1912年に誕生して以来、「カルティエ」のウォッチメイキングにおける歴史を彩ってきたトノー(樽)形ウォッチの名品『トーチュ』。2024年に特別な限定モデルとして登場し大きな注目を集めましたが、今回、レギュラーコレクションとして華麗に再登場を果たしました!
「フォルムのウォッチメーカー」を象徴する優美なシルエット
かねてから「フォルムのウォッチメーカー」と自らを定義してきた「カルティエ」ですが、2026年の新作発表ではさらに進化。「Watchmaker of Shapes, Master of Crafts」をテーマに掲げ、メゾンがウォッチメイキングにおいて探究し続ける時計のシェイプ、フォルムと、サヴォアフェール(匠の技)が融合した、実に多彩な新作の数々を発表し圧倒的な存在感を示しました。
なかでも今回ご紹介する『トーチュ』は、「フォルムのウォッチメーカー」を象徴する伝説的なコレクションで、近年は時計愛好家たちから憧憬を集めてきました。というのは、『トーチュ』は、1998年から2008年まで展開されていた『CPCP(コレクション プリヴェ カルティエ パリ)』、そして2024年、その後継的なコレクションである『カルティエ プリヴェ』、いずれもハイクラスな本格機械式ウォッチコレクションからの登場だったから。
時計に造詣が深いPrecious世代から、しばしば「『CPCP』の『トーチュ』を買っておけばよかった」という声を聞いてきました。実は私もそのひとりなので、レギュラーコレクションとなることを待ち望んでいた多くの女性たちに、こうしてこの記事をお届けできることが嬉しくてたまりません!
伝統と革新の融合から生まれる至高のクラシカルモダン
今回、レギュラーコレクションとして新たに誕生した『トーチュ』は、その優美なフォルムを継承しながら、メゾンのクリエイションスタジオによって新たなモダニズムを得ています。そのポイントとなるのが、メゾンのウォッチの伝統的なコードと新しいコードを融合させたクラシカルモダンなディテール。
バゲットカットダイヤモンドをセッティングしたラージモデル以外の文字盤は、『トーチュ』を象徴的するローマ数字のインデックスを残しながらも、ギョウシェ彫りに代わり、より立体感をもたらすスタンピングのモチーフに。また、秒を刻む「ミニッツトラック」は、クラシカルなレイルウェイデザインからドットが連なるラインへ変更されました。
■1:極上のフェミニニティを奏でるミニモデル
■2:よりモダンな印象を漂わせるスモールモデル
■3:スモールモデルからはシンプルなイエローゴールドケースも!
■4:プラチナケースにバゲットカットダイヤモンドが輝くラージモデル
今回は「カルティエ」からレギュラーコレクションとして誕生した『トーチュ』をご紹介しました。次回は、「エルメス」のアイコンのひとつ、『ケープコッド』から登場したミニモデルの新作をお届けする予定です。お楽しみに!
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト

















