきりとした印象に着地。


コーディネートの新たな外し役として迎えたい「カプリパンツ」を使ったスナップをお届けしました。なんだかぱっとしない、というときは、ボトムをカプリパンツに置き換えるだけで瞬時に今っぽさを手に入れることができます。ぜひ、チェックしてみてくださいね。

関連記事

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香