「しんしみ」ではありません!「身嗜み」ってなんと読む?
明日は10月の第2月曜日、令和7年の『スポーツの日』ですね。『スポーツの日』は祝日法で「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」とされています。個人としては、スポーツを通して心身の健康をつちかう事が求められている形ですね。
それを踏まえて、本日は「心」「身」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「得心」ってどういう意味?
「得心(とくしん)」という日本語の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:神仏を信じる心
2:利己的な計算
3:納得すること

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 3:納得すること です。

「得」という字には「手に入れる」「わかる」「もうけ。とく」などの意味がございます。「得心(とくしん)」では「わかる」という意味を表しており、「よくわかって承知すること。納得すること」を意味します。使い方としては「得心できた」「得心がいく」というような形です。
では、二問目は「身」という字の入った日本語クイズです。
【問題2】「身嗜み」ってなんと読む?
「身嗜み」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「人に不快感を与えないよう、言動や服装を整えること。また、その心がけ」「身分・境遇に応じて身につけておくべき教養や技芸」などの意味で使われる言葉です。
<使用例>
「彼はいかにも営業職らしく、常に身嗜みがきっちりしているわ」

さて、正解は?
※画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 身嗜み(みだしな-み) です。

「みだしなみ」という言葉は当たり前に使い、意味ももちろん理解している、しかし、どういう言葉なのか深く考えた事はない…というケースがあるようです。「身にそなえた嗜み(社会性や教養)」という構成で「身嗜み(みだしな-み)」です。
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本日は10月13日、令和7年の『スポーツの日』にちなんで、「心」「身」という字の入った日本語から、
・得心(とくしん)
・身嗜み(みだしな-み)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/内閣府ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱