【目次】
【「塩美容の日」とは?由来】
■「誰が」決めた?
10月14日は「塩美容の日」。無添加塩コスメシリーズ「お守りこすめ」を販売する、合同会社ドクター・プラーナビーが制定した記念日です。洗顔・マッサージ・入浴など、美容面でも様々な使い方のある塩の魅力を多くの女性に伝えることが目的でした。
■「由来」は?
日付は「10」を「い(1)いお(0)しお」(いいお塩)、「14」を「い(1)いし(4)お」(いい塩)と読む語呂合わせを由来としています。
【ビジネス雑談に役立つ「塩美容」と「塩」にまつわる雑学】
■塩美容の効果とは?
塩美容と聞いて、皆さんはどんなスキンケアを連想しますか? 人間は海に棲む生物から進化した生き物とされ、陸上生活となった今も、私たちの体液は海水と同じミネラル成分を含んでいます。そのためか昔から「塩水は肌にいい」と言われ、アトピー性皮膚炎の治療として海水浴が取り入れられることもありました。実際に、塩には塩には古い角質を除去して、肌の保湿成分の浸透を高める作用があり、さらに軽い殺菌効果で肌を清潔に保ちます。また、収れん作用により、毛穴がキュッと引き締まり、肌のキメが整います。特に塩のスクラブ効果で古い角質が除去されると、スキンケアの浸透力がアップし、美肌効果が高まります。
■「塩美容」あれこれ
代表的な塩美容をご紹介しましょう。
・塩風呂
湯船に塩を入れて入浴すると、末梢血管の血行がよくなり、体の芯から温まって、発汗量も大幅アップ。お湯がなめらかになって保湿効果も高まるため、疲労回復や風邪予防にも効果があるようです。お好みでエッセンシャルオイルを併用するのもいいですね。香りによるリラクゼーション効果やリフレッシュ効果が期待できますよ。バスソルトの量は、 一般的な家庭用バスタブ(200リットル)であれば、50g~100g程度(大さじ3~5杯程度)が目安です。湯上がり後はしっかりと、シャワーで塩分を洗い流してくださいね。 浴槽を洗い流すのもお忘れなく。
・ボディーマッサージ
塩が入ったスクラブクリームによるマッサージは、細かい塩の粒子が角質を除去し、肌のターンオーバーを促進する効果があります。特に、ひじ・ひざ・かかとなど、ザラつきやすい部分に適しています。また、塩に含まれるミネラル成分が肌を引き締め、なめらかな質感へ導きます。マッサージに使用する塩は、必ず粒子の細かいタイプを選びましょう。
1)身体を洗ってからバスタブに浸かり、身体をよく温めます。
2)手のひらにスクラブクリームをのせ、肩からおなかにかけて軽いタッチで塗ります。皮膚が厚くて硬いところや、ひじや腰の上のくぼみなどは多めに塗ります。 下半身も同じ要領で、太ももの付け根や足首まわりなどは特に入念に。
3)ごく軽く、円を描くようにマッサージをします。
・ 頭皮のマッサージ
気になる頭皮の汚れや匂いも、塩でスッキリさせることができますよ!塩の成分が頭皮の毛穴に詰まった脂分を溶かし出し、健康な頭皮はもちろん、コシのある髪に導いてくれます。
1)シャンプー後に大さじ1杯程度の塩を頭皮全体にまぶし、指のはらでしっかりと揉みこむようにマッサージします。
2)しばらくして、頭皮から出た脂で指が水をはじくようになったら、よく洗い流します。
3)髪の毛がきしまないように、髪を水で薄めたお酢でよくパッティング。それでも足りない場合は、きちんとトリートメントをします。
頭皮マッサージは、週に1度がおすすめ。使う塩は無添加のものを選びましょう。また、敏感肌の方や傷がある場合は刺激を感じることがあるため、塩の量を少なめにし、必ず無添加の天然塩を使用しましょう。
■天然塩と精製塩の違い
塩には天然のものと、精製した塩があることはご存知ですよね。天然の塩にはミネラルが豊富で、粒子が細かいものが多いため、マッサージにも使いやすいのが特徴です。保湿、血行促進、肌のバリア機能を効果的にサポートしてくれます。一方で精製塩とは、不純物を取り除いた純度の高い塩(食塩)のこと。角質除去や毛穴の汚れ除去には使えますが、肌の潤いは奪いやすく乾燥しやすいため、敏感肌には向きません。美容目的で使用する場合は、天然塩の方がミネラルを豊富に含み、肌に優しいので、断然おすすめです。
■塩風呂に適した塩は?
塩風呂に使用する塩は、種類によってミネラルの含有量や効果が異なります。比較的手に入りやすい塩をご紹介しますので、自分の目的に合った塩を選んでください。
塩の種類 特徴 効果的な使用方法
天然塩 ミネラルが豊富で、肌にやさしい 基本の塩風呂におすすめ
岩塩 鉄分やマグネシウムを多く含む 発汗を促進し、デトックス効果◎
エプソムソルト 塩ではなく硫酸マグネシウム 筋肉の疲労回復やリラックス効果
死海の塩 カルシウム・カリウムを豊富に含む 保湿&肌トラブルのケアに最適
粗塩(にがり塩) にがり成分が多く、肌にピリッと刺激がある 入浴剤として少量使用がおすすめ
※肌が敏感な方は、精製塩ではなくミネラルを多く含む天然塩を選ぶと、肌への負担が少なくなります。また、入浴時に塩を直接肌にこすりつけると刺激が強いため、しっかりお湯に溶かしてから使用するのがポイントです。また、エプソムソルトは塩という名前がついていますが、実際は“硫酸マグネシウム”で、発汗・筋肉疲労回復に優れています。
■塩風呂の効果的な入り方と注意点
塩風呂の効果を最大限に引き出すための、4つのポイントに注意してください。
・温度は38~40℃のぬるま湯がベスト → 高温だと肌への負担が大きくなる
・長時間の入浴は避ける → 10~20分程度が理想的
・入浴後はシャワーで塩を洗い流す → 皮膚に塩分が残ると乾燥しやすくなる
・入浴後はしっかり保湿をする → 肌がデリケートな状態になるため
塩風呂に入ると血行がよくなって発汗が促されます。入浴前後にはコップ1杯の水を飲むことをおすすめします。
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塩を使ったスキンケアは、自宅で簡単にできるうえに、美肌効果も期待できます。ただし、肌質によっては刺激になることもあるため、塩の種類や使用頻度を調整することが大切。適度な使用と保湿ケアを心がけて、塩美容を楽しんでくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- 参考資料:合同会社ドクター・プラーナビー(https://e-omamori.jp/?srsltid=AfmBOoqj6IQgvUALOGzejWaGHP-fMk9D9TUkGNU5Hk9WYAZ9WeBov8PJ) /宮古島の雪塩「塩屋」(https://www.ma-suya.net) /塩百科 | 健康と料理を豊かにする塩の情報サイト(https://shio.mikawa.farm) :