“食卓のダイヤモンド” を堪能する季節が到来!魅惑のひと皿から調味料、焼き菓子まで──満たされる瞬間を求めて「トリュフ」、その奥深き世界
キャビア、フォアグラと並び、世界三大高級食材のひとつ、トリュフ。芳醇な香りと味わいで、古くから多くの人々を魅了してきた憧れの食材は、記念日やハレの日にふさわしい魅惑の料理として、進化し続けています。そんなトリュフの最も美味なる食べ方を追求した麗しいひと皿と、日々楽しめる名品をご紹介します。
東京・南青山「マージ」のキスのクレープ 黒トリュフとバニラ

バターがきいたクレープに、トリュフの香りが際立つバニラソース。甘じょっぱい組み合わせと、ふわふわに火入れされたキスが好相性。残ったソースはパンできれいに拭い取るほど美味! 季節のおまかせコース¥36,300
夏の黒トリュフの最適解 甘い香りのスペシャリテ
人気のフランス料理店「ラ・クレリエール」のシェフが今年8月、新たに移転オープンした「マージ」。シェフ自ら世界や日本各地の生産者を訪ね、選び抜いた食材を全11品のコースで楽しめます。
なかでも「キスのクレープ 黒トリュフとバニラ」は、前店時代からの夏のスペシャリテ。「南半球のオーストラリアで良質な黒トリュフがとれるようになり、日本の料理人が使えるようになったのはここ10年くらい。だからこそ、夏の黒トリュフを使った料理には可能性がある。おもしろい食材だと思います」とシェフ。
3年かかってたどり着いたこの料理は、フランス料理で使われることが少ない初夏が旬のキスがメイン。その繊細な味わいを生かすため、フランスの伝統料理・じゃがいものクレープと合わせ、トリュフ香るバニラソースをかけていただく、魚料理でありながら甘い香りを纏(まと)った記憶に残るひと皿です。
10月は白トリュフ、11・12月は松茸と北半球の黒トリュフを使った料理が登場予定。挑戦し続ける「マージ」の新たなトリュフ料理に注目です。
【店舗情報】「マージ」

- mærge(マージ)
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住所/東京都港区南青山3-8-14 VORT南青山III 1F
TEL/03-6910-5615 - 営業時間/18:00~23:00
- 定休日/日曜、月曜休 要予約
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※価格、内容は2025年9月12日現在のものです。すべて税込みです。別途サービス料がかかる場合があります。
- PHOTO :
- 長谷川 潤、篠原宏明
- EDIT&WRITING :
- 田中美保、奥山碧子(Precious)