星野リゾートが運営する「リゾナーレ」は、土地の個性を生かしたデザインと体験を通して、その地域ならではの魅力に出合えるリゾートホテルブランド。その8施設目となる「リゾナーレ下関」が、2025年12月、関門海峡を望むウォーターフロントに開業しました。

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「リゾナーレ下関」外観

全187室が海峡ビューという恵まれたロケーションを最大限に生かし、客室、ダイニング、アクティビティのすべてに“海峡”というテーマを貫いています。滞在そのものが、この土地の風景や文化を味わう時間へと昇華される設計が魅力です。

本記事では、実際に宿泊したPrecious.jpライターが、客室やレストラン、アクティビティなどについて詳しくご紹介します。

海峡を楽しみ尽くす滞在を叶える「リゾナーレ下関」

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フロント

福岡空港から電車と新幹線を乗り継いで下関駅へ。下関駅からタクシーで5分ほどで「リゾナーレ下関」に到着します。

館内は青を基調にした、海の中のようなイメージ。デザインを手がけたのは、「代官山T-SITE/蔦屋書店」や「GINZA PLACE」などで知られるデザインユニット「クライン ダイサム アーキテクツ(KDa)」です。

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広々としたロビーエリア
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リゾナーレ下関限定の商品や、山口の名産品なども並ぶショップ

KDaは居心地のよい空間デザインを得意とし、また訪れたくなるような場所づくりに取り組んでいるといいます。開放感にあふれるフロント前やロビーエリアにはさまざまなサイズの椅子やソファが点在し、まさに居心地のよさを最大限感じられる空間設計。

目の前の海を眺めながら、カフェやショップで購入したドリンクやスイーツ、スナックを楽しむひとときは格別です。

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    ホテル全体で船をイメージ
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    随所に曲線を取り入れたデザイン

ホテル全体を外から見ると、船をイメージしたビジュアルになっています。横から見ると波打つような外観も特徴的で、随所に曲線を取り入れた優美なデザインが特徴です。

もともと下関は曲線を取り入れたデザインの建物が多いということで、外観のデザインを担当した「日本設計」街になじむようにという部分も意識して設計されたのだそう。

デザインからも海を想起させるところが、まさに「海峡のデザイナーズホテル」です。

館内のくつろぎスペース

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ブックス&カフェ
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秘密基地のような人気のくつろぎスペース

滞在の導入となるのが、海峡を感じながら思い思いに過ごせる「ブックス&カフェ」。海や旅にまつわる書籍に手を伸ばし、コーヒーを片手にゆったりとした時間を楽しめます。観光へ出かける前の計画タイムにも、チェックイン後のひと息にも心地よい空間です。

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「カップケーキセット」¥1,000(税込み)

ここでいただいたのは「カップケーキセット」。手で持ってパクっといただける小さなカップケーキとドリンクのセットです。カップケーキのフレーバーは3種類あり、「レモン紅茶」をセレクト。ホットのスペシャルラテとともにいただきました。

ほかにもカフェでは、ジェラートやクッキーなどのスイーツや、アルコールを含むドリンクが用意されています。

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ふぐビーチ

ブックス&カフェから目の前の大きな窓越しに見えるのが、下関らしさを象徴するユニークなスペース「ふぐビーチ」です。

砂が一面に敷かれたプライベートビーチのような空間で、子どもはもちろん大人もくつろぐことができます。テイクアウトメニューを手に、そのまま海峡を眺める時間も魅力のひとつです。

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なみなみテラス

くつろげる空間はほかにも。波を思わせる造形が印象的なテラス空間「なみなみテラス」です。芝生やソファ席が配され、関門海峡を一望できる開放的なロケーションが広がります。

朝は爽やかな潮風を浴び、昼は光きらめく水面を眺め、夜は海峡の灯りを楽しむ…時間帯によって異なる表情を見せてくれるのが魅力です。

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なみなみテラスから望む景色
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なみなみテラスから見たホテル外観

もちろん、ここにもブックス&カフェでテイクアウトしたスイーツやドリンクを持ち込んでOK。暖かい季節には、ぜひお好きな場所を見つけてくつろいで。

なみなみテラスからは、関門海峡はもちろん、向こう岸の九州まで見渡すことができます。ちょうど対岸となる福岡の門司港には、2026年7月に「BEB5門司港 by 星野リゾート」が開業する予定ですので、海をはさんだ両エリアがますます盛り上がりそうですね。

全室海峡ビュー!プライベートビーチのような「海峡カバナスイート」を拝見

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海峡カバナスイート

全187室は9タイプ。すべての客室は、関門海峡の海の色から着想を得たエメラルドグリーンを基調としています。

中でも目玉となるのが「海峡カバナスイート」です。

室内には砂浜を思わせるスペースが設けられ、まるでプライベートビーチを持つかのような設計になっています。「カバナ」の名の通り、リゾートの浜辺にいるような開放感を味わえます。

フェリーや船舶が目の前を行き交うダイナミックな眺望も大きな魅力です。日没後は対岸の灯りがきらめき、夜更けには静寂に包まれます。客室にいながら、刻々と移ろう海峡の時間を体感できます。

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海峡カバナBOX
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ベッド

この客室限定で用意されているのが、「海峡カバナBOX」。様々な種類の貝殻と望遠鏡のセットです。

貝殻を耳に当てて音を聞いたり、望遠鏡で最上階から眺める海峡の景色を楽しんだりと、まさに海峡を満喫できるBOXになっています。

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客室「デラックスフォース」に宿泊
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カップやソーサーは萩焼

今回宿泊したのは、最大4名まで滞在できる客室「デラックスフォース」。こちらも、インテリアは海の色を感じさせるデザインで統一されています。窓辺のソファスペースは、時間を忘れてくつろげる空間です。

自由に使えるカップやソーサーは客室と同じトーンの色味が美しい萩焼のもの。気に入ったらフロント横のショップで購入もできます。

下関ならではのふぐ尽くしコースが楽しめるメインダイニング「OTTO SETTE SHIMONOSEKI」

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メインダイニング「OTTO SETTE SHIMONOSEKI」

メインダイニング「OTTO SETTE SHIMONOSEKI(オットセッテ シモノセキ)」も注目です。

イタリア語で「OTTO」は8で、「SETTE」は7を意味します。「OTTO SETTE」の名前は、OTTO SETTE始まりの地である八ヶ岳と、ダイニングを支える7人の達人を表しています。

リゾナーレブランドの中で八ヶ岳、那須、トマムにもあり、こちらの「OTTO SETTE SHIMONOSEKI」のコンセプトは「Il Fascino Di Fugu(イル ファッシノ ディ フグ)」。イタリア語で「ふぐの魅力」を意味しています。

コンセプト通り、下関名物・ふぐをイタリア料理に昇華させたコースが提供されます。

海の中の泡をイメージしたようなライトや、紫色のグラデーションがかかったカーテンが幻想的な空間を演出しています。日が落ちるディナータイムには、深海のような雰囲気になるそう。

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前菜「ふぐのカルパッチョ 柑橘のスキーマ」
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メイン料理「ふぐの白子と牛フィレ肉」

コースは前菜からメインまで、食感や味わい、温度の変化を楽しみながらふぐを味わえる構成になっています。「ふぐ=和の高級食材」というイメージを超えた、新しいアプローチが体験できます。

デザートまで含めて全9皿のディナーコース(大人 ¥18,000、7〜11歳 ¥12,600、4〜6歳 ¥9,000)の中から、今回特別に前菜である「ふぐのカルパッチョ 柑橘のスキューマ」と、メインディッシュの「ふぐの白子と牛フィレ肉」の2品をいただきました。

「ふぐのカルパッチョ 柑橘のスキューマ」は、繊細なふぐを、イタリア料理の王道・カルパッチョとしてアレンジした一品。3種のハーブが織りなす爽やかな香りが、ふぐ本来の旨味をより一層際立たせていました。仕上げにふわりと重ねられた山口県で生産が盛んな柑橘「長門ゆずきち」のスキューマが、口当たりに軽やかさを添えます。

「ふぐの白子と牛フィレ肉」は、香ばしくムニエルに仕立てたふぐの白子と、しっとりやわらかな牛フィレ肉を合わせた贅沢な一皿です。アンチョビとふぐの魚醤を忍ばせた焦がしバターソースが深いコクを生み出し、ふたつの素材をなめらかにつなぎます。異なる旨味が調和する、力強さと繊細さを併せ持つ味わいです。

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温州みかんでつくられたワイン
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ペアリングのセレクション

料理に寄り添うワインや、山口県で盛んに造られている日本酒を揃えたペアリング(¥8,800/税・サービス料込み)も提案してもらえます。

取材時は冬のメニューでしたが、2026年3月18日(水)からは、春のメニューに切り替わります。今回ご紹介した前菜・メインディッシュに加え、筍の瑞々しい歯ごたえとふぐの旨味を堪能するパスタなどが登場するそうなので、こちらもお楽しみに。

種類豊富なふぐ料理も提供するビュッフェダイニング「PUKU PUKU」

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ビュッフェダイニング「PUKU PUKU」

もうひとつの食の舞台がビュッフェダイニング「PUKU PUKU」です。

夕食では、「ふぐ市場」と称してふぐ料理が並ぶコーナーが設けられています。「骨付きふぐ入り ブイヤベース」「ふぐ入り とんちゃん鍋」「ふぐ焼売」「ふぐ飯」など、なかなか他では見られない多彩なふぐ料理が並んでいました。

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ビュッフェでも多彩なふぐ料理が
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骨付きふぐのから揚げ

ライブキッチンでは、「骨付きふぐのから揚げ」も。自家製タルタルソースをあわせていただきます。揚げたてのから揚げはカラッと揚がっていて、子どもでも食べやすい一品。

朝食ビュッフェでも「瓦そば」など地域食材を活かしたラインナップが用意され、下関らしさを感じられる内容になっています。

関門海峡の景色と溶け合うインフィニティプールで絶景を楽しむ

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インフィニティプール

施設内のあらゆる場所から海峡ビューを楽しめるリゾナーレ下関ですが、外せないのが海峡とひと続きに見える設計のインフィニティプールです。空と海の境界が溶け合い、まるで海に浮かんでいるかのような感覚を味わえます。

インフィニティプールは温泉のように温かいため、湯気がたちのぼっていました。寒い季節に訪れたため、こちらのプールで全身温まると、室内のプールになかなか戻れなくなります。

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インフィニティプールから見える日の出

朝焼けや夕景、夜景など、時間帯ごとに異なる景色を楽しめるのも魅力です。筆者は日の出を見ることができました。

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アクティビティ「海峡アクアウォーク」

日の出が見られたのは、朝一で行われているアクティビティに参加したから。2026年4月14日(火)までの期間、6:45~7:30で毎日開催されている、室内プールの一番奥にある水深110cmのプールで行うアクティビティ「海峡アクアウォーク」です。

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水深110cmのプールの中でストレッチを行う
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ストレッチのあとには夏みかんと生姜のホットドリンクをいただける

宿泊者の大人限定のプログラムでは、水の中で、水の抵抗を感じながら全身を動かしたり伸ばしたりするストレッチを行います。朝から全身をほどよく使い、心地よい疲労を感じられました。

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ふぐプール

また、ファミリー旅なら、小さな子どもでも楽しめる「ふぐプール」もおすすめ。インフィニティプールの手前にある全天候型の室内プールで、ふぐのデザインの遊具やウォータースライダーが設置されています。

カラフルなふぐプールと、絶景が楽しめるインフィニティプールで、大人も子どもも楽しめる空間になっています。

アクティビティやドリンクセットで「海峡」を楽しむ

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海峡ナイトラウンジセット

夜は海峡の夜景を前に、ドリンクやおつまみとともにくつろぐ時間を楽しみたいもの。波音と灯りに包まれながら過ごすひとときは、日中とはまた違う静かな贅沢を感じさせてくれます。

ブックス&カフェで19:00~22:00の間に提供されているコンテナ船をイメージしたドリンクセット「海峡ナイトラウンジセット」は、屋内のカフェスペースではもちろん、屋外のなみなみテラスなどでも楽しめます。

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「はじめての関門海峡」船乗り場
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「はじめての関門海峡」で乗る船

船に乗り、関門海峡の特徴やルールを学ぶ「はじめての関門海峡」も、ぜひ参加したい体験プログラム。30分のクルーズを通して、ホテルスタッフがクイズなどを織り交ぜながら関門海峡の魅力を楽しく伝えてくれます。

観光地として“眺める”だけでなく、海峡そのものを理解することで、翌日の景色の見え方も変わります。

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船から見る関門海峡

関門海峡は、1日に4回も潮の流れの向きが変わるという世界でも非常に珍しい特徴を持っています。日本海と瀬戸内海の境目に位置し、潮の満ち引きのタイミングにあわせて海面の高さの変化の幅が異なるため、こういったことが起こるのだそう。

平安時代末期にこの地で起きた有名な「壇ノ浦の戦い」では、関門海峡の激しい潮流の変化が勝敗の決定打となったという説もあります。

ちなみにリゾナーレ下関の室内プールに設置されているウォータースライダーは、関門海峡の潮の流れの速さと同じ時速約18kmで設計されているそう。そんな小話なども交えながら、30分のクルーズはあっという間でした。


関門海峡という唯一無二のロケーション、ふぐを中心とした食体験、海とつながるプールやアクティビティ。

リゾナーレ下関は、ただ泊まるための場所ではなく、“海峡を遊び尽くす拠点”でした。下関観光と組み合わせながら、この地の象徴である海峡を五感で体験する旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。

問い合わせ先

  • リゾナーレ下関
  • 料金/1泊 ¥21,000~(2名1室利用時1名あたり、税込み、食事別)
  • TEL:050-3134-8093(リゾナーレ予約センター)
  • 住所/山口県下関市あるかぽーと4番1号

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この記事の執筆者
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WRITING :
小林麻美