連載「Tomorrow Will Be Precious!」明日への希望をアクションに変えるPrecious People
明日への希望をアクションに変える方たちの活動に注目し、紹介する「Precious」連載【Tomorrow Will Be Precious!】では今回、大阪で照明デザイン会社「wakka」を営む照明デザイナー・久保綾佳さんにインタビュー!
新卒で住宅設備会社に入り、ショールームで明かりを含めた住まいの提案を経験したことをきっかけに、照明の道へ。今では独立して自身の会社を経営し、商業施設からオフィス、分譲マンションの共用部、個人宅までさまざまな場所の照明をプランニングしています。2023〜2025年まで3年連続で御堂筋のイルミネーションもデザインし、大阪万博に向けて街を盛り上げる一助を担った久保さんに、これまでのキャリアやこれからの展望について詳しくお話しをうかがいました。
【Osaka】住宅にオフィス、街全体までも照らす。人の心に明かりを灯す、光の演出家
「学生の頃から “光” が生み出すものに惹かれていて、『この窓からどんな光が差し込むのだろう』などと想像を巡らせることがありました。新卒で住宅設備会社に入り、ショールームで明かりを含めた住まいの提案をしていましたが、もう少し深掘りできたらと思い、照明のデザイン事務所に転職したのです」
そこでの主な仕事は、複合施設やホテルなどのライティング提案。事務所のトップによる基本計画に沿ってCADのソフトを使って具現化していくもので、さまざまなパターンの図面を引き、照明の知識を深めていった。
「転機は御堂筋イルミネーションです。事務所がコンペでとってきた案件で、それまでの建築照明とは一風変わったプロジェクト。『イルミネーションのことは任せる』と言われて、ほぼひとりで担当していました。上の指示で動くのではなく、自らの意見がリアルに反映されるのがすごく楽しくて。それが自信につながり、独立することにしました。今は、商業施設からオフィス、分譲マンションの共用部、個人宅までのいろんな場所の照明をプランニングしています。御堂筋のイルミネーションも、’23〜’25年まで3年連続でデザインしました。梅田から難波まで約4キロのまっすぐな道をどう演出するのか。万博に向けて街を盛り上げるために、前回の1970年の大阪万博と今回の’25年をつなぐ演出をしました。もっと人々を巻き込みたいという気持ちも芽生えて、’24〜’25年ではワークショップを行ったのもいい経験になりました」
今後は地方にも出かけて、街の明かりを灯すような仕事ができたらと考えている。
「まずは地元・奈良で光のイベントなどを企画して、地域の活性化に関わることができたら。光って不思議なもので、真っ暗な場所にポツンと灯っているだけで、自然と人が集まってくるのですよね。社名の『wakka』は “輪っか” です。人とのつながりを大切に、輪を広げていければ幸せだなと思っています」
◇久保綾佳さんに質問
Q 朝起きていちばんにやることは?
近所の天神橋筋商店街の珈琲店で買った豆を挽いてコーヒーをいれます。深煎りが好み。
Q 人から言われてうれしいほめ言葉は?
「いい笑顔しているね!」。仕事でもプライベートでも楽しまないと損だなと思い、過ごしているので。
Q 急にお休みがとれたらどう過ごす?
温泉地に旅行に行きたい。兵庫県の城崎温泉など。
Q 仕事以外で新しく始めたいことは?
英会話。ワークショップに海外の方がいらして、もっと話したいと思いました。
Q 10年後の自分は何をやっている?
いろんなジャンルの人々とチームを組んで、仕事を発展させている。
Q 自分を動物に例えると?
猫。新しいことが好きなのと、そのときの気分でさまざまな仕事を請け負うこともあるので。
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- PHOTO :
- 香西ジュン
- 取材 :
- 木佐貫久代

















