【目次】
- 「セルフメディケーションの日」とは? 意味・いつなのかを解説
- なぜ7月24日? 「セルフメディケーションの日」の由来と制定の目的
- セルフメディケーションとは? 意味やセルフケアとの違い
- OTC医薬品とは? 処方薬との違いや正しい選び方
- セルフメディケーションで対応できる症状・医療機関を受診すべき症状
- セルフメディケーション税制とは? 対象商品や控除を受ける条件
- セルフメディケーションを実践するためのポイントと注意点
- 「セルフメディケーションの日」に知っておきたい健康管理の豆知識
【「セルフメディケーションの日」とは? 意味・いつなのかを解説】
■「いつ」?
「セルフメディケーションの日」は、7月24日です。
■「誰が」制定した? 「意味」は?
「セルフメディケーションの日」は、薬局、ドラッグストアなどで販売されているOTC医薬品(一般用医薬品など)のメーカーで構成される団体、日本OTC医薬品協会によって制定された記念日です。一般社団法人 日本記念日協会により認定・登録もされています。セルフメディケーションの重要性を広く知ってもらい、一人ひとりが日頃から健康管理を意識するきっかけとなることを目的としています。
【なぜ7月24日? 「セルフメディケーションの日」の由来と制定の目的】
■なぜ7月24日?
この記念日には、「セルフメディケーションを『1日24時間、1週間では毎日の7日間』実践してほしい」という「日本OTC医薬品協会」の願いが込められています。健康は日々の積み重ねによって支えられることから、「24時間」と「7日間」にちなみ、7月24日が選ばれたというわけです。
■「日本OTC医薬品協会」とは?
日本OTC医薬品協会は、OTC医薬品(一般用医薬品)の製造・販売を行う企業で構成される業界団体です。OTC医薬品の適正使用の普及や啓発活動のほか、セルフメディケーションに関する情報発信などにも取り組んでいます。
■記念日制定の背景は?
日本では、高齢化の進展に伴い、健康寿命の延伸や医療費の適正な利用が社会的な課題となっています。こうしたなか、軽い体調不良は自分で適切に対処し、日ごろから健康づくりを心がける「セルフメディケーション」の重要性を広く知ってもらうため、この記念日が制定されました。
【セルフメディケーションとは? 意味やセルフケアとの違い】
■そもそも「セルフメディケーション」とは?
世界保健機関(WHO)は、セルフメディケーションを「自分自身の健康に責任をもち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義しています。自分の健康は自分で守ることを基本とし、からだの軽い不調や健康への不安を感じたときは、OTC医薬品(一般用医薬品)などを活用しながら、自ら適切に対処するという考え方です。
■「セルフケア」との違いは?
セルフケアとは、からだの不調や健康への不安を感じたときだけでなく、健康なときから病気を予防し、健康の維持・増進や管理を行うことを指します。たとえば、食生活の見直しや運動、十分な睡眠、ストレス管理などがこれに当たります。
【OTC医薬品とは? 処方薬との違いや正しい選び方】
■OTC医薬品とは?
「OTC」は「Over The Counter」の略で、もともとカウンター越しに販売されていた薬に由来します。医師の処方箋がなくても、薬局やドラッグストアなどで購入できる医薬品の総称です。風邪薬や解熱鎮痛薬、胃腸薬、目薬、湿布薬など、さまざまな種類があり、軽い症状の改善や健康管理に役立てられています。
■医療用医薬品との違いや正しい選び方
医師が診察したうえで処方する医薬品を処方薬と言います。一方、OTC医薬品は、基本的には自分で症状を判断し、必要に応じて薬剤師や登録販売者に相談しながら購入・使用する医薬品です。そのため、使用前には添付文書をよく読み、用法・用量を守ることが大切です。
■OTC医薬品を選ぶときのポイント
OTC医薬品を選ぶ際は、自分の症状に合った薬を選ぶことが基本です。なお、「第1類医薬品」や「要指導医薬品」は、副作用などに特に注意が必要なため、購入時に薬剤師から情報提供や説明を受ける必要があります。また、持病がある人や妊娠中・授乳中の人、ほかの薬を服用している人も、購入前に薬剤師や登録販売者へ相談すると安心です。症状が長引く場合や悪化する場合は、自己判断を続けず、医療機関を受診しましょう。
【セルフメディケーションで対応できる症状・医療機関を受診すべき症状】
■セルフメディケーションで対応できる症状
セルフメディケーションは、比較的軽い症状や一時的な体調不良への対処を目的としています。例えば、かぜのひき始め、軽度で一時的と考えられる頭痛や発熱、胃もたれや軽い下痢や便秘など、また、花粉症などのアレルギー症状、軽い擦り傷や切り傷などは、添付文書を確認し、必要に応じて薬剤師や登録販売者に相談したうえで、OTC医薬品を利用することがあります。
■医療機関を受診したほうがよい症状
強い胸痛や息苦しさ、意識がおかしい、突然の激しい頭痛などがある場合は、緊急性が考えられます。迷わず救急要請や救急相談を検討してください。症状が長引く、悪化する、OTC医薬品を使用しても改善しない場合も、自己判断を続けず医療機関を受診しましょう。
■迷ったら薬剤師や登録販売者へ相談を
症状に合う薬が分からない場合や、病院を受診すべきか迷う場合は、薬局やドラッグストアの薬剤師・登録販売者に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、自分に合った対応を選びやすくなります。
【セルフメディケーション税制とは? 対象商品や控除を受ける条件】
■セルフメディケーション税制とは?
セルフメディケーション税制とは、健康の維持や病気の予防に取り組む人が、対象となるOTC医薬品を購入した場合に、一定額を所得から控除できる制度です。正式名称は「セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)」と言います。
■対象となる医薬品は?
対象となるのは、厚生労働省が定めたスイッチOTC医薬品などです。一部の商品には、パッケージにセルフメディケーション税制の対象であることを示す識別マークが表示されています。対象商品を購入した際はレシートにも記載されるため、確定申告に備えて保管しておきましょう。
■控除を受ける条件は?
控除を受けるには、申告する本人が、その年に健康診断や予防接種など一定の取り組みを行い、対象医薬品の年間購入額が1万2,000円を超えている必要があります。生計を一にする配偶者や親族のために購入した対象医薬品の費用も合算できます。
控除額は、対象医薬品の購入額から1万2,000円を差し引いた金額で、上限は8万8,000円です。ただし、健康診断や予防接種そのものにかかった費用は、この税制の控除対象にはなりません。また、通常の医療費控除とは併用できず、どちらか一方を選択します。
【セルフメディケーションを実践するためのポイントと注意点】
■日ごろから自分の健康状態を把握する
セルフメディケーションを実践するには、まずは自分の体調の変化に気づくことが大切です。毎日の体調や生活習慣を見直し、健康診断なども定期的に受けながら、健康状態を把握しておきましょう。
■OTC医薬品は正しく使用する
OTC医薬品は、用法・用量や使用上の注意を守って使用することが大切です。特に複数の医薬品を併用する場合は、成分が重複することもあるため、添付文書を確認し、不安な場合は薬剤師や登録販売者に相談しましょう。
■無理をせず医療機関を受診する
セルフメディケーションは、軽い症状への対応を目的としたものです。症状が改善しない場合や悪化した場合、強い痛みや高熱などがある場合は、自己判断を続けず、早めに医療機関を受診することが大切です。
【「セルフメディケーションの日」に知っておきたい健康管理の豆知識】
■お薬手帳やアプリを活用しよう
処方薬だけでなく、OTC医薬品の購入・服用状況も記録しておくと安心です。紙のお薬手帳や電子お薬手帳(アプリ)を活用すれば、薬の重複や飲み合わせの確認に役立ちます。
■「かかりつけ薬剤師・薬局」を持とう
薬について気軽に相談できる「かかりつけ薬剤師・薬局」があると安心。体質や服薬状況を継続的に把握してもらえるため、自分に合ったOTC医薬品を選ぶ際のアドバイスも受けやすくなります。
■OTC医薬品にも使用期限がある
OTC医薬品にも使用期限があります。家庭に常備している薬は定期的に確認し、使用期限が切れたものや、保管状態が悪いものは使用を避けましょう。高温多湿や直射日光を避けて保管することも大切です。
■薬だけに頼らないことも大切
セルフメディケーションは、薬を飲むことだけを意味するものではありません。十分な睡眠やバランスのよい食事、適度な運動など、日頃の生活習慣を整えることも、健康を維持するうえで欠かせない取り組みです。
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健康な毎日は、日々の小さな積み重ねから生まれます。「セルフメディケーションの日」は、自分の健康と向き合うきっかけを与えてくれる記念日。毎日の生活習慣を整えながら、必要に応じてOTC医薬品や専門家の力も上手に活用し、自分らしい健康づくりにつなげていきたいですね。
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- Precious.jp編集部
- 参考資料:『日本国語大辞典』(小学館) /『デジタル大辞泉』(小学館) /『デジタル大辞泉プラス』(小学館) 日本OTC医薬品協会(https://www.jsmi.jp) /厚生労働省「ニュース&インフォメーション セルフメディケーション税制を知っていますか!? ~平成29年1月から特定の医薬品購入に対する新しい税制が始まります~」(https://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/2016/12_03.html) /日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/) :

















