酒場ではお酒を飲まないことには始まらない。「うちはスナックに近い店」と園子ママは言うが、そこはバー。お酒の品揃えは基本にこだわり、シングルモルトを中心にバランスよく並べる。
長谷川さんのお気に入りは通好みのアイラモルト
そして長谷川さんが必ず注文するのも、アイラ島のシングルモルト『ラフロイグ』のソーダ割り。
薬品のような香りにドライな後味と、強烈な個性を持つため好き嫌いがわかれるこのアイラモルトを長谷川さんは愛する。その理由は
「食後に飲むとすっきりするから」
と、なんとも明快。彼女もまた『ラフロイグ』のソーダ割りのように、さっぱりとした性格の持ち主であることがわかる。
「筋トレになりそう(笑)」と長谷川さんがいうほど、これに限らず『BAR 園駒』のドリンクはたっぷり。お酒好きの園子ママゆえ、量は多めに、が信条らしい。
男性のバッグはオーセンティックなニュアンスがあるといい
一息ついたところで、スナックへ一緒に行く男性に身に着けてほしいアイテムも尋ねた。
「このお店の場合、かしこまっていないけれど、粋な大人が多いんです。だからカジュアルな中に正統感のあるアイテムを持ってほしいですね」
バッグブランドのPRだけあって、最初に目が行くのはバッグ。
曲線と直線のバランスが見事なクラッチバッグは、牛革を使用し、大人が持つに相応しい。
「ラフなスタイルでも、クラッチを持っていると洒脱さが出ますよね。これは色が深いブルーで遊び心を感じさせるし、スタイリングもしやすいと思います」
会社帰りに立ち寄ったとしても、長谷川さんの視線はバッグを捉える。
「個人的にマチ幅が狭いバッグを持っている人の方が、仕事ができそうに感じるんです」
そんな彼女のお眼鏡に適ったのが、スマートなシルエットのブリーフバッグ。
ミニマムなハンドルやフラップの先端をノンステッチで仕上げるなど、細部に至るまで普遍的な美しさを感じさせる。自立し、コンパクトながらビジネスユースにも耐えうる充実した内装も魅力だ。
会話上手なママがいる店に魅力を感じる
最後に長谷川さんが通いたくなるスナックの基準を聞いた。
「カラオケのある賑やかなお店もいいけれど、会話を楽しみたい時はここのようなお店がぴったり。いろんなスナックやバーに行って感じたのは、会話に入ってくるのが上手なのは圧倒的に女性なんです。だからママがいる店が基本かなぁ。男性と一緒の2軒目も同性のママがいると、安心感もありますよね」
『BAR 園駒』は19:00〜21:00まではカウンターの中は園子ママ一人だが、21:00〜は園子ママのご主人であるマスターとの二人体制に。そして深夜には園子ママは店を出る。だから女性の心をほぐすには園子ママのいる浅い時間、マスターと男同士の会話を楽しみたい時は深い時間と使い分けるのも手だ。
女性と一緒に、一人で、と異なるシチュエーションで使える店を持っておくことは、きっと夜の楽しみを増やしてくれるはずだ。
【BAR 園駒】
問い合わせ先
- 住所:東京都世田谷区駒沢2-12-14 1F
- 営業時間:19:00〜27:00
定休日:日・祝
席料:800円(お通し1品付き)
メニュー:ウィスキー(ダブル)・カクテル1,200円~、輸入ビール1,000円、ボトルワイン5,000円ほか
掲載商品お問い合わせ先
- ティーアンドエル TEL:03-6455-5520
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- TEXT :
- 津島千佳 ライター・エディター
- PHOTO :
- 田中麻以