東京エディション虎ノ門の地上階に位置する「Gold Bar at EDITION(ゴールド バー アット エディション)」。

禁酒法時代以前のアメリカのクラシックカクテル黄金期にインスパイアされたこちらのバーで、新たなカクテルジャーニーが幕を開けました。新メニューのテーマは「WHAT IF?(もしも?)」。

昨年就任したバーマネージャー、アンドレイ・マルク氏が導く、既成概念を再構築するカクテルをPrecious.jpライターが実際に体験。メニューとあわせてご紹介します。

焼杉の黒とゴールドのアクセント。日常を離れる探求の場所「ゴールド バー アット エディション」

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ゴールド バー アット エディション内観

地上階に位置するこのバーは、日本の伝統技法である「焼杉」にインスパイアされた黒塗りの木材仕上げと、ゴールドのアクセント、黒大理石のカウンターが見事に調和した空間が印象的です。

5メートルの高さを誇る天井の下、火曜・水曜にはローテンポのジャズやソウル、木曜から土曜にはDJによるプレイが空間を彩り、ゲストを日常から切り離された探求の場へと誘います。

アンドレイ・マルク氏が「カクテルは単なる飲み物ではなく、体験や物語、さらには“問い”にさえなり得る」と語る通り、この場所では一杯のカクテルが固定観念を覆す知的な驚きへと繋がっています。

問いから形へ、形から体験へ。「WHAT IF?」が描く世界

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「WHAT IF?」

今回登場した新しいシグネチャーカクテルメニュー「WHAT IF?」。メニュー冊子自体も、存在感を放っていました。

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「WHAT IF?」のメニュー冊子。ブラックライトを照らす前
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ブラックライトを照らすと、ビジュアルや文字が浮かび上がる仕掛け

通常の光の下で開くと、余白の多いページに文字のみのシンプルな構成。しかし、ブラックライトを当てると一変!

アルゼンチン人アーティストのマリアーノ・ペッチネッティ氏によるイラストレーションと、ドイツ・ベルリン在住のグラフィックデザイナーである磯見貴幸氏によるグラフィックデザインが融合した、カクテル名とアートが浮かび上がる仕掛けが施されているのです。

構成は、ひとつのページに対してひとつの「問い」が提示され、それに対する「造形・ビジュアルとしての答え」と「カクテルとしての答え」の2種類が示される形式。どのようなカクテルに仕上がっているのか、メニューを見ただけではわからないようになっています。

だからこそ、提供されたときの驚きはひとしお。「この問いは、この味になるのか!」というサプライズ感も楽しめる仕掛けとなっていました。

再構築されたシグネチャーカクテルで視覚と味覚のコントラストを楽しむ

提供されるカクテルは、いずれも「既知を未知へと変換する」驚きに満ちています。

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「ネオ(ン)東京スリング」¥2,900

例えば「もしも、東京がサイバーパンクシティだったら?」という問いから生まれたカクテルが、「ネオ(ン)東京スリング」。100年前のシンガポール・スリングをテクノロジーとネオンが交錯する現代の都市像として再解釈した一杯。飲みやすいさっぱりとした味わいになっていました。

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ブラックライトで変化する色を楽しめます

ブラックライトを照らすと、まさに「ネオン」のような輝き。視覚的にも楽しい仕掛けとなっています。

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「カラブリア風カプレーゼ」¥2,900
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他のカクテルにもブラックライトを照らしたくなります

「もしも、見た目は青いのに味は赤かったら?」という問いを体現した「カラブリア風カプレーゼ」は、地中海を思わせる鮮やかなブルーの外観でありながら、口に含むとトマトの“赤い旨味”が広がるこのカクテル。バジルやチリ、モッツァレラソリューションを用いて再構築されたマルガリータです。

ほかのドリンクも色が変わるのでは?と、ついついブラックライトを当ててしまいます。ほんのりとした違いですが、色味の変化を楽しめました。

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左から「罠チョコ」「スター☆サムライ」各¥2,900、「星が降り注ぐほどのキス」¥3,200

ほかにも意外性のある問いと答えがいっぱい。「スター☆サムライ」は、「もしも、あのクエンティンがアニメを作ったら?」という問いに対する答えのカクテル。パッションベリー風味の白ウォッカとピスコを用い、東洋と西洋の融合をミルクウォッシュの手法で洗練させたトロピカルフレーバーが特徴です。

「もしも、甘そうなのに酸っぱかったら?」と問いかける「罠チョコ」は、贅沢なチョコレートの印象を裏切る明るい酸味のウイスキーサワーとして構成。愛に形を与えたという「星が降り注ぐほどのキス」では、桜やローズの香るスパークリングワインの中でラズベリーソルベが溶けゆく、情緒的な移ろいを楽しむことができますよ。


東京エディション虎ノ門の「ゴールド バー アット エディション」が提示した「WHAT IF?」は、クリエイティビティにあふれた挑戦的なメニュー。視覚的な美しさと、それを覆す緻密なフレーバー設計、そしてブラックライトの下で浮かび上がるアートワーク。そのすべてが連動し、ゲストに新しい視点を与えてくれます。

黒い輝きに包まれた空間で、あなただけの「答え」を探してみてはいかがでしょうか。

※掲載商品の価格は、すべて税・サービス料込みです。

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この記事の執筆者
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WRITING :
ミノシマタカコ
EDIT :
小林麻美