【目次】

【「ナッツの日」とは? 意味・いつなのかを解説】

■「いつ」?

「ナッツの日」は7月22日です。

■「誰が」決めた?「意味」は?

この記念日は、ナッツの魅力や栄養価を広く知ってもらい、夏場の食生活に取り入れてもらうことを目的として、日本ナッツ協会によって制定されました。「ナッツ」と聞くと、おつまみのイメージが強いかもしれませんが、アーモンドやくるみ、カシューナッツ、ピスタチオなど、さまざまな種類があり、近年は健康食品としても注目されています。料理やお菓子の材料としても幅広く利用され、私たちの日常にも身近な存在ですね。


【なぜ7月22日?「ナッツの日」の由来と制定の背景】

■なぜ7月22日?「由来」

7月22日の「ナッツの日」は、「7(ナ)・22(ッツ)」という語呂合わせに由来しています。

■「日本ナッツ協会」とは?

「ナッツの日」を制定した日本ナッツ協会は、ナッツ類の普及や品質向上、正しい知識の啓発などを目的とする業界団体です。「ナッツの日」もその活動の一環として制定され、ナッツの魅力や栄養価を広く知ってもらうことを目的としています。

■記念日制定の背景は?

栄養バランスがよくミネラル分も豊富なナッツ類は、夏バテ対策に最適でビールのおつまみにもぴったり。そこで、日本ナッツ協会は「夏にナッツ」「(土用の)鰻もよいけどナッツもね」という意味も込めて、7月22日を「ナッツの日」に選んだそうです。「夏場の食生活にナッツを取り入れてほしい」と呼びかけています。


【ナッツとは? 木の実の種類一覧】

■そもそも「ナッツ」とは?

ナッツとは、一般的に硬い殻に包まれた木の実や種子の総称です。食品としては、アーモンドやくるみ、カシューナッツ、ピスタチオなどをまとめて「ナッツ」と呼んでいます。一方で、植物学上の「ナッツ」と食品としての「ナッツ」は必ずしも一致しません。例えば、アーモンドは種子、カシューナッツは果実の種子を食用にしたものですが、いずれも食品としてはナッツに分類されています。

■代表的なナッツの種類

代表的なナッツには、次のようなものがあります。

アーモンド
くるみ
カシューナッツ
ピスタチオ
マカダミアナッツ
ヘーゼルナッツ
ペカンナッツ
ブラジルナッツ

それぞれ風味や食感が異なり、そのまま食べるほか、お菓子やパン、料理などにも幅広く利用されています。


【ナッツに含まれる栄養素|食物繊維・ビタミンE・不飽和脂肪酸】

■食物繊維やビタミンEが豊富

ナッツ類には、食物繊維やビタミンE、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。特にアーモンドはビタミンEを多く含むことで知られ、くるみにはオメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)が含まれています。種類によって含まれる栄養素に違いがあるため、複数のナッツを組み合わせて楽しむこともできます。

■不飽和脂肪酸を含む

ナッツ類は脂質を多く含みますが、その脂肪酸組成は種類によって異なり、オレイン酸やリノール酸、α-リノレン酸などの不飽和脂肪酸を含むものがあります。不飽和脂肪酸は、健康的な食生活を支える脂質として知られており、近年は間食としてナッツを取り入れる人も増えています。ただし、ナッツはエネルギー量も高いため、「体によいから」と食べ過ぎず、適量を心がけてくださいね。

■毎日のおやつにもおすすめ

食塩や油を加えていない素焼きのナッツなら、おやつとしても取り入れやすいですね。携帯しやすく、そのまま食べられるため、間食にも取り入れやすい食品です。


【ナッツは1日何粒が目安? 食べ過ぎを防ぐポイント】

■1日の目安は「ひとつかみ」程度

ナッツの適量は、年齢や身体活動量、そのほかの食事内容などによって異なり、一律に「1日何粒」と決められているわけではありません。厚生労働省と農林水産省の「食事バランスガイド」では、間食を含む菓子・嗜好飲料は1日200kcal程度が目安とされています。ナッツを間食として食べる場合も、商品の栄養成分表示を確認し、ほかの食事とのバランスを考えて量を調整しましょう。

■食べ過ぎには注意

ナッツは栄養価が高い一方で、脂質を多く含むためエネルギー量も高めです。たとえば、アーモンド25gは、ご飯約100gとほぼ同じカロリー。適量を意識しましょう! また、塩味の付いた商品は塩分を摂り過ぎる原因になることもあるため、無塩タイプを選ぶのもいいですね。

■アレルギーにも気を付けて

くるみやカシューナッツなどのナッツ類は、食物アレルギーの原因となることがあります。くるみは2023(令和5)年、カシューナッツは2026(令和8)年4月に、食品表示法に基づいて表示が義務付けられる「特定原材料」に追加されました。初めて食べる種類のナッツや、小さな子どもに与える場合は、体調の変化に注意しながら少量から試すことが大切です。


【ナッツと豆の違いとは? ピーナッツはナッツではない?】

■ピーナッツは「豆」の仲間

名前に「ナッツ」と付いているピーナッツですが、植物学上はマメ科ラッカセイ属の植物です。花が咲いたあと、地中で実をつけることから「落花生(らっかせい)」とも呼ばれます。一方、一般的に「ナッツ」と呼ばれるアーモンドやくるみ、ヘーゼルナッツなどは、木になる実や種子です。

■食品としてはピーナッツも「ナッツ」の一種

植物学上は豆の仲間ですが、栄養価や食べ方、加工方法などがほかのナッツ類と似ていることから、食品業界ではピーナッツもナッツ類として扱われることが少なくありません。そのため、お店の売り場や「ミックスナッツ」の商品にも、ピーナッツが入っていることがあります。

つまり、「ピーナッツは、植物学上は豆、食品としてはナッツの仲間として扱われることが多い」と考えるとわかりやすいですね!


【「ナッツの日」に知っておきたい豆知識】

■ナッツは古代から貴重な食べ物だった

ナッツ類は古くから保存食として利用されただけでなく、神事や催事の供物としても大切にされてきました。たとえばクルミの歴史は古く、紀元前7000年頃から人類が古くから食用にしてきたナッツのひとつだといわれています。また、アーモンドの起源は4000年以前の地中海沿岸地方のヨルダンとされています。

■ナッツが伝来したのは?…日本にも自生するクルミがある

イランを原産地とするペルシャグルミは2000年前から栽培されており、これが地中海を渡ってヨーロッパに伝えられ、その名が付けられました。その後、中国(胡)、朝鮮を経由して日本に伝わったことから、「胡桃(くるみ)」の名が付いたといわれています。

日本にはテウチグルミといって、手で割れるクルミがあります。これは豊臣秀吉が朝鮮出兵のとき従軍した信濃の人がクルミの種を持ち帰り、後にシナノグルミ(信濃の菓子クルミ)となったとされています。その原種はやはりペルシャグルミと考えられているんですよ。

※諸説あります

■「世界ナッツ・ドライフルーツ会議」とは

ナッツは世界中で生産・消費されており、世界のナッツ・ドライフルーツ産業に関わる国際団体「International Nut and Dried Fruit Council(INC)」は、業界関係者が集まる年次大会「INC Congress」を開催しています。栽培や流通、栄養に関する最新情報が共有されるなど、世界的にも注目されている食材です。

■ナッツの保存方法は?

ナッツに含まれる脂質は酸化しやすいため、開封後は高温多湿や直射日光を避けて保存しましょう。空気に触れるほど酸化が進みやすくなるため、開封後は袋の口をしっかり閉じるか密閉容器に移し、商品の表示に従って保存してください。そして、高温になる夏場は、必要に応じて冷蔵保存も検討してください。おいしく食べるためにも、できるだけ早めに食べ切るのがおすすめです。

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栄養豊富なナッツは、適量を守れば毎日の食生活に気軽に取り入れやすい食材です。「ナッツの日」をきっかけに、身近な食材であるナッツの魅力を改めて見直してみませんか。お気に入りのナッツを見つけてみたり、歴史や種類、栄養について知れば、毎日の食生活がさらに楽しくなりそうです。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
参考資料:『日本国語大辞典』(小学館) /『デジタル大辞泉』(小学館) /『デジタル大辞泉プラス』(小学館) /『日本大百科全書 ニッポニカ』(小学館) /『世界大百科事典』(平凡社) /日本ナッツ協会(http://www.jna-nut.org) /農林水産省「ナッツ」(https://www.maff.go.jp) /文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」(https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_00001.html) /カリフォルニアくるみ協会(https://www.californiakurumi.jp) :