「美肴」って何と読む?「びさかな」ではないですよ!
明日10月2日は『美術を楽しむ日』です。これは複数の美術大学の関連団体が制定した記念日で、「すべての人に美術を身近に感じ会見する機会をもってもらい、美術の素晴らしさと可能性を伝える」という目的が掲げられています。日付は「芸術の秋」と親しまれている季節の「(Be)10(じゅ)2(つ)」の日、という見立てで選ばれました。
ということで、本日は「美」「術」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「美肴」ってなんと読む?
「美肴」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「美味な料理。うまい酒のさかな」という意味です。
<使用例>
「美酒美肴のおもてなしを受け、今夜はとても幸せです」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 美肴(びこう) です。

「肴」は、「酒を飲むときに添えられる食べ物」を指す字です。「「酒(さか=酒の)菜(な=おかず)」という構成の言葉です。珍味や、洗練された料理が用いられることも多いので、「アルコールは苦手だけれど、酒の肴になるようなものは、みな好き」という方も多いですよね。「食欲の秋」でもありますので、おいしいものに関連した言葉のクイズをお送りしました。
さて、二問目は「術」という字の入ったクイズです。
【問題2】「施術」ってなんと読む?、
「施術」という日本語の正しい読み方たをお答えください。
ヒント:「医者が医療の術を行うこと。特に手術を行うこと」という意味です。
<使用例>
「患者の家族として、どのような施術なのかを、しっかりとお聞きしておきたいのです」

さて、正解は?
※画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 施術(せじゅつ/しじゅつ) で、二通りございます。

実は「せじゅつ」も「しじゅつ」もどちらも正しい読み方です。「施術(せじゅつ/しじゅつ)」の意味が「手術(しゅじゅつ)をすること」…と、いろいろとまぎらわしいですね。
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本日は10月2日『美術を楽しむ日』にちなんで、「美」「術」という字の入った日本語から、
・美肴(びこう)
・施術(せじゅつ/しじゅつ)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱