“食卓のダイヤモンド” を堪能する季節が到来!魅惑のひと皿から調味料、焼き菓子まで──満たされる瞬間を求めて「トリュフ」、その奥深き世界

キャビア、フォアグラと並び、世界三大高級食材のひとつ、トリュフ。芳醇な香りと味わいで、古くから多くの人々を魅了してきた憧れの食材は、記念日やハレの日にふさわしい魅惑の料理として、進化し続けています。そんなトリュフの最も美味なる食べ方を追求した麗しいひと皿と、日々楽しめる名品をご紹介します。

東京・神楽坂「虎白(こはく)」のトリュフ茶碗蒸し

「虎白」の トリュフ 茶碗蒸し
優しいだしと卵、濃厚なトリュフソースが口の中で混ざり合う!

鰹と昆布のだしをベースに、牛乳やバター、トリュフを加えた風味豊かな「トリュフソース」は、通販でも購入可能。おまかせコース¥49,500。

鰹と昆布の優しいだしと、香り豊かなトリュフの美味なる共演

今年18年目を迎える「虎白」。キャビアやフカヒレ、トリュフといった食材を取り入れた、独創的で革新的な料理のなかでも、「トリュフ茶碗蒸し」は、オープン当初からのスペシャリテ。

ベースは、食材を引き立てる鰹と昆布のだしと、美味しい卵だけで具材はなし。その上に、同じくだしをきかせたトリュフソースをかけ、削ったトリュフを載せた茶碗蒸しは、シンプルながら、優しいだしの風味とトリュフの華やかな香りが一体となった滋味深い逸品。コースのひと品目に登場することもあり、「トリュフのイメージが変わった」と驚かれる方も多いとか。

「食材の香りを大切にしてきた日本料理と、芳醇な香りをもつトリュフは相性がいいんです。土っぽい風味も根菜類に通じるものがあり、だしや卵とよく合います。日本料理の幅を広げてくれる食材です」と店主。10月半ばからは白トリュフを使ったひと皿も登場予定。

【店舗情報】「虎白(こはく)」

虎白(こはく)の店内
 

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※価格、内容は2025年9月12日現在のものです。すべて税込みです。別途サービス料がかかる場合があります。

PHOTO :
長谷川 潤、篠原宏明
EDIT&WRITING :
田中美保、奥山碧子(Precious)