「常に必要以上に良いものをつくる」 ── 「ピアジェ」の創業者であるジョルジュ=エドワール・ピアジェが掲げたメゾンの哲学です。今回も、その言葉を体現する特別な限定モデルが誕生しました。それは手首の上にのる、時を刻むポップアート、『ピアジェ アンディ・ウォーホル ウォッチ「コラージュ」リミテッド エディション』です。

独創的な文字盤の着想源は、ウォーホルの有名なコラージュ作品

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独創的なクッション形ケースに、幾何学的なジェムストーンがあしらわれた文字盤が印象的な『ピアジェ アンディ・ウォーホル ウォッチ「コラージュ」リミテッド エディション』。

1874年にその歴史をスタートさせてから150年以上にわたり、クリエイティブアートからインスパイアされた数々のウォッチやジュエリーを展開してきた「ピアジェ」。

「芸術工芸」という、どこにも「美」の基準の正解値がない繊細なものと、精密であることが求められるウォッチメイキングの真髄を高い次元で融合させた「ピアジェ」のクリエイションは、常にアート界の第一線で活躍する目の肥えた顧客たちを惹きつけてきました。

なかでも、現代アートの巨匠として伝説となったアンディ・ウォーホルは、「ピアジェ」の時計をこよなく愛し、7本以上も所有し愛用していたといいます。

今回登場した『ピアジェ アンディ・ウォーホル ウォッチ「コラージュ」リミテッド エディション』の着想源は、1986年に撮影されたウォーホルの最も有名なポラロイド・コラージュの自画像。

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Andy Warhol, Self-Portrait, 1986 © 2025 The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts. Inc.

このポラロイド・コラージュに響き合うように、豊かな色彩のジェムストーンを抽象的に配した「マルケトリ」装飾(寄木細工のようなアート手法)で、文字盤の中にカラフルなポップアートが息づいています。

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『ピアジェ アンディ・ウォーホル ウォッチ「コラージュ」リミテッド エディション』のスケッチ画。

職人の高度な手仕事がかなえた、カラフルな貴石の四重奏

文字盤のモチーフに採用された「マルケトリ」技法は、伝統的なメティエ・ダール(匠の芸術)で、非常に高度な技術力を要する職人技。

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4種類の貴石を職人の手仕事によって、丁寧に成形、カット、配置して制作される文字盤。

1973年にウォーホル自身が所有していたウォッチと同じブラックオニキスの上に、ナミビア産のイエローサーペンティン、ピンクオパール、グリーンクリソプレーズを薄くスライスしたものが組み合わされています。

搭載されているのは「ピアジェ」が誇る自社製自動巻きムーブメント『501P1』。ムーブメント自体の厚さはわずか3.63mmととても薄く、メゾンの華麗なジュエリーウォッチにも多く採用されているものです。今作ではケースバックはクローズドなので残念ながらその美しい仕上げを見ることはできませんが、裏蓋にはウォーホルの自画像と「ピアジェ」ロゴ、ウォーホルのサインのエングレービングが施され、世界限定50本というレアピースらしい特別感が演出されています。

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『ピアジェ アンディ・ウォーホル ウォッチ「コラージュ」リミテッドエディション』¥12,320,000(予価) ●ケース:イエローゴールド ●ケース径:45mm ●ストラップ:アリゲーター ●ムーブメント:自動巻き  ※世界限定50本

2024年11月に、アンディ・ウォーホル美術財団との公式なパートナー シップを新たに提携した「ピアジェ」。そしてこのクッション形ウォッチに『ピアジェ アンディ・ ウォーホル』という名前を授けました。

この新たな物語をスタートさせるにあたり、メゾンの クリエイティブ ディレクター、ステファニー・シヴリエールと彼女のチームはニューヨークに赴き、財団が公開しているアーカイブを研究し、 展覧会に足を運び、ポップアーティストの広範な作品集について多くの書籍を読み込んだといいます。

ウォーホル作品の魅力を鮮やかに映し出し、表現する『ピアジェ アンディ・ ウォーホル』には、コレクターズピースとして、ウォッチ&ジュエリー界のみならずモダンアート界からも熱い視線が注がれています。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

ピアジェ コンタクトセンター

TEL:0120-73-1874

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この記事の執筆者
東京都出身。大学在学中から雑誌『JJ』などで執筆活動を開始。女性向け本格時計のムックに携わったことから、機械式時計に開眼。『Precious』などの女性誌において、本格時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる。SIHHとバーゼルワールドの取材歴は、女性ジャーナリストとしては屈指のキャリアの持ち主。好きなもの:海、ハワイ(特にハワイ島)、伊豆(特に下田)、桑田佳佑様、白い花、シャンパン、純米大吟醸酒、炊きたてのご飯、たまご、“芽乃舎”の野菜だし、“エルメス”のバッグと“シャネル”の靴、グレーのパーカー、温泉、スパ、素敵旅館、村上春樹、宇野千代先生、神社、日本の陶器(特に唐津焼)、朝ドラ、ドラミちゃん、長文のインタビュー原稿